また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府による積極的な経済政策が実施されており、緩やかな
回復基調が続いております。しかしながら海外は、イギリスのEU離脱、中国をはじめとするアジア新興国の経済成長鈍化など先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループの大口需要家であります電力会社においては、原子力発電停止に伴う代替発電燃料費増加の影響に加え、今年度より開始された電力小売全面自由化による新電力への切り替えや、今後予定されている送配電部門の法的分離などにより、事業環境が大きく変化しております。NTTにおいても、光サービスの提供エリアがほぼ充足したことから、当社グループに関連した設備投資が抑制傾向となっており、厳しい受注環境となっております。
このような状況のなか、当社グループの生産部門では、子会社を含め設備ならびに業務の効率化によるコスト削減や品質管理の推進、顧客ニーズに応じた生産体制を図り、価格競争力のある製品の生産に取り組みました。
営業部門では、電力会社・NTT向け新製品の市場投入をはじめ、コンクリート柱の建替関連製品、街路灯・防犯灯LED化関連製品の拡販、また新規需要に向けた活動など積極的な営業を展開しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は7,383百万円と前年同期に比べ359百万円、4.6%の減収となりました。経常利益は381百万円と前年同期に比べ331百万円、46.5%の減益となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は261百万円と前年同期に比べ183百万円、41.2%の減益となりました。
セグメントに代わる需要分野別の業績は、次のとおりであります。
① 交通信号・標識・学校体育施設関連
交通信号・標識関連は、全国的にコンクリート柱の建替や信号機のLED化工事などにより堅調に推移しました。また、学校体育施設関連についても、防塵ネットに関係した工事などがあり、好調に推移しました。その結果、売上高は931百万円と前年同期に比べ25百万円、2.8%の増収となりました。
② ブロードバンド・防災無線関連
防災無線関連は、全国的に新規工事が立ち上がり好調に推移しました。ブロードバンド関連は、市場価格の厳しい状況が続いておりますが、当第3四半期においては、新規物件工事が東日本エリアで立ち上がり、好調となりました。その結果、売上高は688百万円と前年同期に比べ46百万円、7.3%の増収となりました。
③ 情報通信・電話関連
情報通信関連は、設備投資抑制の影響により、移動体アンテナ設置工事および光伝送路工事が低調に推移しました。電話関連は、当社グループに関連した設備投資が一巡したことや昨年度好調に推移しましたコンクリート柱の建替関連製品の受注が低調に推移しました。その結果、売上高は1,643百万円と前年同期に比べ272百万円、14.2%の減収となりました。
④ 配電線路関連
配電線路関連は、原子力発電停止に伴う代替発電燃料費増加の影響に加え、今年度より開始された電力小売全面自由化などにより、依然設備投資抑制傾向となっており、厳しい受注環境となりました。その結果、売上高は2,689百万円と前年同期に比べ121百万円、4.3%の減収となりました。
⑤ その他
鉄道関連は、コンクリート柱建替や安全対策に伴う付帯工事が堅調に推移しました。しかしながら、一般民需、公共工事関連が低調に推移しました。その結果、売上高は1,429百万円と前年同期に比べ37百万円、2.5%の減収となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ764百万円増加し、19,483百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ694百万円増加し、11,766百万円となりました。
これは、主に現金及び預金が819百万円増加したことと、受取手形及び売掛金が152百万円減少したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ70百万円増加し、7,716百万円となりました。
これは、主に投資その他の資産が104百万円増加したことと、無形固定資産が28百万円減少したことによるものです。
(負債の部)
負債は、前連結会計年度末に比べ655百万円増加し、4,083百万円となりました。
これは、主に支払手形及び買掛金が243百万円、借入金が748百万円増加したことと、未払法人税等が155百万円及び賞与引当金が103百万円減少したことによるものです。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末に比べ108百万円増加し、15,399百万円となりました。
これは、主にその他有価証券評価差額金が135百万円増加したことと、為替換算調整勘定が19百万円減少したことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、155百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 |
所在地 |
需要分野別の名称 |
設備の内容 |
投資予定金額 |
資金調達 |
着手及び完了予定 |
完成後の |
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総額 |
既支払額 |
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着手 |
完了 |
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イワブチ(株)松戸第2工場 |
千葉県松戸市 |
交通信号・標識・学校体育施設関連、ブロードバンド・防災無線関連、情報通信・電話関連、配電線路関連、その他の製造業務 |
生産設備 |
385,000 |
5,315 |
借入金 |
平成28年10月 |
平成29年9月 |
微増 |
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。