当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2019年4月~2019年9月)におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善により緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米中貿易摩擦や英国のEU離脱問題、さらには相次ぐ甚大な自然災害の影響などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻く建築業界におきましては、2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピック関連の工事が終盤に差し掛かるなど堅調な動きが見られる一方、民間住宅投資においては貸家が減少し、非住宅投資では店舗や工場が着工減になるなど、建築需要は総じて弱含みの傾向で推移いたしました。
こうした市場環境の中で当社グループは、新中期3ヵ年経営計画「SANYO VISION 73」(2019年度~2021年度)に沿って、長期展望の柱となる「成長への改革」・「新商品の発掘」・「新ビジネスの構築」をさらに推し進め、安定的な利益確保と持続的な成長を目指した基盤体制の強化に積極的に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、オリンピック関連や足元の建築需要を取り込んだことなどから、全体の売上高は11,572百万円(前年同期比1.7%増)となりました。また、利益面におきましては、売上総利益率の改善や販管費の削減効果により、営業利益204百万円(前年同期営業損失108百万円)、経常利益においては290百万円(前年同期経常損失28百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は148百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失127百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 三洋工業
主力製品群である軽量壁天井下地につきましては、新設住宅着工戸数の落ち込み等を背景に、戸建住宅用製品が減少に転じたものの、豊富な品揃えにより地震対策用天井の受注が堅調に推移したことから、軽量壁天井下地全体の売上高は増加となりました。
また、床システムにつきましては、スチール製OAフロアや床仕上製品等が伸長しましたが、集合住宅用の遮音二重床製品や再生木材を利用したデッキフロア、及び置敷式OAフロア等が低迷したことから、床システム全体の売上高は減少となりました。
アルミ建材につきましては、手摺やルーバー等の受注が低調に推移しましたが、主力製品であるアルミ笠木やエキスパンション・ジョイントカバー、及びスパンドレル等が好調であったことから、アルミ建材全体の売上高は増加となりました。
この結果、売上高は9,704百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は187百万円(前年同期セグメント損失83百万円)となりました。
② システム子会社
当社の子会社であるシステム子会社(株式会社三洋工業九州システムほか)におきましては、主力取扱い製品である鋼製床下地材製品や床関連商品を中心に設計指定活動を通じてその拡販に努めてまいりました。首都圏の子会社においては、オリンピック関連の受注もあり好調に推移しましたが、一部地方の子会社においては、厳しい市況や工期遅延等の影響を受け、業績が低迷いたしました。
この結果、システム子会社全体の売上高は2,130百万円(前年同期比3.1%増)、セグメント損失は99百万円(前年同期セグメント損失106百万円)となりました。
③ その他
その他につきましては、売上高350百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は17百万円(前年同期セグメント損失12百万円)となりました。
財政状態の状況については、次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、主に受取手形及び売掛金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ948百万円減少し、23,956百万円となりました。
負債につきましては、主に支払手形及び買掛金が減少したことにより、前連結会計年度末に比べ951百万円減少し、9,261百万円となりました。
純資産は、配当金の支出があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益148百万円を計上したことにより、前連結会計年度末に比べ2百万円増加し、純資産合計は14,695百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,423百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,387百万円増加しました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は1,009百万円(前年同期は292百万円の獲得)となりました。
主な内訳は、税金等調整前四半期純利益263百万円、減価償却費271百万円、売上債権の減少額3,244百万円、たな卸資産の増加額982百万円、仕入債務の減少額1,509百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は57百万円(前年同期は2,190百万円の使用)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出105百万円、保険積立金解約による収入63百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は436百万円(前年同期は1,487百万円の獲得)となりました。
これは、主に短期借入金の純借入額600百万円、配当金の支払額151百万円などによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は100百万円であります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。