当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け依然として不透明な状況が続く中、感染対策の浸透やワクチン接種の進展等から一部経済活動に回復の動きが見られました。しかしながら、変異株による感染拡大の懸念もあり、予断を許さない状況が続きました。
当業界におきましては、橋梁事業では保全工事の比重が高まっておりましたが、当第3四半期会計期間からは徐々に新設鋼橋の発注も進み、今年度は昨年度を上回る発注量が期待できる状況となりました。鉄構事業では、首都圏を中心とした大型再開発事業だけでなく、物流倉庫等への投資や製造業の工場建設需要も旺盛な展開を見せ、鉄骨需要はようやく端境期を脱し回復基調へ向かいました。しかしながら、鋼材や副資材の価格高騰と納期の長期化が採算面に与える影響は大きく、受注に向けては慎重な取り組みを求められました。
このような状況のもとで当社は、橋梁事業では限られた経営資源を最大限に活用するため、対象案件を絞った受注活動を継続することで、徐々に受注高を伸ばすことが出来ました。鉄構事業では、上半期での目標案件の失注を補うべく、工場の稼働確保と採算の改善を目指した営業活動を継続しましたが実を結ばず、受注高は極めて低調な結果となりました。
当第3四半期累計期間の経営成績は売上高11,412,897千円(前年同四半期比12.5%増)、営業利益443,017千円(前年同四半期比83.6%増 )、経常利益616,361千円(前年同四半期比86.5%増)、四半期純利益534,048千円(前年同四半期比114.0%増)と前年同四半期比では増収増益となりましたが、当第3四半期累計期間内の推移としては、第1四半期会計期間に橋梁事業で相応の利益を確保したものの、第2四半期会計期間、第3四半期会計期間では利益を伸ばすことが出来ず、停滞感の漂う状況が続きました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 橋梁事業
橋梁事業における当第3四半期累計期間の売上高は8,875,844千円(前年同期比0.6%減)、セグメント利益は649,209千円(前年同期比58.7%増)となりました。また、当第3四半期累計期間の受注高は10,474,887千円(前年同期比4.5%増)となり、当第3四半期会計期間末の受注残高は18,902,110千円(前年同期比15.3%増)となりました。
② 鉄構事業
鉄構事業における当第3四半期累計期間の売上高は2,537,052千円(前年同期比108.9%増)、セグメント損失は206,191千円(前年同期はセグメント損失167,676千円)となりました。また、当第3四半期累計期間の受注高は182,000千円(前年同期比92.8%減)となり、当第3四半期会計期間末の受注残高は3,095,912千円(前年同期比39.1%増)となりました。
当第3四半期会計期間末の総資産は、24,700,479千円で前事業年度末比1,947,140千円の減少となりました。主な要因は保有工事の減少に起因する、受取手形・完成工事未収入金および未成工事支出金の減少であります。負債も同様に、前事業年度末比1,948,157千円減少し、5,867,305千円となりました。主な要因は支払手形・工事未払金、短期借入金、未成工事受入金及び工事損失引当金の減少であります。これらの結果、純資産は自己株式の取得や、その他有価証券評価差額金の減少がありましたが、前事業年度末比1,017千円増加し、18,833,174千円となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、22,640千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。