当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、景気が持ち直し傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染症、半導体の需給逼迫及び各種資材の価格高騰の影響、ロシアのウクライナ侵攻等により、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主要な事業分野であります自動車関連市場においては、国内の自動車生産台数は1,616千台で前年同期比12.0%の減少となったものの、北米(米国・カナダ)においては2,860千台で前年同期比18.1%の増加、中国では6,510千台で前年同期比12.3%の増加、タイでは473千台で前年同期比21.0%の増加となりました(いずれも台数は各拠点の決算期に応じた集計)。
もう一方の主要な事業分野であります情報通信関連市場につきましては、HDD(ハードディスクドライブ)の世界生産台数が前年同期比で減少し、当社の主力製品でありますサスペンションの総需要は減少となりました。
以上のような経営環境のもと、売上高は155,036百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は5,962百万円(前年同期比3.3%減)、為替差益の増加等により経常利益は12,381百万円(前年同期比43.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,591百万円(前年同期比52.8%増)となりました。
セグメントの状況は以下のとおりです。
[懸架ばね事業]
懸架ばね事業は、半導体供給不足等による自動車メーカーの生産調整の影響はあるものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からの持ち直しの動きが見られ、売上高は31,605百万円(前年同期比10.8%増)となった一方、原材料価格や物流コストの高騰の影響が大きく、営業損失は1,265百万円(前年同期は営業利益400百万円)となりました。
[シート事業]
シート事業は、半導体供給不足等による自動車メーカーの生産調整、原材料価格や物流コストの高騰の影響はあるものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からの持ち直しの動きが見られ、売上高は57,568百万円(前年同期比10.0%増)、営業利益は215百万円(前年同期は営業損失100百万円)となりました。
[精密部品事業]
精密部品事業は、自動車関連事業においては、懸架ばね事業、シート事業と同じく半導体供給不足等による影響、及び原材料価格や物流コストの高騰の影響を受けました。情報通信関連事業においては、HDD用サスペンションの数量が減少したものの、為替が円安に推移した影響により、売上高は39,456百万円(前年同期比7.0%増)、営業利益は4,200百万円(前年同期比27.2%増)となりました。
[産業機器ほか事業]
産業機器ほか事業は、自動車関連事業において新型コロナウイルス感染症拡大の影響から持ち直しの動きが見られていることや、半導体プロセス部品の受注が好調に推移したことにより、売上高は26,405百万円(前年同期比10.3%増)、営業利益は2,811百万円(前年同期比9.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産については、配当金の支払及び借入金の返済等により現金及び預金が減少しました。一方で自動車メーカーの生産調整等の影響により棚卸資産が増加したほか、為替が円安に推移したことにより、特に在外子会社の棚卸資産や有形固定資産の円換算額が押し上げられました。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ7,974百万円増加し、596,065百万円となりました。
負債については、借入金の返済及び法人税等の支払により、前連結会計年度末に比べ5,111百万円減少し、244,133百万円となりました。
純資産については、為替換算調整勘定及び親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ13,085百万円増加し、351,932百万円となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、3,901百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。