また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(平成27年4月~平成27年9月)におけるわが国経済は、政府・日銀による経済・金融政策等の効果により大企業や輸出関連企業を中心に企業収益の改善や設備投資の持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。しかし一方で、中国経済の減速をはじめとする海外景気の下振れが懸念されるなど、国内景気の先行きは依然として不透明な状況にありました。
当社グループの関連する建築業界におきましては、消費税増税後の反動減による影響の一巡によって新設住宅着工戸数が持ち直しの傾向にあるものの、公共投資が総じて弱い動きとなっているほか、民間非居住建築物の着工状況においても比較的低い水準に止まっており、当累計期間における建築需要は全般的に低調な状況で推移いたしました。
当社グループはこうした状況の中で、最終年度を迎えた中期3ヵ年経営計画に沿って、成長戦略製品の拡販と既存重点製品の収益確保を図るべく、設計指定活動の強化をはじめ特約店の拡充や新規顧客開拓に注力してまいりました。また、市場ニーズである「環境・省エネ」「安心・安全」「耐震・防災」をテーマとした新製品開発に注力すると同時に、内製化による付加価値の向上とコスト低減に全力で取り組んでまいりました。
しかしながら、建築需要が低調に推移する中で、シェア獲得に向けた企業間競争が激しさを増すとともに、天候不順による工期の遅延等も相まって、当第2四半期連結累計期間の売上高は11,500百万円(前年同期比2.9%減)となりました。また、売上高が減少したことに加え、人件費や減価償却費等が膨らんだことにより、利益面においては、営業損失214百万円(前年同期営業損失45百万円)、経常損失153百万円(前年同期経常利益24百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失187百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失7百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 三洋工業
主力製品群である軽量壁天井下地につきましては、ビルや商業施設用の製品が低迷を続ける中、社会的かつ市場ニーズに適合した耐震天井の品揃えが奏功し同製品の売上高が伸長したことなどから、軽量壁天井下地全体の売上高は増加いたしました。
床システムにつきましては、再生木材を使用した環境配慮型のデッキフロアが好調に推移したものの、主力製品である学校体育館などスポーツ施設用の鋼製床下地材製品が市場低迷の影響を受け売上高が落ち込んだほか、その他の床製品についても前年同期の実績を下回ったことなどから、床システム全体の売上高は減少いたしました。
また、アルミ建材につきましては、主力製品の一つであるエキスパンション・ジョイントカバーが堅調に推移しましたが、もう一つの主力製品であるアルミ笠木やその他外装パネルなどの売上高が僅かながら減少に転じたことなどから、アルミ建材全体の売上高はほぼ横ばいとなりました。
この結果、売上高は9,558百万円(前年同期比3.2%減)、セグメント損失175百万円(前年同期セグメント損失97百万円)となりました。
② システム子会社
当社の子会社であるシステム会社(株式会社三洋工業九州システムほか)におきましては、設計指定活動を中心に床関連製品の積極的な拡販に努めてまいりましたが、市場の低迷や工期遅延等の影響を受け、首都圏および一部地域において受注量が低迷したことなどから、システム会社全体の売上高は2,139百万円(前年同期比0.2%増)、セグメント損失は93百万円(前年同期セグメント損失8百万円)となりました。
③ その他
その他につきましては、売上高347百万円(前年同期比25.0%減)、セグメント損失0百万円(前年同期セグメント利益20百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、主に受取手形及び売掛金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ2,283百万円減少し、21,757百万円となりました。
負債につきましては、主に支払手形及び買掛金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ2,032百万円減少し、9,388百万円となりました。
純資産は、主に配当金の支出や当第2四半期連結累計期間が親会社株主に帰属する四半期純損失となったことにより、前連結会計年度末に比べ250百万円減少し、純資産合計は12,368百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,677百万円となり、前連結会計年度末に比べて278百万円増加しました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は793百万円(前年同期は1,101百万円の獲得)となりました。
主な内訳は、税金等調整前四半期純損失174百万円、売上債権の減少額3,396百万円、たな卸資産の増加額703百万円、仕入債務の減少額1,725百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は399百万円(前年同期は741百万円の使用)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出243百万円、無形固定資産の取得による支出163百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は114百万円(前年同期は126百万円の使用)となりました。
これは、主に短期借入金の純返済額5百万円と配当金の支払額101百万円などによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は109百万円であります。