第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成28年4月28日開催の取締役会において新生製缶株式会社の株式を取得し、同社を子会社化すること

を決議し、平成28年7月19日に株式取得の契約を締結いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1.四半期財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりでありま

す。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1)業績の状況

①販売実績

 当社の当第1四半期累計期間の売上高は、18L缶の売上高が、昨年度東部地区で大きく落ち込んだ油糧の回復と昨年老舗の同業他社の会社整理に伴う受注増、並びにラミネート缶の市場への浸透により、前年同四半期比55百万円増となりました。

 また、美術缶も18L缶と同様、同業他社の会社整理に伴う受注増と需要の回復により、前年同四半期比35百万円増となりました。

 合計では、前年同四半期比58百万円、4.1%の増となりました。

 製品別の売上高は、以下のとおりとなっております。

    製品別売上高                                            (単位:百万円、%)

 

前年同四半期

当第1四半期

前年同四半期比

 

金額

構成比

金額

構成比

金額

増減率

18L缶

871

60.0

926

61.4

55

6.4

美術缶

468

32.3

504

33.4

35

7.7

その他

111

7.7

79

5.2

△32

△29.2

1,451

100.0

1,510

100.0

58

4.1

 

 

②損益実績

 上記売上高の増加を受け、売上総利益は208百万円と前年同四半期比26百万円の増加となりました。

 販売費及び一般管理費につきましては、前年同四半期比7百万円増の187百万円となり、営業損益は20百万円の利益を計上し、前年同四半期比19百万円増加しました。

 経常損益につきましては、不動産賃貸料、受取配当金等の増加により営業外収益67百万円を計上し、営業外費用31百万円を計上した結果、56百万円の利益となり、前年同四半期比では29百万円の増加となりました。

 この結果、四半期純利益は47百万円となり、前年同四半期比18百万円の増加となりました。

 

(2)財政状態

①当第1四半期会計期間末における資産合計は10,495百万円となり、前事業年度末に比べ418百万円の増加となりました。

主な増減要因は、以下のとおりであります。

・流動資産は、現金及び預金の増加88百万円、受取手形及び売掛金の増加163百万円、たな卸資産の減少15百万円等の要因で、254百万円の増加となりました。

固定資産は、設備投資による有形固定資産の増加8百万円、システム開発に伴う無形固定資産の増加12百万円、株価の値上がりに伴う投資有価証券の増加152百万円等による投資その他の資産の増加142百万円等の要因で、163百万円増加しました。

 

 

②当第1四半期会計期間末における負債合計は6,505百万円となり、前事業年度末に比べ294百万円の増加となりました。

主な増減要因は、以下のとおりであります。

・流動負債は、支払手形及び買掛金の増加85百万円、未払配当金及び未払消費税の増加によるその他流動負債の増加67百万円、有利子負債(短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金)の増加104百万円等の要因で、264百万円の増加となりました。

・固定負債は、退職給付引当金の増加11百万円、投資有価証券の時価差額の増加に伴う繰延税金負債の増加45百万円、長期借入金の減少22百万円、役員退職慰労引当金の減少2百万円等の要因で、29百万円の増加となりました。

③当第1四半期会計期間末における純資産合計は3,989百万円となり、前事業年度末に比べ124百万円の増加となりました。

主な増減要因は、以下の通りであります。

・株主資本は、四半期純利益47百万円、配当金の支払い34百万円等の要因で、13百万円増加しました。

・評価・換算差額等は、株価の値上がりによるその他有価証券評価差額金の増加により106百万円の増加となりました。

④当第1四半期会計期間末の有利子負債残高(長短借入金)は3,472百万円となり前事業年度末に比べ81百万円の増加となっております。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因

①需要動向

 当第1四半期累計期間の売上高は、前年同四半期比58百万円増となりましたが、需要が回復している訳ではなく、当社を取り巻く事業環境は、容器素材の多様化、少子高齢化によるスチール缶の需要減少が継続しており、厳しい競争が続いております。

②原材料価格の高騰

 主原料である鉄鋼薄板の価格は高止まりの状態にあり、引続き収益の圧迫要因となっております。

 当社といたしましては、引続き生産効率の改善に努めると共に、原価上昇に伴う価格転嫁についてお取引先のご理解を得るよう努力してまいります。

③有利子負債残高

 前述のとおり、当社の有利子負債は引続き高水準にあり、今後の金利情勢によっては収益の圧迫要因となる可

能性を抱えております。

 

(6)経営戦略の現状と見通し

①収益体質の改善

 当社は、次項「生産効率の改善」の他、原価の変動に即応した販売価格の設定、事務効率の改善による経費の削減等を推進し、収益体質を強化し、営業損益の黒字定着化を図ってまいります。

②生産効率の改善

 当社は、販路の拡大による増産効果とともに、生産技術・開発技術の強化と生産効率の改善を目指しております。

③有利子負債の圧縮による財務体質の改善

 当第1四半期会計期間末における有利子負債残高は3,472百万円となり、前事業年度末比81百万円の増加となっていますが、当社は、従前より「営業活動によるキャッシュ・フローを重点的に財務体質の改善に振り向けていく」との方針を採っており、今後ともこの方針を継続してまいる所存であり、3,000百万円まで圧縮することを目標としております。