当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループを取巻く外部環境は、国内では、新型コロナウイルス感染症の拡大により4月に緊急事態宣言が発令されたことで景気が急速に悪化しました。建築市場においても一部現場の中断などにより弱含みで推移し、受注活動にも影響が生じました。欧米においても、感染拡大による渡航制限や外出制限等により景気は急速に悪化しました。アジアでは主に中国において感染拡大防止のため春節休暇が延長されるなど、経済活動は大幅に低下しました。
このような環境下、当社グループは、「三和グローバルビジョン2020」第三次中期経営計画の2年目を迎え、「グローバル・メジャー」としてのトップブランドの基盤を確立するために引き続き、以下の戦略の取り組みを進めました。コア事業の基本戦略として、国内では、各事業分野でのポジション確立による「動く建材企業」としての成長と事業拡大に向けた体制強化に取り組むとともに昨年買収した鈴木シャッターとのシナジー創出に注力しました。米国では、基幹事業の維持・拡大とともに、周辺事業分野への参入に注力しました。欧州では、産業用製品の更なる拡大と欧州全体のデジタル化の推進を図るとともに昨年買収したロバスト社とのシナジー創出に取り組みました。成長事業の基本戦略として、日米欧のサービス分野の強化を推進し、国内では、法定検査のシェア拡大、欧米ではフィールドサービスシステムの導入推進を図りました。アジア事業では、ドア事業の販売・生産体制の構築、物流市場物件への取り組み強化と生産性改善を行い、また、鈴木シャッター香港を連結範囲に加え、基盤拡充を図りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受けたものの新規連結効果(3.4%の増収効果)により前年同四半期比0.6%増の82,843百万円となりました。利益面では、営業利益は、前年同四半期比50.5%減の344百万円、経常利益は、前年同四半期比97.9%減の12百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は、172百万円(前年同四半期は280百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、当社グループにおける新型コロナウイルス感染症への対応及び影響は以下の通りです。
国内では、販売、管理部門等は可能な限り時差出勤やテレワークにて対応し、感染拡大防止に注力しました。各工場は、現状大きな影響は受けず、稼働を維持しております。施工は、一部現場中断などの影響を受けながら、取付工事及び修理・点検を実施しております。
米国では、販売、管理部門等は原則テレワークにて対応し、一部工場にて一時的に操業停止となったものの大きな影響は受けず全工場にて稼働を維持しております。
欧州では、販売、管理部門等は原則テレワークにて対応し、イタリア・フランス・スペイン・イギリスの工場が3月中旬から4月末にかけ操業停止していましたが、現在では全工場にて操業を維持しております。
アジアでは、中国・香港・台湾の生産・販売活動は2月から3月にかけ操業停止となっておりましたが、現在は通常稼働しております。また、ベトナムにおいては稼働を維持しております。
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりであります。
① 日本
重量シャッター、住宅ドアが低調に推移しましたが、ビル・マンションドアは増収で、また、昨年買収した㈱鈴木シャッターの新規連結が影響し、売上高は、前年同四半期比1.1%増の36,628百万円、利益に関しましては、293百万円のセグメント損失(前年同四半期は、139百万円のセグメント利益)となりました。
② 北米
開閉機事業のeコマース向けが堅調で、ドア事業も増収となり、売上高は、前年同四半期比0.8%増の27,632百万円(外貨ベースでは1.8%増)、利益に関しましては、前年同四半期比12.1%増の1,098百万円のセグメント利益となりました。
③ 欧州
産業用ドアは堅調で、ヒンジドア事業は昨年買収したロバスト社の新規連結により増収となりましたが、新型コロナウイルス感染症に起因する各国での操業停止による数量減と為替の影響もあり、売上高は、前年同四半期比1.9%減の17,259百万円(外貨ベースでは2.3%増)、利益に関しましては、前年同四半期比30.9%減の335百万円のセグメント利益となりました。
④ アジア
鈴木シャッター香港の新規連結影響と香港・台湾の既存会社の利益改善により、売上高は、前年同四半期比16.8%増の1,307百万円、利益に関しましては、前年同四半期に比べ120百万円改善し42百万円のセグメント利益となりました。
財政状態に関する状況は、以下のとおりであります。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、主に売上債権の回収等により、前連結会計年度末に比べ7,071百万円減少し346,951百万円となりました。負債は、主に仕入債務の減少や未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,943百万円減少し185,446百万円となりました。純資産は、主に期末配当による利益剰余金の減少や為替換算調整勘定の減少等により、前連結会計年度末に比べ4,128百万円減少し161,505百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.2ポイント減少し46.1%となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,183百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。