第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類へ引き下げられ、経済活動の正常化が進み、緩やかな回復傾向が見られました。その一方で、原燃料価格の高止まりや物価上昇など、先行き不透明な状況が続いております。

 主要取引先である建設機械業界においては、前期に引き続き需要が堅調に推移いたしました。このような環境下、当社グループは引き続き受注の拡大に努めるとともに、保有している生産能力を最大限に活用し、製品需要に対応してまいりました。

 その結果、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営成績は、下記のとおりとなりました。

 当第2四半期連結累計期間は、売上高58億72百万円(前年同期比8.6%減、5億53百万円減)、経常利益7億17百万円(前年同期比72.3%増、3億円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益11億43百万円(前年同期比448.5%増、9億34百万円増)となりました。

 売上高におきましては、取引先の生産調整により販売数量が減少したことから前年同期と比較して減少いたしました。利益面では、原材料・エネルギー価格の上昇及び例年以上の賃上げによる人件費等の増加がありましたが、コスト上昇に対応した販売価格の見直しを実施した結果、前年同期と比較し、各利益が増加いたしました。

 主要な事業部門別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、事業部門別に区分して記載しております。

「建設機械部門」

 建設機械部門の売上高は、56億8百万円(前年同期比8.3%減、5億6百万円減)となりました。

「自動車関連部門」

 自動車関連部門の売上高は、70百万円(前年同期比1.5%減、1百万円減)となりました。

「産業機械部門」

 産業機械部門の売上高は、53百万円(前年同期比16.2%減、10百万円減)となりました。

「その他部門」

 その他部門の売上高は、1億38百万円(前年同期比20.2%減、35百万円減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1億94百万円増加し、173億33百万円となりました。これは主に、現金及び預金が13億36百万円、電子記録債権が2億54百万円、受取手形及び売掛金が1億75百万円減少したものの、有価証券が15億99百万円、機械装置及び運搬具が3億33百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べ2億11百万円減少し、24億71百万円となりました。これは主に、未払法人税等が1億22百万円増加したものの、流動負債その他が2億51百万円、買掛金が64百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べ4億5百万円増加し、148億62百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が6億83百万円減少したものの、利益剰余金が10億34百万円増加したこと等によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、49億56百万円となり、前連結会計年度末と比して13億36百万円減少しました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 税金等調整前四半期純利益13億84百万円、売上債権の減少4億29百万円、減価償却費1億86百万円等の資金の増加に対して、関係会社清算益6億67百万円、その他2億27百万円、法人税等の支払額1億24百万円等の資金の減少により、営業活動によって得られた資金は9億62百万円となりました(前年同期比2億62百万円の収入増)。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 有価証券の償還1億円、定期預金の払戻による収入85百万円などの収入がありましたが、有価証券の取得15億円、有形固定資産の取得5億14百万円、投資有価証券の取得2億22百万円などを支出したこと等により、投資活動に要した資金は21億21百万円となりました(前年同期は、11百万円の収入)。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 配当金の支払1億7百万円、長期借入金の返済51百万円などに資金を充当したこと等から、財務活動に要した資金は1億60百万円となりました(前年同期比52百万円の支出減)。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。