第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善等により緩やかに回復傾向となりました。一方、資源価格の高騰に伴う物価上昇や為替変動の影響等は続いており、依然として先行きは不透明な状況となっております。

 このような経営環境の下、当社グループは2023年度からの3年間を長期的な再成長に向けた重要な3年間と位置づけ、新中期経営計画「Planting Seeds for Growth ~成長に向けた種をまこう~」を策定いたしました。「既存事業の強靭化」と「新事業への参入」を戦略テーマとし、外部環境に左右されない経営体質の構築を目指し様々な施策に取り組んでおります。

 その結果、当中間連結会計期間の連結売上高は、流通問屋向けの売上が堅調に推移したことにより、3,464百万円(前年同期比3.1%増)となりました。また、利益につきましては、調達価格の上昇の影響を受け、売上総利益は721百万円(前年同期比1.0%減)、人件費など経費の増加に伴い営業利益は270百万円(前年同期比7.9%減)、経常利益は252百万円(前年同期比7.9%減)とそれぞれ減益となりました。なお、親会社株主に帰属する中間純利益は175百万円(前年同期比1.6%減)と減益になりました。

 当中間連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ249百万円減少し、8,117百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が24百万円増加しましたが、受取手形及び売掛金が204百万円、棚卸資産が75百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 負債合計は、前連結会計年度末に比べ382百万円減少し、5,513百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が111百万円、短期借入金が75百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が84百万円、未払法人税等が23百万円、その他流動資産が80百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 純資産の部につきましては、前連結会計年度末に比べ132百万円増加し、2,603百万円となりました。これは主に、期末配当金の支払等により24百万円減少しましたが、当中間連結会計期間において親会社株主に帰属する中間純利益175百万円を計上したことによるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ、36百万円増加し、898百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得た資金は、211百万円(前年同期は330百万円の減少)となりました。これは主に、仕入債務の減少で111百万円、未払消費税等の減少で94百万円、法人税等の支払で98百万円それぞれ資金が減少しましたが、税金等調整前中間純利益で252百万円、売上債権の減少で198百万円、棚卸資産の減少で75百万円がそれぞれ増加したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果得た資金は、23百万円(前年同期は86百万円の減少)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出で22百万円、有形固定資産の取得で24百万円資金がそれぞれ減少しましたが、定期預金の払戻による収入で78百万円資金が増加したものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、197百万円(前年同期は644百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額で75百万円、長期借入金の返済による支出で84百万円、配当金の支払で24百万円、それぞれ減少したものであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。