当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による国内外の経済活動の停滞により、景気は急速に悪化いたしました。5月下旬の緊急事態宣言解除後、経済活動は緩やかな持ち直し局面に入りましたが、感染の再拡大により、依然として、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが関連する建設市場におきましては、緊急事態宣言の発令に伴い、一部の工事において中断等の措置が取られた影響がありました。インフラ整備を中心とした一定水準の需要に支えられ、徐々に安定化傾向が見られるものの、感染症拡大の長期化で、設備投資抑制の影響も引き続き見られることから、感染症拡大前の水準への回復には時間を要するものと予想されます。
このような状況のなか、当社グループにおきましては、「中期経営ビジョン2020」のもと、成長戦略のキーワードとして掲げる「安定供給」、「安定品質」、「市場創出」の一層の促進に努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比較して564百万円(4.1%)減少し13,073百万円となりました。売上総利益は、前年同期と比較して267百万円(6.4%)減少し3,925百万円となりました。営業利益は、前年同期と比較して0百万円(0.1%)減少し、1,039百万円となりました。営業外収益は、前年同期と比較して7百万円(7.0%)減少し105百万円、営業外費用は、6百万円(5.8%)減少し102百万円となりました。その結果、経常利益は、前年同期と比較して2百万円(0.3%)減少し1,042百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期と比較して23百万円(3.4%)増加し711百万円となりました。
各セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
・ファスニング事業
各種設備工事等の需要は、民間工事・公共工事ともに前年を下回る水準で推移しております。これに伴い、当社の主力製品であるあと施工アンカーの販売は減少いたしました。また、インフラ関連を中心に完成工事高が増加したものの、ドリル・ファスナー製品の販売、海外売上高については減少し、総じて軟調な推移となりました。
この結果、当セグメントの売上高は9,748百万円(前年同期比4.8%減)、セグメント利益は1,220百万円(同7.6%減)となりました。
・機能材事業
電動油圧工具関連の販売が、国内・海外ともに前年を下回る水準で推移いたしました。また、電子基板関連及びFRPシート関連が減少した一方、アルコール検知器関連が微増を確保したほか、2020年3月期第2四半期より新たに加わった、包装・物流機器関連の売上高が増加いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は3,325百万円(同2.2%減)、セグメント利益は424百万円(同20.2%増)となりました。
② 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末より281百万円減少して17,369百万円となりました。これは主としてたな卸資産が増加した一方、受取手形及び売掛金が減少したことによるものであります。
負債の合計は前連結会計年度末より472百万円減少して4,092百万円となりました。これは主として未払法人税等及び長期借入金が減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末より190百万円増加して13,276百万円となりました。これは主として自己株式及び為替換算調整勘定が減少した一方、利益剰余金が増加したことによるものであります。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、101百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。