第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

  当第3四半期連結累計期間における世界経済は、日本、米国において、新型コロナウイルス感染症の影響により、景気は厳しい状況で推移しましたが、その後は持ち直しの動きがみられました。

  中国でも同様の影響から経済活動の大幅な縮小が生じましたが、他の地域に比べいち早く景気は持ち直しています。一方で、タイの景気は、下げ止まりつつあるものの厳しい状況が続きました。

  当社グループの主要な事業分野であります自動車関連市場においては、国内の自動車生産台数は5,578千台で前年同期比19.3%の減少となりました。また、北米(米国・カナダ)においては7,289千台で前年同期比23.6%の減少、中国では16,958千台で前年同期比7.0%の減少、タイでは957千台で前年同期比39.2%の減少となりました(いずれも台数は各拠点の決算期に応じた集計)。

  以上のような経営環境のもと、売上高は399,528百万円(前年同期比19.0%減)、営業利益は624百万円(前年同期比94.8%減)、経常利益は1,085百万円(前年同期比92.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は76百万円(前年同期比98.5%減)となりました。

 

  セグメントの状況は以下のとおりです。

 

[懸架ばね事業]

  懸架ばね事業は、新型コロナウイルス感染症拡大を受けた自動車メーカーの操業停止及び需要低迷に伴う生産調整による受注減の影響が大きく、売上高は70,645百万円(前年同期比25.7%減)、営業損失は5,935百万円(前年同四半期は営業利益1,409百万円)となりました。

 

[シート事業]

  シート事業は、懸架ばね事業と同様の状況により、売上高は169,470百万円(前年同期比24.0%減)、営業損失は1,057百万円(前年同四半期は営業利益3,241百万円)となりました。

 

[精密部品事業]

  精密部品事業は、自動車関連事業において新型コロナウイルス感染症による影響が大きい一方、情報通信関連事業は堅調に推移し、売上高は95,896百万円(前年同期比10.5%減)、営業利益は4,209百万円(前年同期比1.3%増)となりました。

 

[産業機器ほか事業]

  産業機器ほか事業は、自動車関連事業において新型コロナウイルス感染症による影響が大きい一方、半導体プロセス部品は堅調に推移し、売上高は63,517百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益は3,409百万円(前年同期比9.0%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

  当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症による影響を鑑み、手元流動性を高めるべく短期借入を実施しました。これにより現金及び預金並びに短期借入金が増加した結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ5,981百万円増加し、538,597百万円となりました。また、負債は前連結会計年度末に比べ13,447百万円増加し、259,508百万円となりました。

  純資産については、配当金の支払い及び自己株式の取得による利益剰余金の減少により、前連結会計年度末に比べ7,465百万円減少し、279,088百万円となりました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

  当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、11,922百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

  当第3四半期連結累計期間において、主に新型コロナウイルス感染症の影響により、生産、受注及び販売実績が以下のとおり著しく減少しております。

  懸架ばね事業は、生産高が68,985百万円(前年同期比26.7%減)、受注高が75,058百万円(前年同期比20.1%減)、受注残高が23,561百万円(前年同期比15.5%減)、販売高が70,645百万円(前年同期比25.7%減)となりました。

  シート事業は、生産高が158,704百万円(前年同期比25.8%減)、受注高が199,556百万円(前年同期比13.1%減)、受注残高が63,120百万円(前年同期比10.8%減)、販売高が169,470百万円(前年同期比24.0%減)となりました。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。