当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業の経営成績や雇用・所得環境の改善等を背景として、消費者マインドが改善するなど景気の緩やかな回復基調が続いております。一方、米国の保護主義的な政策への傾注とそれに端を発する貿易摩擦の高まりなど、グローバル経済環境は依然として不透明な状況が続いております。
このような情勢下、当社グループにおきましては、「工具の新たな可能性を追求し、お客様が感動する憧れのブランドを創り、次世代への成長を加速する」を基本方針に掲げ、工具事業を核とした成長戦略を展開し、収益・利益の拡大に努めております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は36億13百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は2億33百万円(前年同期比67.4%増)、経常利益は2億43百万円(前年同期比65.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては1億55百万円(前年同期比62.4%増)となりました。
事業セグメントごとの経営成績の概要につきましては、以下のとおりであります。
[工具事業]
主力の当事業部門では、「安全、快適、能率・効率、環境」をキーワードに、既存顧客の深耕、新規顧客の開拓並びにブランド価値向上等の事業戦略を展開しております。
開発面では、「安全、快適、能率・効率、環境」を追求するR&Dコンセプト「新・工具大進化」の具現化に向けた次世代工具開発に注力しております。具体的には、工具や測定具にセンシングの要素を取り込み、その測定データをデバイスに送信することで、作業の履歴を自動的に「記録・管理・分析」する『TRASAS(トレサス)』シリーズのリリースに向け注力いたしました。平成30年10月には製品ラインナップの第一弾として、既存の工具に装着することで作業トレーサビリティを実現する『TORQULE(トルクル)』シリーズ及び自動車整備向け作業管理システム『TRASAS for AUTO』を発売いたします。
販売面では、次世代工具の販売拡大や、お客様の様々な問題・課題を解決するソリューション営業、得意先向け研修会の開催などに加え、企業ミュージアム「KTCものづくり技術館」をリニューアルいたしました。同時に、KTCのフラッグシップである「ネプロス」の魅力を体感いただけるスペースとして『nepros museum 360°(ネプロス ミュージアム サンロクマル)』を創業記念日である平成30年8月2日にオープンして以来、ご来館いただいた多くの皆様より「ネプロスに触れるだけでなく、その魅力を全身で体感できる」との声を頂戴しております。
生産面では、たゆまぬ生産性の向上とコストダウンの推進でKTCグループにおける「ものづくりの最適化」を図っております。さらに、中長期的な生産拠点戦略を展開し、生産革新の実現に向け最新のロボット技術を活用した先進的な自働化、省力化設備の開発や、全社の設備監視を包括的に行うなど工場のIoT化による中枢的機能の集約を図っております。
これらの結果、自動車及び一般産業市場を中心とした市販部門に加え、ソリューション案件を中心とした直販部門が堅調に推移したことから、当第2四半期連結累計期間の売上高は34億92百万円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益1億48百万円(前年同期比159.0%増)となりました。
なお、当社は平成30年5月に、経済産業省が選定・発表する「IT経営注目企業2018」に選定されました。今回の選定は、①「次世代トレーサビリティシステム開発」②「協働型自走式ロボットによるスマート工場化」など、最新のIT・ロボット技術を駆使した製品・ものづくり技術の開発により、お客様や自社のスマート化を推進することで、より安全・安心な社会の実現に向けた取組みが評価されたことによるものです。
[ファシリティマネジメント事業]
当事業部門では、従前より所有不動産の有効活用を目指し、物件の整備、運営管理を推進しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、所有不動産や、石川県羽咋市の太陽光発電所の安定稼働により、売上高は1億21百万円(前年同期比0.9%増)、セグメント利益は84百万円(前年同期比3.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、128億96百万円となり、前連結会計年度末に対し29百万円減少となりました。その主な内容は、商品及び製品が1億40百万円、投資その他の資産のその他が79百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が2億81百万円減少したことなどによるものであります。
負債合計は、33億30百万円となり、前連結会計年度末に対し70百万円減少となりました。その主な内容は、流動負債のその他が90百万円増加した一方、未払金及び未払費用が1億74百万円減少したことなどによるものであります。
純資産合計は、95億66百万円となり、前連結会計年度末に対し41百万円増加となりました。その主な内容は、利益剰余金が71百万円増加した一方、その他有価証券評価差額金が17百万円減少したことなどによるものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(3)キャッシュ・フローの分析
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動による資金の増加は3億81百万円(前年同期は1億45百万円)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益2億12百万円に加え、減価償却費1億96百万円、売上債権の減少2億80百万円により資金が増加したものの、たな卸資産の増加1億75百万円、その他の負債の減少1億5百万円などにより資金が減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動による資金の減少は2億94百万円(前年同期は1億60百万円)となりました。これは主に固定資産の取得による支出2億4百万円、その他の投資の取得による支出76百万円などにより資金が減少したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動による資金の減少は88百万円(前年同期は1億27百万円)となりました。これは主に配当金の支払による支出83百万円などにより資金が減少したことなどによるものであります。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物は、20億31百万円(前年同期は20億65百万円)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億14百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。