なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国をはじめ先進国が順調に推移したのに対し、中国および東南アジアを中心に新興国の景気減速が一層顕著となりました。
一方、わが国経済は、企業収益の改善を背景に緩やかな回復が続きました。
当社製品の主要市場である自動車産業におきましては、国内市場では軽自動車税増税の影響等もあり販売台数が減少しております。しかし、海外市場では米国での利上げや中国での景気減速などの懸念材料はあるものの、引続き販売台数は堅調な伸びを示しております。
こうした状況の中、当社グループでは海外を中心に新規品の立上げが収益に寄与しはじめるとともに、国内では高効率な生産体制の構築およびロス低減活動による原価改善の成果に加え、原材料価格の下落・原油安によるエネルギーコストの負担減等が収益に寄与しております。
当第3四半期連結累計期間の売上高は29,052百万円と前年同四半期に比べ871百万円(3.1%)の増収となり、営業利益は1,605百万円と前年同四半期と比べ1,051百万円(190.1%)の増益、経常利益は1,523百万円と前年同四半期と比べ939百万円(160.7%)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は825百万円と前年同四半期と比べ568百万円(221.6%)の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①粉末冶金製品事業
自動車用部品につきましては、国内における売上高は減少傾向ではありますが、米国および中国での無段変速機用部品等、新規品の立上げなどで堅調に推移しました。また、鉄道車両用部品につきましては、新開発の新幹線用ブレーキライニングの受注増などにより、売上高が増加しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は27,697百万円と前年同四半期と比べ1,025百万円
(3.8%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)につきましては2,500百万円と前年同四半期と比べ1,129百万円(82.4%)の増益となりました。
②油圧機器製品事業
北米医療業界の景気低迷・医療機器メーカーの在庫調整により、輸出減少が拡大しました。その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,348百万円と前年同四半期と比べ153百万円(10.2%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)につきましては、372百万円と前年同四半期と比べ64百万円(14.8%)の減益となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、電子記録債権の増加(前連結会計年度末比402百万円増)等により、15,917百万円(前連結会計年度末比598百万円増)となりました。固定資産につきましては、設備増強等による有形固定資産の増加(前連結会計年度末比1,061百万円増)等により、25,772百万円(前連結会計年度末比752百万円増)となりました。
以上により、資産合計は41,690百万円(前連結会計年度末比1,350百万円増)となりました。
流動負債につきましては、支払手形及び買掛金と設備関係支払手形並びに電子記録債務を合わせた仕入債務が増加(前連結会計年度末比915百万円増)等により、16,315百万円(前連結会計年度末比1,284百万円増)となりました。固定負債につきましては、7,785百万円(前連結会計年度末比78百万円減)となりました。
この結果、負債合計は24,100百万円(前連結会計年度末比1,206百万円増)となりました。
純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ利益剰余金が498百万円増加、その他の包括利益累計額が390百万円減少したことにより、非支配株主持分を除くと15,787百万円(自己資本比率37.9%)となりました。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は171,770千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。