第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 財政状態の状況

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における流動資産は421億2千3百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億4千1百万円増加6.4%増)いたしました。これは主に現金及び預金の増加(27億5千9百万円)によるものであります。

固定資産は647億2千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億4千2百万円減少0.4%減)いたしました。これは主に機械装置及び運搬具の増加(8億6千8百万円)及び投資有価証券の減少(12億3千6百万円)によるものであります。

この結果、総資産は1,068億5千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億9千8百万円増加2.2%増)いたしました。

   (負債)

当第1四半期連結会計期間末における流動負債は182億8千4百万円となり、前連結会計年度末に比べ8千6百万円減少0.5%減)いたしました。これは主に未払費用の増加(17億1千6百万円)、支払手形及び買掛金の減少(9億9千2百万円)及び賞与引当金の減少(7億9千5百万円)によるものであります。固定負債は174億1千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億5千4百万円増加18.0%増)いたしました。これは主に長期借入金の増加(29億6千2百万円)によるものであります。

この結果、負債合計は、356億9千6百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億6千8百万円増加7.8%増)いたしました。

   (純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は711億5千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億6千9百万円減少0.4%減)いたしました。これは主に為替換算調整勘定の増加(6億1千5百万円)及びその他有価証券評価差額金の減少(8億8千4百万円)によるものであります。

この結果、自己資本比率は62.4%(前連結会計年度末は64.2%)となりました。

 

 

② 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスの影響により、主要なお客様の生産調整、工場の操業停止等が相次ぎ、また、中国国内でのロックダウンによる海外生産台数の減産が重なり、自動車の生産台数が前年同四半期に比べ減少いたしました。

このような状況のなか、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高が前年同四半期に比べ1千7百万円増収(前年同四半期比0.1%増)の203億1千8百万円となりました。この売上高のうち約21億円は鋼材高騰の売価反映と為替変動の影響等であり、実質的には主要なお客様の自動車生産台数の減少により約21億円の減収となりました。

損益の状況につきましては、営業損失が3億9千1百万円(前年同四半期は3億3千8百万円の営業利益)となりました。主要なお客様の自動車生産台数の減少、及び鋼材・物流費の高騰、資材・動力光熱費の価格上昇等のインフレ圧力による減益要因が、過去最高レベルの合理化改善、鋼材等の売価反映による増益要因を上回り営業損失となりました。

一方、経常利益は2億1千3百万円増益(前年同四半期比34.3%増)の8億3千4百万円となりました。当社はこれまで安定した収益確保、有利子負債の圧縮を基盤とした財務体質強化の施策を計画的に推進し、基本的に自己資金によるグローバル資金体制を構築してまいりました。その結果、当第1四半期末の為替レートが、前年度末に対し大きく円安方向に振れたことにより、自己資金分の評価換算差益が大きく営業外収益の増加(約9億円)に寄与し、この増益要因が営業損失を上回り、今回の経常利益の増益につながりました。

また、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億6千5百万円(前年同四半期比8.5%減)となりました。

今後の見通しにつきましては、主要なお客様の連結生産台数が未だ不透明な部分はあるものの、年度後半以降徐々に挽回していく前提に立ち、また為替動向の先行きも不透明であるため、売上高並びに各利益の通期の連結業績予想は現時点では変更いたしません。一方、第2四半期(累計)予想につきましては、2022年7月28日に公表いたしました通り、当第1四半期の結果及び現在把握しうる第2四半期の主要なお客様の生産台数動向等を踏まえ、営業利益は減益修正、逆に経常利益は直近の為替レベルを反映し増益に修正いたします。第3四半期以降は、生産台数の挽回に加え、全員参加により過去最高レベルの直接材料費・購入部品費から、労務費を筆頭にした全加工費、及びあらゆる固定費の改善による合理化改善を更に押し上げ、また、主要なお客様との鋼材・物流費、資材・動力光熱費等のインフレ影響全般の売価反映の最終結論が年度後半に集中的に決定される状況を勘案し、後半追い上げの利益獲得による通期目標の達成を目指します。

今後も引き続き「中発Global Vision2025」達成に向け、主要なお客様の電動化戦略に対応したEV・FCV対応製品のラインナップ拡充、製品の高付加価値化、及びカーボンニュートラル環境への貢献、社会ニーズ対応を目指すSDGs化の推進を積極的に実施し、成長と効率向上の両輪の発展をはかり、中長期経営計画の達成に向け努力してまいります。

 

〔参考〕2022年7月28日公表 2023年3月期第2四半期累計期間連結業績予想の修正

(単位:百万円)

 

前回発表予想

今回修正予想

増減額

売上高

42,700

42,700

営業利益

700

200

△500

経常利益

950

1,100

+150

親会社株主に帰属する
四半期純利益

550

550

 

 

 

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。なお、売上高はセグメント間の売上高を含んでおります。

〔日本〕

主要取引先の自動車生産及び販売台数が減少したため、売上高147億1千2百万円(前年同四半期比4.1%減)、営業損失1千3百万円(前年同四半期は7億2千2百万円の営業利益)となりました。

〔北米〕

主要取引先の自動車生産及び販売台数は減少した一方、為替相場が円安方向に進んだ影響により、売上高19億3千万円(前年同四半期比8.0%増)、鋼材・物流費の高騰、資材・動力光熱費の価格上昇等のインフレ圧力により営業損失2億2千5百万円(前年同四半期は2億9百万円の営業損失)となりました。

〔中国〕

主要取引先の自動車生産及び販売台数は減少した一方、為替相場が円安方向に進んだ影響により、売上高26億9千7百万円(前年同四半期比10.5%増)、鋼材・物流費の高騰、資材・動力光熱費の価格上昇等のインフレ圧力により営業利益1億5千6百万円(同43.7%減)となりました。

〔アジア〕

主要取引先の自動車生産及び販売台数が増加したため、売上高36億2千3百万円(前年同四半期比17.6%増)、営業利益9千5百万円(前年同四半期は8千6百万円の営業損失)となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、2億9千万円(前年同四半期比0.7%減)であります。

 

(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。