第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(平成28年3月1日~平成28年11月30日)におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀による金融緩和策等を背景とした企業収益の改善や雇用環境の改善等が見られ、緩やかな回復基調にあるものの、イギリスのEU離脱や、中国の経済成長の鈍化が鮮明となったことなどから、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。

当連結累計期間における当社グループを取り巻く業界動向は、交通・輸送、住宅関連は前期に比べ好調を維持いたしましたが、環境・エネルギー関連は低調に推移いたしました。

このような状況の中、当社グループは、得意先への取引深耕に努める一方、経費の見直しや更なる生産効率の向上、及び競争力の強化を目指して経営の効率化に全力で取り組み、あらゆる角度から利益創出に向けた対策を実行いたしました。

その結果、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高は7,316百万円(前年同期比4.4%増)の増収となりました。営業利益は200百万円(前年同期は119百万円の営業損失)、経常利益は217百万円(前年同期は147百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は145百万円(前年同期は56百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

セグメントの概況は、次のとおりであります。

各セグメントの営業損益は、各セグメントに配賦することが困難な本社管理部門に係る営業費用等を控除する前のものであります。

 

① 放電加工・表面処理

放電加工・表面処理は、新規事業であります航空機エンジン部品の低圧タービンブレードの生産量が段階的に増加したものの、環境・エネルギー関連は低調に推移した結果、放電加工・表面処理全体では前年同期に比べ、売上高が減少いたしました。営業利益は、航空機エンジン部品の低圧タービンブレードの増収などにより、前年同期と比べ、増益となりました。

その結果、売上高は3,137百万円(前年同期比0.4%減)、営業利益は9百万円(前年同期は4百万円の営業損失)となりました。

② 金型

金型は、交通・輸送の主力アイテムであります自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム押出用金型、及び住宅関連の主力アイテムでありますアルミ押出用金型が順調に推移したことから、金型全体では前年同期に比べ、売上高が増加いたしました。営業利益は、増収効果等により、前年同期と比べ増益となりました。

その結果、売上高は2,755百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益は793百万円(同66.0%増)となりました。

③ 機械装置等

機械装置等は、機械販売が微増し、プレス金型も堅調に推移いたしましたが、交通・輸送関連でありますプレス部品加工の自動車関連部品が減少したことから、機械装置等全体では前年同期と比べ、売上高が減少いたしました。営業利益は、プレス部品加工などの減収により、前年同期と比べ減益となりました。

その結果、売上高は1,423百万円(同1.6%減)、営業利益は199百万円(同15.6%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ129百万円増加し、5,252百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加15百万円、受取手形及び売掛金の減少161百万円、電子記録債権の増加184百万円、仕掛品の増加122百万円によるものであります。固定資産は前連結会計年度末に比べ453百万円減少し、9,423百万円となりました。その主な要因は、建物及び構築物の減少143百万円、機械装置及び運搬具の減少290百万円によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ135百万円増加し、3,191百万円となりました。その主な要因は、短期借入金の減少75百万円、賞与引当金の減少61百万円、その他に含まれる未払金の増加232百万円、未払法人税等の増加73百万円によるものであります。固定負債は前連結会計年度末に比べ542百万円減少し、4,763百万円となりました。その主な要因は長期借入金の減少518百万円によるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ83百万円増加し、6,720百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金の増加73百万円、その他有価証券評価差額金の増加42百万円、為替換算調整勘定の減少51百万円によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更、及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は272百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える主な要因とその対応について

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、主要得意先3社で当社グループの売上高の 52.4%(平成29年2月期第3四半期連結累計期間)を占めており、これら主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループといたしましては、これらの状況を踏まえて売上の95.7%を占める受託加工は、今後も順調に推移する見通しでありますが、自社製品でありますプレス機械・クロムフリー塗料の拡販等を推し進め、主要得意先3社の比率を相対的に下げることでリスクの軽減を図り、景気動向に左右されないバランスの取れた事業内容の構築を目指し、業容の拡大を図ってまいります。