第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響については、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (7)新型コロナウイルス感染症の影響について」をご覧ください。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間の当社グループ(当社及び連結子会社)の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による急速な経済の悪化を受け、主力とするビルサッシを中心とした建材事業分野において、新設住宅着工戸数がマンションを中心に減少し、先行きの不透明感は強まっております。形材外販事業においては、市場競争が年々激化しており、事業環境は厳しさが増しております。環境事業においては、売上時期変更などの影響を受けております。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ84億6千4百万円増加し、1千6億2千万円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ104億1千2百万円増加し、822億7千万円となりました。

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億4千7百万円減少し、183億4千9百万円となりました。

b.経営成績

 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高551億4千5百万円(前年同四半期比9.3%減)、営業損失21億3千1百万円(前年同四半期は営業損失18億9千9百万円)、経常損失19億1千5百万円(前年同四半期は経常損失18億3千万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失21億5千9百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失20億1千5百万円)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

〔建材〕

 建材事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による市場悪化を受け、売上高は379億5千万円(前年同四半期比7.3%減)、セグメント損失7億9千1百万円(前年同四半期はセグメント損失9億6千8百万円)となりました。

 

〔形材外販〕

 形材外販事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大による市場環境の冷え込みや競争激化などの影響から、売上高は134億8千万円(前年同四半期比14.7%減)、セグメント損失6億7千3百万円(前年同四半期はセグメント損失1億3千2百万円)となりました。

 

[環境]

 環境事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け薬剤販売が減少した事などにより、売上高は20億8千5百万円(前年同四半期比7.7%減)、セグメント利益9千万円(前年同四半期はセグメント利益8千万円)となりました。

 

[運送事業]

 運送事業においては、サッシ及び形材販売の出荷量減等の影響を受け、売上高は13億3千9百万円(前年同四半期比13.4%減)、セグメント利益2億3千6百万円(前年同四半期はセグメント利益2億7千3百万円)となりました。

 

[その他]

 その他事業には、不動産業等がありますが、売上高は2億9千万円(前年同四半期比28.1%増)、セグメント利益1億2千3百万円(前年同四半期はセグメント利益1千9百万円)となりました。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億3千万円であります。
 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、日本国内の景気動向、建設会社の建設工事受注残高や住宅着工戸数の変動等があります。また、当社グループは、アルミ地金を主たる原材料とする事業(建材事業、形材外販事業)が売上高の大半を占めております。このアルミ地金価格は、市況(為替相場およびロンドン金属取引所(LME)の価格相場)の変動により影響を受けることから、今後も市況が上昇する局面では、原材料費の上昇が押さえきれず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

財務戦略の基本的な考え方

当社グループは、強固な財務基盤の構築を目指しながら、企業価値向上を図るため、収益や成長ができる事業への資源を集中する戦略(事業ポートフォリオ戦略)を推進し、グループの経営資源の最適配分することを財務戦略の基本としております。

強固な財務基盤の構築につきましては、2020年度を最終年度とする中期経営計画「創造」における自己資本比率の目標値を22.5%に設定しております。

経営資源の配分に関する考え方

当社グループは、企業価値向上に資する経営資源の配分に努めます。
手元現預金および多様な資金調達の活用により、成長のための投資、株主還元の充実を図ってまいります。

資金需要の主な内容

当社グループの資金需要の主なものは、製品製造のための原材料、部品の購入、外注加工費、人件費等の営業活動資金と、持続的な成長のために商品競争力を高める研究開発投資や、生産性向上を図る設備投資を実施する投資活動資金となっております。

資金調達

当社グループの事業活動の維持および拡大に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金および外部資金を調達し有効に活用しております。設備投資は営業キャッシュ・フローの範囲内とすることを基本としておりますが、多様な資金調達手段を活用し、金融機関からの借入やリースによる固定資産購入等を行っております。

 

(6)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(7)新型コロナウイルス感染症の影響について

2019年暮れから発生した新型コロナウイルス感染症は世界各地で感染の拡大が続いております。各国は渡航制限や都市封鎖等の対策に追われるなど、これまでにない脅威となっております。

当社グループにおきましては、お客様および従業員の安全を第一に考えるとともに、政府や自治体の要請をふまえ、従業員の健康管理確認の徹底、テレワークの推進、社内会議、国内遠距離、海外出張の制限等の対応を実施しております。

また、リモート対応の推進等による業務改革や効率化の推進など様々な施策を講じることで、業績への影響の低減を図ってまいります。
 しかしながら、今後、事態の長期化および感染拡大が進行することになりましたら、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)経営成績の季節的変動について

当社グループは、建材事業、特にビルサッシの売上比率が高く、このビルサッシの売上が季節的に大きく変動することから、営業年度の第2四半期及び第4四半期に売上が集中する傾向があります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定、又は、締結等はありません。