当社の連結子会社である北陸ケーティシーツール株式会社において、2025年4月下旬、一部の仕掛品を過大に計上するという不適切な会計処理の疑義があることが判明したことを受け、同年5月7日に外部専門家を加えた調査チームを設置し、全容の解明に努めてまいりました。その調査過程で、本事案に子会社の経営層の関与がある疑義、仕掛品以外にも一部の原材料や製品などについて不適切な会計処理が過年度に亘り行われていた疑義、並びに、当社取締役常勤監査等委員(当時)が2025年3月期における不適切な会計処理を知りながら適切に対応していなかった疑義が確認されたことから、同年6月2日付で調査チームを解消したうえ、特別調査委員会を設置し、調査を進めてまいりました。当該調査の結果、上記に記載したすべての疑義について、事実であることが判明いたしました。
当社は、同年6月30日に同委員会より受領した調査報告書を踏まえ、過去に提出済みの有価証券報告書等に記載されております連結財務諸表、四半期連結財務諸表及び中間連結財務諸表で対象となる部分について、訂正することといたしました。なお、今回の訂正にあたっては、本事案に関する訂正に加え、その他の誤謬の訂正も併せて行っております。
これらの決算訂正により、2024年11月11日に提出いたしました第75期中(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)半期報告書の記載事項の一部を訂正する必要が生じましたので、金融商品取引法第24条の5第5項の規定に基づき、半期報告書の訂正報告書を提出するものであります。
また、当社は、2023年3月期以前の各四半期報告書及び当該連結会計年度の有価証券報告書については、影響の金額的重要性に鑑み、その訂正は行っておりません。
なお、訂正後の中間連結財務諸表については、PwC Japan有限責任監査法人の期中レビューを受けており、その期中レビュー報告書を添付しております。