第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における経済環境を見ると、4~6月は新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い世界各国で入国制限や外出制限など行動の自粛が求められ、個人消費が著しく悪化するなど極めて厳しい状況でした。7月以降は経済活動規制の緩和や主要国での財政出動、中国経済の回復も鮮明になりつつありましたが、11月下旬以降はウイルス感染が世界的に再拡大し、全般的な経済の回復は足踏みの様相を呈しています。

このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比12.8%減の138億73百万円となり、営業利益は同82.5%減の19百万円、一方、経常利益は政府からの助成金や為替差益等があったことから1億60百万円(前年同四半期は15百万円の利益)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益はアメリカ子会社のカリフォルニア工場売却による固定資産売却益を計上したことから6億50百万円(前年同四半期は1億79百万円の損失)となりました。

 

セグメントの業績は以下のとおりであります。

 

① 日本

自動車、OA機器向け需要減少の影響が大きく、売上高は前年同四半期比9.5%減の57億68百万円となりましたが、セグメント損失は経費削減等合理化を進めたことで22百万円となり前年同四半期(22百万円の損失)と同水準となりました。

 

② 米州

特に自動車向けの需要が減少したことに加え、メキシコ工場がメキシコ政府の指示により約2ヵ月ほど閉鎖したことなどから、売上高は前年同四半期比17.7%減の15億47百万円、セグメント損失は2億62百万円(前年同四半期は2億20百万円の損失)となりました。

 

③ 欧州

規格品の需要が減少したことなどから売上高は前年同四半期比11.8%減の13億80百万円となりました。セグメント利益は新型コロナウイルスの影響によるチェコ工場の量産開始遅延により負担は増加しましたが、イギリスにおいて生産体制を合理化したことなどから同79.2%増の92百万円となりました。

 

④ アジア

特に自動車、OA機器向け需要減少の影響が大きく、売上高は前年同四半期比14.9%減の51億76百万円、セグメント利益は同36.2%減の2億4百万円となりました。

 

 

 

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ16億35百万円増加し、237億61百万円となりました。

資産の部においては、流動資産合計額が20億45百万円増加し126億11百万円となりました。主な理由は、現金及び預金が17億31百万円、受取手形及び売掛金が3億88百万円増加したことによるものであります。また、固定資産合計額は4億9百万円減少し、111億49百万円となりました。有形固定資産が3億80百万円減少したことによるものであります。

負債の部においては、負債合計額は180億11百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億84百万円増加しました。主な理由は、借入金が4億93百万円、リース債務が2億12百万円増加したことによるものであります。

純資産の部においては、純資産合計額が57億49百万円となり、前連結会計年度末に比べて7億51百万円増加しました。主な理由は、親会社株主に帰属する四半期純利益6億50百万円の発生等により株主資本合計が6億18百万円増加したことによるものであります。

  この結果、自己資本比率は24.1%(前連結会計年度末は22.4%)となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

   当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。 

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は93,320千円であります。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

(固定資産の譲渡)

当社は、連結子会社であるAdvanex Americas, Inc.が保有する米国カリフォルニア州の工場を、2020年12月21日の取締役会において、固定資産の譲渡を決議いたしました。

 

 

(1)譲渡の理由

当社の海外子会社である Advanex Americas, Inc.のカリフォルニア工場は、周辺地域の人件費や固定費が高騰していること、顧客の多くがカリフォルニア州及び周辺地域から他の地域に移転していることなどから競争力が低下していました。これを踏まえ検討を重ねてきた結果、主要顧客の集積地で、人件費や固定費の低い中西部や南部に移転することにより再び競争力を向上させられる見込みがあると判断し、同工場の譲渡、移転を決定い たしました。なお、移転完了までは現工場であるカリフォルニア工場を賃貸し継続稼働する予定です。

 

(2)譲渡資産の内容

資産の名称:Advanex Americas, Inc.カリフォルニア工場

所在地:5780 Cerritos Avenue, Cypress, California 90630, U.S.A.

譲渡物件:土地、建物

 

(3)譲渡先の概要

譲渡先の概要につきましては、譲渡先との取り決めにより、開示を控えさせていただきます。なお、当社と譲渡先との間には、資本関係、人的関係、取引関係、関連当事者として記載すべき事項はありません。

 

(4)譲渡の日程

取締役会決議日:2020年12月21日

譲渡日    :2020年12月21日

 

(5)損益に与える影響

当該固定資産の譲渡に伴い、2021年3月期第3四半期連結累計期間において、固定資産売却益として特別利益に875百万円を計上いたしました。