第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首より適用しております。

 そのため、当第1四半期連結累計期間における経営成績に関する説明は、売上高については前第1四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。

 詳細は、「第4経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用)」に記載のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における世界経済は日本、米国において、新型コロナウイルス感染症の影響による厳しい状況にあるものの、景気は持ち直しの動きが続いています。

 中国では同様の影響から経済活動の大幅な縮小が生じましたが、他の地域に比べいち早く景気は回復しています。一方で、タイの景気は、下げ止まりは見られますが厳しい状況が続いています。

 当社グループの主要な事業分野であります自動車関連市場においては、国内の自動車生産台数は1,836千台で前年同期比47.7%の増加となりました。また、北米(米国・カナダ)においては2,422千台で前年同期比128.6%増加、中国では5,795千台で前年同期比65.2%の増加、タイでは391千台で前年同期比13.4%の減少となりました(いずれも台数は各拠点の決算期に応じた集計)。

 もう一方の主要な事業分野である情報通信関連市場につきましては、HDD(ハードディスクドライブ)の世界生産台数は前年同期比で減少しましたが、高容量のデータセンター向けが堅調に推移したことにより、当社の主力製品であるサスペンションの総需要は増加となりました。

 以上のような経営環境のもと、売上高は141,662百万円(前年同期は99,971百万円)、営業利益は6,164百万円(前年同期は営業損失10,325百万円)、経常利益は8,611百万円(前年同期は経常損失10,334百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,621百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失8,188百万円)となりました。

 

 

  セグメントの状況は以下のとおりです。

[懸架ばね事業]

 懸架ばね事業は、半導体供給不足による自動車メーカーの生産調整の影響はあるものの、新型コロナウィルス感染症拡大の影響からの持ち直しに伴う自動車生産台数の増加により、売上高は28,529百万円(前年同期は18,260百万円)、営業利益は400百万円(前年同期は営業損失4,743百万円)となりました。

 

[シート事業]

 シート事業は、懸架ばね事業と同様、自動車生産台数の増加により、売上高は52,332百万円(前年同期は38,000百万円)、営業損失は100百万円(前年同期は営業損失3,140百万円)となりました。

 

[精密部品事業]

 精密部品事業は、自動車関連事業においては、懸架ばね事業、シート事業と同様、自動車生産台数の増加により、また情報通信関連事業においては、HDD用サスペンションの需要増等により堅調に推移し、売上高は36,870百万円(前年同期は25,447百万円)、営業利益は3,302百万円(前年同期は営業損失2,175百万円)となりました。

 

[産業機器ほか事業]

 産業機器ほか事業は、自動車関連事業において新型コロナウイルス感染症拡大の影響から持ち直しの動きが見られていることや、半導体プロセス部品の受注が好調に推移したことにより、売上高は23,929百万円(前年同期は18,262百万円)、営業利益は2,562百万円(前年同期は営業損失266百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

  当第1四半期連結会計期間末の総資産は、投資有価証券の時価評価額の増加等により、前連結会計年度末に比べ7,404百万円増加し、568,173百万円となりました。

  負債については、支払手形及び買掛金と借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ3,534百万円減少し、257,259百万円となりました。

  純資産については、為替換算調整勘定、その他有価証券評価差額金及び親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ10,938百万円増加し、310,914百万円となりました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

  当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、3,750百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

  当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。