第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、製造業では一部弱めの動きがみられるものの、雇用・所得環境の改善から緩やかな回復基調で推移いたしました。

当業界におきましては、橋梁事業では当第3四半期累計期間の発注は、大規模保全・特定更新関連は堅調なものの、新設鋼橋は前年同四半期比で大きく減少いたしました。高速道路4車線化整備計画等で、翌事業年度以降の発注は回復が見込まれるものの、当事業年度は発注の端境期に当たり、前事業年度を大きく下回る発注にとどまると予想されます。

鉄構事業では、首都圏の大型再開発事業が東京五輪終了後も鉄骨需要の中心となると予想されます。また関西圏においても、2025年大阪万博に絡んだ動きが見込まれており、一部の案件では当事業年度内の出件が期待されています。2020年は東京五輪開催で一時的に工事中断が予想されますが、五輪後の回復に対する期待感は非常に高まっております。

このような状況のもとで当社は、対象案件を絞り込み、限られた経営資源を最大限に活用する営業活動を継続し、受注高の確保に努めました。結果として、橋梁事業では新設鋼橋の発注案件が非常に少ない中で、地方自治体の案件を中心に良好な結果を残すことが出来ました。鉄構事業では目標案件が受注に至らず、当第3四半期累計期間の受注高は前年同四半期と同様、低調な結果となりました。

損益面につきましては、第2四半期に引き続き、鉄構事業の低調な受注に起因する完成工事高の減少を橋梁事業の増加で埋めきれず、完成工事高は前年同四半期実績に届きませんでした。原価の低減から完成工事総利益は改善しましたが、販売費及び一般管理費が増加したことで営業利益も前年同四半期をわずかに下回りました。しかしながら、当第3四半期累計期間においては、災害による損失は無く、一方で投資有価証券売却益を計上したことから四半期純利益は前年同四半期を上回る結果となりました。

当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高13,203,432千円(前年同四半期比5.6%減)、営業利益639,915千円(前年同四半期比8.4%減)、経常利益733,298千円(前年同四半期比9.5%減)、四半期純利益656,063千円(前年同四半期比25.3%増)であります。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 橋梁事業

橋梁事業における当第3四半期累計期間の売上高は11,102,634千円(前年同四半期比3.2%増)、セグメント利益は666,880千円(前年同四半期比21.7%増)となりました。また、当第3四半期累計期間の受注高は10,954,040千円(前年同四半期比72.6%増)となり、当第3四半期会計期間末の受注残高は16,636,928千円(前年同四半期比6.2%減)となりました。

② 鉄構事業

鉄構事業における当第3四半期累計期間の売上高は2,100,797千円(前年同四半期比34.8%減)、セグメント損失は26,964千円(前年同四半期はセグメント利益150,683千円)となりました。また、当第3四半期累計期間の受注高は645,370千円(前年同四半期比5.7%増)となり、当第3四半期会計期間末の受注残高は608,702千円(前年同四半期比58.1%減)となりました。

 

当第3四半期会計期間末の総資産は、26,647,444千円で前事業年度末比719,103千円の増加となりました。その主な要因は受取手形・完成工事未収入金の増加と未成工事支出金及び投資有価証券の減少によるものであります。負債は、前事業年度末比461,880千円増加し、8,360,216千円となりました。主な要因は短期借入金の増加及び未成工事受入金の減少によるものであります。純資産はその他有価証券評価差額金の減少がありましたが、利益剰余金の増加により前事業年度末比257,223千円増加し、18,287,228千円となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期累計期間において、当社の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、20,906千円であります。

 なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)主要な設備

 当第3四半期累計期間において、以下の設備の新設を決定しております。

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了予定年月

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

和歌山工場

(和歌山県

海南市下津町)

橋梁事業

鉄構事業

塗装工場の新設

構内ヤードの整備

1,700

自己資金及び借入金

2019年11月

2022年10月

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。