なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(平成29年3月1日~平成29年8月31日)におけるわが国経済は、緩やかな景気回復基調が継続し、企業収益や雇用・所得環境の改善が見られましたが、米国新政権の影響や地政学的なリスクの高まりなど、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当連結会計期間における当社グループを取り巻く業界動向は、航空宇宙関連、住宅関連及び交通輸送関連は、前期に比べ好調を維持いたしましたが、機械関連及び環境エネルギー関連は低調に推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、得意先への取引深耕に努める一方、経費の見直しや更なる生産効率の向上、及び競争力の強化を目指して経営の効率化に全力で取り組み、あらゆる角度から利益創出に向けた対策を実行いたしました。
当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高は4,963百万円(前年同期比2.8%増)の増収となりました。段階利益は、前期末に発生しました成田事業所における爆発火災事故の代替生産を人海戦術で対応したことによる原価高217百万円の影響などから営業利益は37百万円(同53.4%減)、経常利益は64百万円(同27.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は32百万円(同53.2%減)となりました。
セグメントの概況は、次のとおりであります。
なお、各セグメントの営業損益は、各セグメントに配賦することが困難な本社管理部門に係る営業費用等を控除する前のものであります。
①放電加工・表面処理
放電加工・表面処理は、航空機エンジン部品の低圧タービンブレード、及び圧縮機・燃焼器関連部品の売上高が増加したことにより、放電加工・表面処理全体では、前年同期に比べ増収となりました。営業損失は航空宇宙関連が増益となったものの、前期末に発生しました成田事業所における爆発火災事故による代替生産を人海戦術で対応したことによる原価高217百万円の影響により前年同期と比べ減益となりました。
その結果、売上高は2,147百万円(同2.8%増)、営業損失は162百万円(前年同期は19百万円の損失)となりました。
②金型
金型は、自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム押出用金型、及びアルミ押出用金型ともに売上高が増加したことにより、金型全体では前年同期に比べ増収となりました。営業利益は、売上高の増収などにより、前年同期と比べ増益となりました。
その結果、売上高は2,024百万円増(前年同期比14.8%増)、営業利益は522百万円(同4.6%増)となりました。
③機械装置等
機械装置等は、デジタルサーボプレス機の販売、及びプレス部品加工の自動車関連部品などが減少したことにより、機械装置等全体で減収となりました。営業利益は、売上高の減収などにより、前年同期と比べ減益となりました。
その結果、売上高は791百万円(同18.8%減)、営業利益は58百万円(同54.7%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ120百万円減少し、5,561百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加222百万円、電子記録債権の増加89百万円、仕掛品の増加93百万円、原材料及び貯蔵品の増加81百万円、受取手形及び売掛金の減少616百万円によるものであります。固定資産は前連結会計年度末に比べ2百万円増加し、9,461百万円となりました。その主な要因は、建物及び構築物の減少88百万円、機械装置及び運搬具の増加48百万円、建設仮勘定の増加34百万円によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ65百万円増加し、3,792百万円となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金の減少256百万円、短期借入金の増加467百万円、未払法人税等の減少158百万円によるものであります。固定負債は前連結会計年度末に比べ129百万円減少し、4,342百万円となりました。その主な要因は長期借入金の減少133百万円によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ53百万円減少し、6,888百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金の減少76百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの分析
当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ222百万円増加し、776百万円(前年同四半期末は910百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、374百万円(前年同四半期は465百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益49百万円、減価償却費428百万円、売上債権の減少541百万円、たな卸資産の増加175百万円、仕入債務の減少251百万円、法人税等の支払額172百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、334百万円(前年同四半期は7百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出347百万円、有形固定資産の売却による収入8百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、182百万円(前年同四半期は58百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の増加額(純額)200百万円、長期借入金の増加額(純額)134百万円、配当金の支払額108百万円によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更、及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は33百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える主な要因とその対応について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、主要得意先3社で当社グループの売上高の54.4%(平成30年2月期第2四半期連結累計期間)を占めており、これら主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループといたしましては、これらの状況を踏まえて売上の97.5%を占める受託加工は、今後も順調に推移する見通しでありますが、自社製品でありますプレス機械・クロムフリー塗料の拡販等を推し進め、主要得意先3社の比率を相対的に下げることでリスクの軽減を図り、景気動向に左右されないバランスの取れた事業内容の構築を目指し、業容の拡大を図ってまいります。