第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、今後の感染拡大の懸念もぬぐい切れない状況が続き、経済活動・社会活動が徐々に再開するなかで、緩やかな持ち直しを期待しつつも、依然として先行きは不透明なままであります。

当業界におきましては、橋梁事業における新設鋼橋の発注量は、低調に推移した前事業年度よりも増加が見込まれるものの、現状は予想を下回る発注量にとどまり受注競争は更に熾烈なものとなりました。鉄構事業では、首都圏の大型再開発事業は予定通り実施される見通しではあるものの、ホテルや小規模案件では中止・延期の案件も散見され、堅調に推移していた鉄骨需要に陰りが見え始めました。

このような状況のもとで当社は、限られた経営資源の有効活用を図るべく、当第2四半期累計期間も対象案件を絞った受注活動を継続し、受注高の確保に努めました。橋梁事業においては相応の新規受注案件に加え、既受注工事の設計変更による増額も着実に積み上げることで、前年同四半期を上回る数字を残すことが出来ました。鉄構事業においても、関西圏の案件を数件受注し、低迷した時期からの脱却をはかる足掛かりをつかみました。これらの結果、当第2四半期会計期間末の受注残高は前年同四半期末の受注残高を上回る18,451,860千円となりました。

損益面では、橋梁事業・鉄構事業ともに前事業年度末の受注残高が充分でなかったことに加え、橋梁事業においては、他社関連工事の影響から一部工事で進捗が停滞したこともあり売上高は目標に届きませんでした。鉄構事業では、手持ち工事は順調に消化したものの、工事の絶対量不足は否めず固定費増大により、採算が悪化いたしました。そのため全体としては、前年同四半期比で売上高は約25%減少し、営業利益・経常利益・四半期純利益は半減する厳しい結果となりました。

当第2四半期累計期間の経営成績は、売上高6,615,159千円(前年同四半期比25.7%減)、営業利益163,421千円(前年同四半期比57.2%減)、経常利益225,580千円(前年同四半期比46.3%減)、四半期純利益232,087千円(前年同四半期比44.7%減)であります。

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 橋梁事業

橋梁事業における当第2四半期累計期間の売上高は5,956,117千円(前年同四半期比19.6%減)、セグメント利益は272,964千円(前年同四半期比28.8%減)となりました。また、当第2四半期累計期間の受注高は6,475,352千円(前年同四半期比21.2%増)となり、当第2四半期会計期間末の受注残高は15,814,321千円(前年同四半期比7.4%増)となりました。

② 鉄構事業

鉄構事業における当第2四半期累計期間の売上高は659,042千円(前年同四半期比56.2%減)、セグメント損失は109,542千円(前年同四半期はセグメント損失1,694千円)となりました。また、当第2四半期累計期間の受注高は2,370,571千円(前年同四半期比518.2%増)となり、当第2四半期会計期間末の受注残高は2,637,538千円(前年同四半期比179.5%増)となりました。

 

当第2四半期会計期間末の総資産は、23,028,525千円で前事業年度末比1,800,147千円の減少となりました。これは主に現金預金は増加したものの、受取手形・完成工事未収入金が減少したためであります。負債は、前事業年度末比2,080,230千円減少し、4,822,107千円となりました。主な要因は支払手形・工事未払金と未成工事受入金の減少によるものであります純資産は利益剰余金とその他有価証券評価差額金の増加により、前事業年度末比280,083千円増加し、18,206,418千円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、5,823,579千円となり、前事業年度末と比較し295,152千円の増加となりました。

 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は356,164千円(前年同四半期は453,095千円の使用)となりました。主な要因は売上債権の減少と仕入債務の減少であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果獲得した資金は49,066千円(前年同四半期比53.5%減)となりました。これは主に投資有価証券の売却によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は110,078千円(前年同四半期比47.6%減)となりました。これは主に配当金の支払いによるものであります。

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、12,373千円であります。
 なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。