当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界規模での景気停滞が懸念され引き続き厳しい状況にある中、輸出及び生産の底堅さや設備投資が下げ止まりつつあり、国内景気は回復基調で推移しましたが、依然として国内外の感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する状況が続いております。
このような経営環境の中で、当社グループは「『ボルティング・ソリューション・カンパニー』として社会の発展に貢献し、地球上になくてはならない企業をめざす。」ことを企業理念に掲げ、「ボルト締結分野」においてお客様が求める価値を的確に捉え、「スピード感と一体感のある製品開発体制」を基軸に保有技術を有効的に活用し、より多くのお客様に「ボルト締結」に最適な手段を提供するとともに、「締結」に関する課題解決を通じて「満足」「感動」「価値」を提供してまいりました。
その結果、作業工具類の売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大による企業活動の制限が緩和されつつも、その効果は限定的であったため、24億3千7百万円となりました。機器類の売上高は、前期下半期以降の建築需要の鈍化傾向が改善には至らず、15億8千6百万円となりました。
従いまして、当第3半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は40億2千3百万円(前年同期比3.7%減)となりました。一方、利益面では第1四半期に計上した仕入品の不適合品に対する処理が進んだことにより、在庫の評価減が減少したことを主要因に原価が押し下げられ、営業利益は7億2千1百万円(前年同期比12.7%増)、経常利益は7億4千7百万円(前年同期比10.5%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億4千5百万円(前年同期比20.7%増)となりました。
各セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。
(国内)
作業工具類の売上高に関しましては、国内企業の設備投資に対する姿勢が下げ止まりつつある中、新製品リリースや各種セール・キャンペーンによる販売促進活動により一般ユーザーの購買意欲を高め、また、より多くの人々に工具の魅力を伝えることを目的に行っているモータースポーツの応援(レースチームサポートやレース協賛)による継続的なブランディング活動により「TONEブランド」の浸透を進めることで新たな顧客拡大に努めましたところ、コロナ禍による巣ごもり需要等により量販店市場の売上高が安定的に高まったこともあり、売上高は前年を上回りました。
機器類の売上高に関しましては、コードレスタイプの新製品が加わった主力製品「シヤーレンチ」製品群及び充実のラインアップを誇る「ナットランナー」製品群の販売促進活動を展開するとともに、ボルト締結に重要な役割を果たす「トルク管理機器」製品群等、競争優位性の高い製品の拡張に加え、変化、多様化するお客様要望に応えた特殊品対応を行うことによる市場ニーズの把握、新規市場開拓を図る等、売上高の伸長に向け、懸命に顧客需要を満たす提案活動を行いましたが、建築市場の回復は鈍く、売上高は前年を下回りました。
その結果、売上高は32億9千3百万円(前年同期比2.4%減)となりましたが、セグメント利益は仕入品の不適合品に対する処理が進んだことで在庫の評価減が減少したこと等により、5億2千7百万円(前年同期比15.9%増)となりました。
(海外)
作業工具類の売上高に関しましては、新製品を中心に提案活動を行ったものの、新型コロナウイルス感染症拡大による営業活動の制限及び需要縮小の影響が継続しており、売上高は前年を下回りました。
機器類の売上高に関しましては、国内同様、主力製品「シヤーレンチ」製品群及び充実のラインアップを誇る「ナットランナー」製品群の販売促進活動を展開するとともに、ボルト締結に重要な役割を果たす「トルク管理機器」製品群等、競争優位性の高い製品群の拡張に加え、新規市場開拓を図る等、売上高の伸長に向け、懸命に顧客需要を満たす提案活動を行った結果、北米等ではインフラ関連案件で受注を得たものの、全世界的には工事案件の延期や中止等、経済活動の低迷が続き、売上高は前年を下回りました。
その結果、売上高は7億3千万円(前年同期比9.4%減)となりましたが、セグメント利益は販売費及び一般管理費が減少したこと等により、1億9千4百万円(前年同期比4.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
資産合計は、86億8千7百万円(前連結会計年度末80億3千5百万円)となり前連結会計年度末に比べ6億5千1百万円増加しました。この主な要因は、受取手形及び売掛金の減少1億3百万円等がありましたが、現金及び預金の増加5億4千4百万円、原材料及び貯蔵品の増加1億5千3百万円等によるものです。
(負債)
負債合計は、15億2千8百万円(前連結会計年度末13億6千6百万円)となり前連結会計年度末に比べ1億6千1百万円増加しました。この主な要因は、支払手形及び買掛金の減少1億7千4百万円等がありましたが、短期借入金の増加3億6千1百万円、長期借入金の増加1億円等によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、71億5千9百万円(前連結会計年度末66億6千9百万円)となり前連結会計年度末に比べ4億8千9百万円増加しました。この主な要因は、配当金の支払による減少1億1千6百万円等がありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加5億4千5百万円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は33,479千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完成したも
のは次のとおりであります。
|
会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
投資金額 (千円) |
資金調達方法 |
完成年月 |
|
提出会社 |
仙台営業所 (仙台市宮城野区) |
国内 |
営業所土地建屋 |
27,962 |
自己資金 |
2020年6月 |
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。