文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(経営成績の状況)
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、総じて見ると堅調さを維持したものの、前年同期に比べると成長のペースは徐々に減速いたしました。米国は雇用環境及び個人消費の改善等を背景に景気は拡大を続けました。一方、中国は対米貿易摩擦の影響を受け景気の減速が鮮明になってきましたが、アジア全体としては好調な輸出等に支えられ拡大基調にあります。また、わが国経済も依然として緩やかな景気回復を続けております。
当社製品の主要市場である自動車産業におきましては、前年同期に対し、タイ・インドネシアで販売台数が増加した半面、国内は横ばい、米国・中国は減少いたしました。
こうした状況の中、当社グループは、米国第2工場における新規自動変速機用部品の立上げを完了し、さらに前年度に立上げたトヨタTNGA部品の増産準備に取り掛かっております。また、国内では新四輪駆動車用の機能部品とハイブリッド車用インバーター部品等を立上げ、期中より相次いで量産を開始いたしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は29,973百万円と前年同四半期に比べ996百万円(3.4%)の増収、営業利益は1,029百万円と前年同四半期と比べ92百万円(8.2%)の減益、経常利益は887百万円と前年同四半期と比べ150百万円(14.5%)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は347百万円と前年同四半期と比べ23百万円(6.4%)の減益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①粉末冶金製品事業
自動車用部品につきましては、米国において前年度に立ち上げた新規品が売上の増加に大きく寄与しましたが、原料市況の高騰や国内での新規品立上げ費用、米国子会社でのワーカー採用難による生産ロス等が利益を圧迫しました。一方、鉄道車両用部品につきましては、2016年度新規開発の新幹線用ブレーキライニングの搭載車両増加により売上増となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は28,563百万円と前年同四半期と比べ1,061百万円(3.9%)の増収となり、セグメント利益につきましては、2,158百万円と前年同四半期と比べ57百万円(2.6%)の減益となりました。
②油圧機器製品事業
手術台用及び画像診断機器用製品は好調に推移したものの、デンタルチェア用製品は前年度受注増の反動で北米・国内ともに売上減となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,403百万円と前年同四半期と比べ65百万円(4.4%)の減収となり、セグメント利益につきましては、395百万円と前年同四半期と比べ46百万円(10.5%)の減益となりました。
(財政状態の状況)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、現金及び預金の減少(前連結会計年度末比530百万円減)、原材料及び貯蔵品の増加(前連結会計年度末比403百万円増)等により、18,087百万円(前連結会計年度末比100百万円減)となりました。固定資産につきましては、有形固定資産の増加(前連結会計年度末比523百万円増)、投資有価証券の減少(前連結会計年度末比463百万円減)等により、28,056百万円(前連結会計年度末比161百万円増)となりました。
以上により、資産合計は46,144百万円(前連結会計年度末比61百万円増)となりました。
流動負債につきましては、1年内返済予定の長期借入金の減少(前連結会計年度末比635百万円減)、営業外電子記録債務の増加(前連結会計年度末比421百万円増)等により、17,808百万円(前連結会計年度末比150百万円減)となりました。固定負債につきましては長期借入金の増加(前連結会計年度末比619百万円増)、リース債務の減少(前連結会計年度末比54百万円減)等により、10,078百万円(前連結会計年度末比533百万円増)となりました。
この結果、負債合計は27,887百万円(前連結会計年度末比383百万円増)となりました。
純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ利益剰余金が39百万円増加、その他の包括利益累計額が356百万円減少したことにより、非支配株主持分を除くと16,050百万円(自己資本比率34.8%)となりました。
(2)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は259,525千円であります。