第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

 (1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間(2023年3月1日~2023年8月31日)におけるわが国経済は、インバウンドを含む人流の回復や新型コロナウイルス感染症の5類移行も重なり経済活動が好転した一方で、長期化するロシア・ウクライナ情勢に伴う資源価格の高騰や電力料の値上げなどを主としたインフレの高止まりの影響により、依然として景気の先行きは不透明な状況で推移しました。

当連結会計年度における当社グループを取り巻く業界動向は、航空・宇宙と環境・エネルギー分野を除き、どの業界も厳しく推移しました。

このような環境の中、当社グループにおきましては、価格転嫁や生産性向上、コスト削減などの対策に注力し、事業活動を継続してまいりました。

その結果、当連結会計年度における業績は、売上高につきましては、航空・宇宙関連と環境・エネルギー関連の一部アイテムの需要が回復したものの、住宅関連において、海外関連会社のタイ国内向けアルミ押出用金型が生産計画の見直しの影響を受けたことや、交通・輸送関連において、自動車業界の在庫調整の影響を受けたことから、生産量が減少しました。また、機械設備関連のプレス機およびプレス付帯設備の販売台数が減少したことから前年同期比では減収の5,747百万円(前年同期比4.6%減)となりました。利益につきましては、減収および資源費やエネルギー費などの高騰が利益面に影響しておりますが、価格転嫁やコスト削減を進めたことで営業損失を縮小し、営業損失は33百万円(前年同期は52百万円の営業損失)、経常損失は31百万円(前年同期は51百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は6百万円(前年同期は22百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

セグメントの概況は、次のとおりであります。

なお、各セグメントの営業利益は、各セグメントに配賦することが困難な本社管理部門に係る営業費用等を控除する前のものであります。

①放電加工・表面処理

 放電加工・表面処理は、航空・宇宙関連の航空機エンジン部品および環境・エネルギー関連の産業用ガスタービン部品や遠心圧縮機関連部品の受注が回復し、前年同期比で増収となりました。利益面では、増収に加え価格転嫁やコスト削減により、増益となりました。

 その結果、売上高は3,390百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益は223百万円(同94.9%増)となりました。

 

②金型

 金型は、住宅関連では、国内向けのアルミ押出用金型が価格改定による効果で増収となりましたが、海外関連会社のアルミ押出用金型が生産計画の見直しの影響を受け、減収となりました。また、交通・輸送関連では自動車業界の在庫調整の影響を受けセラミックスハニカム押出用金型の受注が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。利益面では、価格転嫁やコスト削減を進めましたが減収により減益となりました。

その結果、売上高は1,873百万円(同10.4%減)、営業利益は279百万円(同11.0%減)となりました。

 

③機械装置等

 機械装置等は、機械設備関連のプレス機およびプレス付帯設備の販売台数が減少したことから減収となりました。利益面では減収により減益となりました。

その結果、売上高は484百万円(同33.8%減)、営業損失は48百万円(前年同期は6百万円の営業利益)となりました。

 

 

 (2) 財政状態の分析

(資産)

当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ73百万円減少し、6,225百万円となりました。その主な要因は、売掛金の増加94百万円、電子記録債権の減少42百万円、未収入金の減少256百万円によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ234百万円増加し、8,766百万円となりました。その主な要因は、土地の増加272百万円、機械装置及び運搬具の増加57百万円、建設仮勘定の減少52百万円によるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ360百万円増加し、6,444百万円となりました。その主な要因は、支払手形及び買掛金の減少340百万円、電子記録債務の増加142百万円、短期借入金の増加687百万円、その他に含まれる未払金の減少162百万円によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ191百万円減少し、3,673百万円となりました。その主な要因は、長期借入金の返済による減少194百万円によるものであります。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ8百万円減少し、4,873百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金の減少148百万円、その他有価証券評価差額金の増加26百万円、為替換算調整勘定の増加52百万円、非支配株主持分の増加47百万円によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの分析

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ22百万円減少し、1,508百万円となりました。

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、221百万円(前年同期は120百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益5百万円、減価償却費320百万円、棚卸資産の増加139百万円、仕入債務の減少104百万円、及び未払消費税等の増加182百万円によるものであります。

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、592百万円(前年同期は296百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出649百万円、投資有価証券の売却による収入67百万円によるものであります。

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果獲得した資金は、281百万円(前年同期は113百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の増加額(純額)900百万円、長期借入金の返済による支出406百万円、配当金の支払額142百万円、リース債務の返済による支出57百万円によるものであります。

 

 

(4) 経営方針・経営戦略等

第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更、及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

第2四半期連結期間における当社の研究開発活動の金額は10百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7) 経営成績に重要な影響を与える主な要因とその対応及び見通しについて

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、主要得意先4社関連で当社グループの売上高の69.1%(2023年2月期第2四半期連結累計期間)を占めており、これら主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

売上高の95.2%を占める受託加工は、今後も順調に推移する見通しでありますが、当社グループといたしましては、これらの状況を踏まえて自社製品でありますプレス機械・クロムフリー塗料の拡販等を推し進め、主要得意先4社グループの比率を相対的に下げることでリスクの軽減を図り、景気動向に左右されないバランスの取れた事業内容の構築を目指し、業容の拡大を図ってまいります。

 

(8) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。