文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間(平成29年4月1日~平成29年12月31日)におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀の金融緩和を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、国内では住宅建設が弱含んできたことに加え、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響には留意が必要で、景気の先行きについては依然として不透明な状況が続いております。
当社の主力分野であります石油暖房機器業界におきましては、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国による減産を受けて原油先物価格が上昇する一方で、需要期の11月中旬から12月にかけて大陸から寒気が流れ込みやすく、気温が低かった影響により、市場規模は前年に比べて拡大いたしました。
こうしたなかにあって当社は、市場や住環境の変化に対応した商品開発に取り組んでまいりました。
<暖房機器>
主力商品であります石油暖房機器におきましては、少人数世帯向けの小型機種にも高機能商品が求められる市場動向に合わせて「わかりやすい、使いやすい」をコンセプトとした新商品「KEタイプ」が市場に受け入れられ、販売が好調に推移いたしました。また、消火時のニオイの元を最大約40%減らすことのできる新機能「消臭宣言」を搭載して付加価値を高めたSDRタイプ、SDXタイプ、KEタイプにつきましては、新潟の新しいブランド米「新之助」5kgが抽選で3,000名に当たる大規模な販売キャンペーンを実施した効果もあり、販売が好調に推移いたしました。
この他、お客様の要望に即した商品開発を行ない、全10タイプ32機種の商品を発売し、売上は前年同期実績を上回りました。
また、電気暖房機器におきましては、セラミックファンヒーター2機種を発売し、脱衣所やキッチンなどスポット暖房の必要性を訴求した販売活動に努めた結果、売上は前年同期実績を上回りました。
<環境機器>
加湿器におきましては、RXシリーズに新機能「ターボ運転」を搭載して付加価値を高めた他、家庭用としては業界最大となる2,400ml/hの加湿量となる新商品「HD-242」を発売いたしました。当事業年度におきましては3シリーズ17機種を発売し、売上は前年同期実績を上回りました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は181億58百万円(前年同四半期比5.4%増)、営業利益は18億55百万円(前年同四半期比12.1%増)、経常利益は19億2百万円(前年同四半期比9.9%増)、四半期純利益は13億80百万円(前年同四半期比23.1%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
各営業所における石油暖房機器販売におきましては、大手家電量販店にて消臭宣言機能を搭載した上位機種の販売構成比を高めるべく店頭展示演出や商品勉強会などの営業活動を積極的に展開し、ホームセンターでは高いシェアを固めるべく積極的な販売に努めてまいりました。
発売3年目になるセラミックファンヒーターも販路やシェアの拡大に努めてまいりました。
加湿器におきましては、家庭用としては業界最大となる大能力タイプを発売したほか、デザイン性の高い機種のPRに努め、販売単価アップに努めてまいりました。
以上の結果、各営業所売上高合計は前年同四半期比9.1%増加いたしました。
営業部におきましては、石油暖房機器の輸出が減少したことで売上高は前年同四半期比22.5%減少いたしました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、5億98百万円であります。なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。