【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数  7

主要な連結子会社の名称は、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しているため省略しております。

(2)非連結子会社の名称

電材運輸㈱

(連結の範囲から除いた理由)

非連結子会社は、小規模であり、総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額) 及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1) 持分法を適用した関連会社数  0

(2) 持分法を適用しない非連結子会社の名称

電材運輸㈱

(持分法を適用しない理由)

持分法を適用していない非連結子会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社の決算日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

  その他有価証券

a 市場価格のない株式等以外のもの

時価法を採用しております(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。)。

b 市場価格のない株式等

移動平均法による原価法を採用しております。

②  デリバティブ

時価法を採用しております。

③  棚卸資産

通常の販売目的で保有する棚卸資産

評価基準は主として原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しております。

a 製品・仕掛品  

主として個別法による原価法を採用しております。

ただし碍子については主として月別総平均法による原価法を採用しております。

b 原材料  

主として月別総平均法による原価法を採用しております。

 

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

①  有形固定資産(リース資産を除く)

定率法によっております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)、並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。

建物及び構築物    5~50年

機械及び装置     5~10年

②  無形固定資産(リース資産を除く)

定額法によっております。ただし、ソフトウエア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

③  リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

④  投資不動産

定率法によっております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)、並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は、以下のとおりであります。

建物及び構築物    15~47年

 

(3) 繰延資産の処理方法

社債発行費は支出時に全額費用として処理しております。

 

(4) 重要な引当金の計上基準

①  貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権・破産更生債権等については財務内容評価法を採用し、回収不能見込額を計上しております。

②  賞与引当金

従業員の賞与に充てるため、支給見込額を計上しております。

③  役員賞与引当金

役員の賞与に充てるため、支給見込額を計上しております。

④  役員退職慰労引当金

役員に対する退職慰労金支給に充てるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。

⑤  工事損失引当金

当連結会計年度末の手持工事のうち損失の発生が見込まれるものについて、将来の損失に備えるため、その損失見込額を計上しております。

 

(5) 退職給付に係る会計処理の方法

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、発生時に一括費用処理しております。

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。

③ 小規模企業等における簡便法の採用

連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

 

(6) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループの主要な事業における主な履行義務の内容及び収益を認識する通常の時点は以下のとおりです。なお、製品の販売契約における対価は、製品に対する支配が顧客に移転した時点から概ね1年以内に回収しており、重要な金融要素は含んでおりません。

① 電力・通信インフラ事業

電力及び通信用の鉄塔、鉄構、架線金物等の製作・販売、碍子及び樹脂製品等の製作・販売を行っており、顧客との販売契約に基づき製品を引き渡す履行義務を負っております。当該履行義務は、製品を引き渡すことにより、顧客に当該製品に対する支配が移転し履行義務が充足されると判断し、製品を引き渡した一時点で収益を認識しております。なお、多くの取引では、製品の出荷時から支配が顧客に移転される時までの期間は数日間程度であるため、「収益認識に関する会計基準の適用指針」第98項の出荷基準等の取扱いを適用し、出荷時に収益認識しています。

工事契約に係る収益には、主に地中送電設備及び通信鉄塔設備工事の請負が含まれ、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。なお、進捗度を合理的に見積もることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しております。

② 交通インフラ事業

道路設備及び鉄道をはじめとする交通システム材料等の製作・販売を行っており、顧客との販売契約に基づき製品を引き渡す履行義務を負っております。当該履行義務は、製品を引き渡すことにより、顧客に当該製品に対する支配が移転し履行義務が充足されると判断し、製品を引き渡した一時点で収益を認識しております。なお、多くの取引では、製品の出荷時から支配が顧客に移転される時までの期間は数日間程度であるため、「収益認識に関する会計基準の適用指針」第98項の出荷基準等の取扱いを適用し、出荷時に収益認識しています。

工事契約に係る収益には、主に道路設備工事の請負が含まれ、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。なお、進捗度を合理的に見積もることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合は、原価回収基準にて収益を認識しております。

 

(7) 重要なヘッジ会計の方法

① ヘッジ会計の方法

原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、特例処理の要件を満たしている金利スワップについては、特例処理によっております。

② ヘッジ手段とヘッジ対象

(ヘッジ手段) (ヘッジ対象)

金利スワップ 借入金の利息

③ ヘッジ方針

借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップ取引を行っており、投機目的のデリバティブ取引は行っておりません。

すべて実需取引に基づき、経理担当部門で行っております。

④ ヘッジ有効性評価の方法

ヘッジ手段及びヘッジ対象に関する重要な条件がほぼ同一であり、かつヘッジ開始時及びその後も継続して相場変動又はキャッシュ・フロー変動をほぼ相殺するものと想定することができるため、ヘッジ有効性の判定は省略しております。

 

(8) のれんの償却方法及び償却期間

のれんの償却については、5年間の定額法により償却しております。

 

(9) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなります。

 

 

(重要な会計上の見積り)

(固定資産の減損)

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

継続して営業損失が計上されている資産グループである会津工場の固定資産(帳簿価額1,800,755千円)について、減損の兆候があると判断しておりますが、減損損失の認識の判定において、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がその帳簿価額を上回ったため、減損損失を認識しておりません。

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、原則として管理会計上の区分に従ってグルーピングしております。

減損の兆候がある資産又は資産グループについて、減損損失の認識の判定を行い、減損損失を認識すべきであると判定した場合は帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。

会津工場では、電力会社向けに電柱等に付属する碍子を製造しておりますが、碍子製品については、電気代や燃料費等の製造コストの高騰を販売価格に転嫁することの困難性や設備の老朽化による製造コストの増加を理由に収益性が悪化していることから減損の兆候があると判断しております。

減損損失の認識の判定における割引前将来キャッシュ・フローは、将来の事業計画を基に算定しております。将来の事業計画には販売数量・販売単価、顧客情報に基づく市場予測、新製品の開発、製造コストの動向及び設備投資による生産性改善向上に関するコスト削減の見込み等が含まれており、顧客別・品種別の販売見込数量の確保や販売価格の上昇、適切な人員配置と生産計画で原価改善による費用削減、歩留り率の向上と老朽化した生産設備の更新と再配置による生産性改善向上の状況を前提に作成しております。

当該将来の事業計画に基づき割引前将来キャッシュ・フローを算定した結果、会津工場の資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回っているため、減損損失の認識は不要と判断しております。

重要な仮定は不確実性を伴い、今後の事業環境の変化により、事後的な結果と乖離が生じることがあります。その場合、新たに減損の兆候に該当する資産または資産グループが生じることがあり、また、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合には、翌連結会計年度において減損損失が発生する可能性があります。

 

(連結貸借対照表関係)

※1 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

投資有価証券(株式)

5,109千円

5,109千円

 

 

※2  土地の再評価

当社は、土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)及び土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律(平成13年3月31日公布法律第19号)に基づき、2002年3月31日に事業用の土地の再評価を行っております。

なお、再評価差額については、土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律(平成11年3月31日公布法律第24号)に基づき、当該再評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。

・再評価の方法

土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第3号に定める固定資産税評価額により算出

 

・再評価を行った年月日

2002年3月31日

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

再評価を行った土地の期末における時価と再評価後の帳簿価額との差額

△2,221,902千円

△1,543,522千円

(うち、投資不動産に係る差額)

(928,797千円)

(943,305千円)

 

 

※3 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

建物

2,115,948千円

(211,222千円)

2,020,913千円

( 197,657千円)

構築物

3,560 〃

(240 〃 )

3,009 〃

(169 〃 )

機械及び装置

78,110 〃

(59,492 〃 )

81,227 〃

(64,936 〃 )

土地

6,647,542 〃

(971,785 〃 )

6,752,072 〃

(971,785 〃 )

投資有価証券

885,508 〃

( ― 〃 )

1,401,451 〃

( ― 〃 )

投資不動産

1,572,587 〃

( ― 〃 )

1,520,240 〃

( ― 〃 )

11,303,257 〃

(1,242,740 〃 )

11,778,914 〃

(1,234,548〃 )

 

 

担保付債務は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

1年以内返済予定の長期借入金

700,000千円

(174,000千円)

2,075,000千円

(813,500千円)

長期借入金

2,275,000 〃

(675,750 〃 )

1,750,000 〃

(92,500〃 )

2,975,000 〃

(849,750 〃 )

3,825,000 〃

( 906,000〃 )

 

上記のうち、( )内書は工場財団抵当並びに当該債務を示しております。

 

 4 受取手形割引高及び受取手形裏書譲渡高

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

受取手形裏書譲渡高

4,119

千円

2,909

千円

 

 

※5  期末日満期手形等の会計処理については、手形交換日又は決済日をもって決済処理しております。

 なお、当連結会計年度の末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形等が、期末残高に含まれております。

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

受取手形

16,071千円

電子記録債権

8,062 〃

支払手形

10,977 〃

電子記録債務

31,062 〃

 

 

 

※6  当社グループは、設備投資資金の効率的な調達を行うため取引銀行とコミット型シンジケートローン契約および実行可能期間付タームローン契約を締結しております。

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

コミット型シンジケートローン
の総額

2,000,000千円

2,000,000千円

借入実行残高

― 〃

2,000,000 〃

差引額

2,000,000 〃

― 〃

 

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

実行可能期間付タームローン
の総額

500,000千円

―千円

借入実行残高

500,000 〃

― 〃

差引額

― 〃

― 〃

 

 

(連結損益計算書関係)

※1  顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は下記のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

役員報酬

202,252

千円

188,793

千円

給料手当

566,769

 〃

557,211

 〃

賞与引当金繰入額

87,935

 〃

82,909

 〃

役員賞与引当金繰入額

140,780

 〃

152,140

 〃

退職給付費用

56,151

 〃

64,319

 〃

役員退職慰労引当金繰入額

12,994

 〃

12,096

 〃

減価償却費

97,986

 〃

93,938

 〃

研究開発費

248,419

 〃

257,745

 〃

 

 

※3  一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

248,419

千円

257,745

千円

 

 

※4  期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損(△は戻入益)が売上原価に含まれております。

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

16,136

千円

4,475

千円

 

 

 

※5  固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

土地

千円

12,705

千円

 

 

※6 事業構造改善費用

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

生産体制の最適化や資産の有効活用の一環として、当社会津工場の生産機能集約に関連する費用を計上しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

(千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

当期発生額

192,938

 1,344,574

組替調整額

税効果調整前

192,938

1,344,574

税効果額

△65,151

△419,105

その他有価証券評価差額金

127,787

925,468

退職給付に係る調整額

 

 

当期発生額

△34,390

△7,593

組替調整額

△11,886

3,983

税効果調整前

△46,276

△3,609

税効果額

14,160

1,104

退職給付に係る調整額

△32,115

△2,504

その他の包括利益合計

95,671

922,963

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,200,000

1,200,000

 

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

33,587

86

33,673

 

(変動事由の概要)

単元未満株式の買取りによる増加 86株

 

3.新株予約権等に関する事項

 該当事項はありません。

 

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年6月29日
定時株主総会

普通株式

233,282

200

2022年3月31日

2022年6月30日

 

(注) 1株当たり配当額には、記念配当100円が含まれております。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月29日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

233,265

200

2023年3月31日

2023年6月30日

 

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,200,000

1,200,000

 

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

33,673

33,673

 

 

3.新株予約権等に関する事項

 該当事項はありません。

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年6月29日
定時株主総会

普通株式

233,265

200

2023年3月31日

2023年6月30日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月27日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

314,908

270

2024年3月31日

2024年6月28日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1  現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

現金及び預金

8,410,564千円

8,861,603千円

預入期間が3か月超の定期預金

△187,028 〃

△90,308 〃

現金及び現金同等物

8,223,535 〃

 8,771,294 〃

 

 

2  重要な非資金取引の内容

ファイナンス・リース取引に係る資産及び債務の額は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

ファイナンス・リース取引に係る
資産及び債務の額

14,281千円

9,685千円

 

 

 

(リース取引関係)

ファイナンス・リース取引

所有権移転外ファイナンス・リース取引

(1) リース資産の内容

・有形固定資産

主として、事務所棟・工場棟(建物)及び生産設備(機械及び装置)であります。

・無形固定資産

主として、事務管理用のソフトウエアであります。

(2) リース資産の減価償却方法

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用については主に短期的な預金等に限定し、また、資金調達については、銀行借入や社債発行により調達しております。デリバティブは、借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行っておりません。

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である受取手形及び売掛金並びに電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。また、投資有価証券である株式は、主に取引先企業との業務又は資本提携等に関する株式であり、市場価格の変動リスクに晒されています。

営業債務である支払手形及び買掛金並びに電子記録債務は、全てが、1年以内の支払期日です。

借入金、社債は、主に短期的な運転資金、設備投資に係る資金調達を目的としたものであり、償還日は決算日後、最長で5年後であります。このうち一部は、金利の変動リスクに晒されております。

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

① 信用リスク(取引先の契約不履行に係るリスク)の管理

当社グループは、与信管理基準に従い、営業債権について、取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理

当社グループは、投資有価証券について、四半期ごとに時価を把握し、取締役会に投資有価証券の時価を含んだ財務報告をしております。デリバティブ取引については、経理規程に従って、実需の範囲で行うこととしております。

③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

当社は、各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、売上高の1.5ヶ月間相当の手許流動性を維持することにより流動性リスクを管理しております。

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては、変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

   前連結会計年度(2023年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

  投資有価証券
   その他有価証券

    株式

2,238,242

2,238,242

資産計

2,238,242

2,238,242

社債(1年内償還予定の社債を含む)

1,195,000

1,191,727

△3,272

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

3,091,800

3,094,201

2,401

リース債務(1年内返済予定のリース債務を含む)

1,468,573

1,386,720

△81,852

負債計

5,755,373

5,672,649

△82,723

 

(※1)現金及び預金、受取手形、電子記録債権、売掛金、支払手形及び買掛金、電子記録債務、短期借入金のこれらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

(※2)市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

前連結会計年度(千円)

非上場株式

26,715

優先株式

50,000

 

 

   当連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

  投資有価証券
   その他有価証券

    株式

 3,832,766

 3,832,766

 

資産計

3,832,766

3,832,766

 

社債(1年内償還予定の社債を含む)

400,000

399,003

 △996

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

4,258,600

4,252,718

△5,881

リース債務(1年内返済予定のリース債務を含む)

1,398,740

1,273,058

△125,682

負債計

6,057,340

5,924,779

△132,560

 

(※1)現金及び預金、受取手形、電子記録債権、売掛金、支払手形及び買掛金、電子記録債務、短期借入金のこれらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

(※2)市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

当連結会計年度(千円)

非上場株式

 27,923

優先株式

 50,000

 

 

(注1)金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年3月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

8,410,564

受取手形

241,888

電子記録債権

1,019,421

売掛金

3,481,402

合計

13,153,276

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

8,861,603

 ―

受取手形

214,293

 ―

 ―

 ―

電子記録債権

734,384

売掛金

3,893,670

合計

13,703,952

 

 

(注2)社債、長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額

   前連結会計年度(2023年3月31日)

区分

1年以内
(千円)

1年超2年
以内
(千円)

2年超3年
以内
(千円)

3年超4年
以内
(千円)

4年超5年
以内
(千円)

5年超

(千円)

  短期借入金

100,000

  社債

795,000

100,000

300,000

  長期借入金

783,200

2,008,600

100,000

100,000

100,000

  リース債務

79,908

78,481

79,015

74,679

47,749

1,108,738

合計

1,758,108

2,187,081

479,015

174,679

147,749

1,108,738

 

 

   当連結会計年度(2024年3月31日)

区分

1年以内
(千円)

1年超2年
以内
(千円)

2年超3年
以内
(千円)

3年超4年
以内
(千円)

4年超5年
以内
(千円)

5年超

(千円)

  短期借入金

40,000

  社債

100,000

 300,000

 ―

 ―

  長期借入金

2,208,600

300,000

 1,650,000

 100,000

 ―

  リース債務

80,003

80,537

76,201

49,271

49,489

 1,063,237

合計

2,428,603

680,537

1,726,201

149,271

49,489

1,063,237

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

2,238,242

2,238,242

資産計

2,238,242

2,238,242

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

 3,832,766

 ―

 ―

 3,832,766

資産計

3,832,766

 ―

 ―

3,832,766

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

社債(1年内償還予定の社債を含む)

1,191,727

1,191,727

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

3,094,201

3,094,201

リース債務(1年内返済予定のリース債務を含む)

1,386,720

1,386,720

負債計

5,672,649

5,672,649

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

社債(1年内償還予定の社債を含む)

 ―

399,003

 ―

 399,003

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

4,252,718

4,252,718

リース債務(1年内返済予定のリース債務を含む)

1,273,058

1,273,058

負債計

5,924,779

5,924,779

 

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

投資有価証券

上場株式の時価は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

 

社債(1年内償還予定の社債を含む)

社債は元利金の合計額を、当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

長期借入金は元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値によって算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

リース債務(1年内返済予定のリース債務を含む)

リース債務は元利金の合計額を、同様のリース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2023年3月31日)

 

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

取得原価
(千円)

差額
(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

  株式

2,064,145

911,161

1,152,984

  その他

4,068

1,980

2,088

小計

2,068,213

913,141

1,155,072

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

  株式

246,744

295,497

△48,752

小計

246,744

295,497

△48,752

合計

2,314,958

1,208,638

1,106,319

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

 

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

取得原価
(千円)

差額
(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

  株式

3,639,151

1,173,104

2,466,047

  その他

5,940

1,980

3,960

小計

3,645,091

1,175,084

2,470,007

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

  株式

 265,598

284,712

△19,114

小計

 265,598

284,712

△19,114

合計

 3,910,690

1,459,796

2,450,893

 

 

2.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度において、減損処理を行った有価証券はありません。

当連結会計年度において、減損処理を行った有価証券はありません。

なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、30~50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び連結子会社は確定給付型の制度として退職一時金制度を設けております。また、当社は既年金受給者及び受給待機者を対象とする規約型企業年金制度を設けております。一部の連結子会社は確定拠出制度に加入しております。

当社及び一部の連結子会社は、東京都電設工業企業年金基金に加入しており、これは、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができない制度であり、確定拠出制度と同様に会計処理しております。

なお、連結子会社及び吸収合併した旧会津碍子株式会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。

 

2.確定給付制度(簡便法を適用した制度を除く。)

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

(千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

退職給付債務の期首残高

1,808,248

1,811,708

勤務費用

107,114

108,428

利息費用

19,649

19,030

数理計算上の差異の発生額

34,162

△3,243

退職給付の支払額

△157,465

△154,611

退職給付債務の期末残高

1,811,708

1,781,312

 

 

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表

(千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

年金資産の期首残高

40,039

27,366

期待運用収益

数理計算上の差異の発生額

△227

△2,869

事業主からの拠出額

退職給付の支払額

△12,445

△6,874

年金資産の期末残高

27,366

17,622

 

 

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

(千円)

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

積立型制度の退職給付債務

14,090

7,104

年金資産

△27,366

△17,622

 

△13,275

△10,518

非積立型制度の退職給付債務

1,797,617

1,774,207

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

1,784,341

1,763,689

 

 

 

退職給付に係る負債

1,784,341

1,763,689

退職給付に係る資産

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

1,784,341

1,763,689

 

 

(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

(千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

勤務費用

107,114

108,428

利息費用

19,649

19,030

期待運用収益

数理計算上の差異の費用処理額

△11,886

△3,983

過去勤務費用の費用処理額

その他

確定給付制度に係る退職給付費用

114,877

123,475

 

 

 

(5) 退職給付に係る調整額

退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は、次のとおりであります。

(千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

過去勤務費用

数理計算上の差異

46,276

3,209

合計

46,276

3,209

 

 

(6) 退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は、次のとおりであります。

(千円)

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

未認識過去勤務費用

未認識数理計算上の差異

△3,038

△6,248

合計

△3,038

△6,248

 

 

(7) 年金資産に関する事項

①年金資産の主な内訳

年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

現金及び預金

100%

100%

合計

100%

100%

 

 

②長期期待運用収益率の設定方法

年金資産は極めて僅少なリスクしか負わない現金及び預金等による運用を指示していることから、長期期待運用収益率はゼロと見込んでおります。

 

(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

割引率

1.1%

1.1%

長期期待運用収益率

0.0%

0.0%

 

 

3.簡便法を適用した確定給付制度

(1) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

(千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

退職給付に係る負債の期首残高

309,174

286,327

退職給付費用

22,321

8,736

退職給付の支払額

△45,168

△29,201

退職給付に係る負債の期末残高

286,327

265,861

 

 

(2) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

(千円)

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

非積立型制度の退職給付債務

286,327

265,861

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

286,327

265,861

 

 

 

退職給付に係る負債

286,327

265,861

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

286,327

265,861

 

 

(3) 退職給付費用

簡便法で計算した退職給付費用 前連結会計年度22,321千円 当連結会計年度8,736千円

 

4.確定拠出制度

連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度6,494千円、当連結会計年度6,330千円であります。

 

 

5.複数事業主制度

確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の年金基金制度への要拠出額は、前連結会計年度64,236千円、当連結会計年度64,275千円であります。

(1) 制度全体の積立状況に関する事項

(千円)

 

前連結会計年度
2022年3月31日現在

当連結会計年度
2023年3月31日現在

年金資産の額

72,505,606

72,037,280

年金財政計算上の数理債務の額と最低責任準備金の額との合計額

77,641,739

76,959,555

差引額

△5,136,132

△4,922,274

 

 

(2) 制度全体に占める当社グループの加入人数割合

前連結会計年度 2.38% (2023年3月31日現在)

当連結会計年度 2.28% (2024年3月31日現在)

 

(3) 補足説明

上記(1)の差引額の要因は、前連結会計年度においては、年金財政上の未償却過去勤務債務残高△12,486,033千円、当年度剰余金119,239千円、別途積立金7,230,660千円、当連結会計年度においては同未償却過去勤務債務残高△11,043,188千円、別途積立金6,120,913千円であります。本制度における過去勤務債務の償却方法は元利均等方式、償却残余期間は6年6ヶ月であります。

なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しておりません。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

 

当連結会計年度
(2024年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 税務上の繰越欠損金(注)

26,601千円

 

5,869千円

 退職給付に係る負債

638,436 〃

 

618,905 〃

 賞与引当金

102,151 〃

 

97,840 〃

 未払事業税

22,459 〃

 

33,704 〃

 その他

204,516 〃

 

184,097 〃

繰延税金資産小計

994,164千円

 

940,417千円

 税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)

△26,601 〃

 

△5,869 〃

 将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△121,145 〃

 

△79,217 〃

評価性引当額

△147,746 〃

 

△85,087 〃

繰延税金資産合計

846,417千円

 

855,330千円

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 圧縮積立金

△409,955千円

 

△397,902千円

 その他有価証券評価差額金

△333,896 〃

 

△753,002 〃

 その他

△58,218 〃

 

△72,606 〃

繰延税金負債合計

△802,070千円

 

△1,223,511千円

繰延税金資産純額

44,346千円

 

△368,180千円

 

(注)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

26,601

26,601千円

評価性引当額

△26,601

△26,601 〃

繰延税金資産

― 〃

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

5,869

5,869千円

評価性引当額

△5,869

△5,869 〃

繰延税金資産

― 〃

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

    前連結会計年度及び当連結会計年度は、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しております。

 

 

(賃貸等不動産関係)

当社及び一部の連結子会社では、千葉県及びその他の地域において、賃貸用住宅等(土地を含む。)を有しております。

2023年3月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は132,027千円(賃貸収益は営業外収益に、賃貸費用は営業外費用に計上)であります。

2024年3月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は128,706千円(賃貸収益は営業外収益に、賃貸費用は営業外費用に計上)であります。

また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は以下のとおりであります。

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

連結貸借対照表計上額

期首残高

3,231,960

3,153,133

期中増減額

△78,827

△130,901

期末残高

3,153,133

3,022,232

期末時価

3,663,197

3,628,750

 

(注) 1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.期中増減額のうち、前連結会計年度の主な減少額は、減価償却によるものであります。当連結会計年度の主な減少額は、減価償却及び保有目的変更による事業用資産への振替(建物7,357千円、土地59,897千円)であります。

3.期末の時価は、主として「不動産鑑定評価額」を基礎として算定しております。

 

(収益認識関係)

 1. 顧客との契約から生じる収益を分解した情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

                                            (単位:千円)

 

報告セグメント

合計

電力・通信
インフラ事業

交通
インフラ事業

一時点で移転される財又はサービス

17,973,101

3,757,629

21,730,731

一定の期間にわたり移転される財又はサービス

159,785

165,913

325,698

 顧客との契約から生じる収益

18,132,887

3,923,542

22,056,430

 外部顧客への売上高

18,132,887

3,923,542

22,056,430

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

                                            (単位:千円)

 

報告セグメント

合計

電力・通信
インフラ事業

交通
インフラ事業

一時点で移転される財又はサービス

18,810,281

4,346,818

23,157,100

一定の期間にわたり移転される財又はサービス

177,609

177,609

 顧客との契約から生じる収益

18,810,281

4,524,427

23,334,709

 外部顧客への売上高

18,810,281

4,524,427

23,334,709

 

 

 2. 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

 収益を理解するための基礎となる情報は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4.会計方針に関する事項 (6)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

(1) 契約資産及び契約負債の残高等

                                (単位:千円)

 

当連結会計年度

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

 

 

 受取手形

363,060

241,888

 電子記録債権

1,668,577

1,019,421

 売掛金

4,007,879

3,481,402

契約資産

11,028

56,141

契約負債(前受金)

7,235

5,008

 

契約資産は、電力・通信インフラ事業及び交通インフラ事業における請負工事契約の履行に従って発生した未請求の対価に関する権利であり、顧客の検収を受け、請求した時点、即ち、支払に対する権利が無条件になった時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。

契約負債は、製品の販売契約及び請負工事契約のうち、契約に基づく履行に先立って顧客から受領した前受金に関するものであります。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益(主に、取引価格の変動)の額に重要性はありません。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

 当連結会計年度末において、残存履行義務に配分した取引価格の総額は4,862,053千円であり、契約の履行に応じ、今後概ね1年にわたって収益認識される予定であります。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

(1) 契約資産及び契約負債の残高等

                                (単位:千円)

 

当連結会計年度

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

 

 

 受取手形

241,888

214,293

 電子記録債権

1,019,421

734,384

 売掛金

3,481,402

3,893,670

契約資産

56,141

161,248

契約負債(前受金)

5,008

20,336

 

契約資産は、電力・通信インフラ事業及び交通インフラ事業における請負工事契約の履行に従って発生した未請求の対価に関する権利であり、顧客の検収を受け、請求した時点、即ち、支払に対する権利が無条件になった時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。

契約負債は、製品の販売契約及び請負工事契約のうち、契約に基づく履行に先立って顧客から受領した前受金に関するものであります。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益(主に、取引価格の変動)の額に重要性はありません。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

 当連結会計年度末において、残存履行義務に配分した取引価格の総額は5,386,695千円であり、契約の履行に応じ、今後概ね1年にわたって収益認識される予定であります。