当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出の低迷を背景に景気に足踏み感が見られました。世界経済は、欧州では堅調な個人消費が景気を下支えした一方、中国では米中貿易摩擦の激化等により景気の減速傾向が続き、北米においては個人消費は底堅く推移したものの米中貿易摩擦による景気の先行き不透明感から企業の設備投資は伸び悩みました。
このような環境のなかで、当グループは、『お客様に感動を!』のコーポレートスローガンのもと、ロボット技術を軸に時代を捉え未来を切り拓いていくことを成長戦略の基本とし、変革にチャレンジしてまいりました。主力の電子部品実装ロボットや工作機械の分野でこれまで培ってきた自動化技術をさらに醸成させた独創的な製品の開発に取り組み、電子部品実装工程の全自動化を目指し世界初の自動部品補給システムを搭載したハイエンドモデルNXTRを発表しました。また、グループ会社間の連携による国内外の販売・技術サポート体制の強化やトータルソリューションの推進、顧客満足度の向上により、継続的なマーケットシェアの拡大に努めるとともに、IoTを活用したより効率的で無駄のない生産環境の整備と充実を進め、収益性の向上を目指してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は106,468百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて10,689百万円(11.2%)増加しました。これは主に、既存のロボットソリューション事業において売上を伸ばしたことに加え、2018年9月30日をみなし取得日としてファスフォードテクノロジ株式会社を連結の範囲に含めた影響によるものです。一方、価格競争の激化による売価下落等により、営業利益は15,988百万円と、前第3四半期連結累計期間に比べて1,796百万円(10.1%)減少し、経常利益は16,456百万円と、前第3四半期連結累計期間に比べて1,906百万円(10.4%)減少しました。また、特別利益として投資有価証券売却益を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は12,263百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて1,045百万円(7.9%)減少しました。
なお、当社は、電子部品実装ロボットの市場規模が年々拡大しているインドにおいて、現地代理店のサポートを強化することで顧客満足度を向上させ、さらなる市場拡大を図るため、2019年12月19日付でフジ インディア コーポレイション プライベート リミテッドを設立しました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ロボットソリューション
スマートフォン、次世代通信規格5G関連向け設備が引き続き中国で堅調に推移したことに加え、ベトナム、台湾、インド等他のアジア地域においても新たな設備投資が増えました。一方、景気の先行き不透明感から日本国内及び北米市場においては設備投資に対し慎重な姿勢が見られました。この結果、売上高は96,341百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて12,466百万円(14.9%)増加しました。一方、価格競争の激化等により、営業利益は18,295百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて1,424百万円(7.2%)減少しました。
マシンツール
主に中国及び北米市場における自動車関連の設備投資が軟調に転じたため、売上高は8,537百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて1,774百万円(17.2%)減少しました。また、販売台数の減少に加え、新工場棟建設に伴う減価償却費等の固定費増加により、営業損益は54百万円の損失(前年同四半期:営業利益841百万円)となりました。
その他
制御機器製造、電子機器製造、画像処理開発等のその他事業の売上高は1,589百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて2百万円(0.2%)減少し、営業損益は12百万円の損失(前年同四半期:営業損失46百万円)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は121,894百万円となり、前連結会計年度末から3,365百万円増加しました。これは主に有価証券が2,071百万円減少した一方、受取手形及び売掛金が5,055百万円増加したことによるものであります。固定資産は77,284百万円となり、前連結会計年度末から1,446百万円増加しました。これは主に株価上昇等により投資有価証券が1,031百万円増加したことによるものであります。
この結果、資産合計は、199,179百万円となり、前連結会計年度末から4,812百万円増加しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は18,895百万円となり、前連結会計年度末と比べ4,268百万円減少しました。これは主に未払法人税等が2,813百万円、設備関係未払金及び設備関係支払手形(いずれも流動負債のその他に含みます)が2,522百万円減少したことによるものであります。固定負債は10,249百万円となり、前連結会計年度末から671百万円増加しました。
この結果、負債合計は、29,144百万円となり、前連結会計年度末と比べ3,597百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は170,034百万円となり、前連結会計年度末から8,410百万円増加しました。これは主に配当金の支払により利益剰余金が4,110百万円減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益により利益剰余金が12,263百万円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べて435百万円増加し31,287百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは11,070百万円の収入(前年同四半期:1,789百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益や減価償却費等のプラス要因が法人税等の支払額や売上債権の増加等のマイナス要因を上回ったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは6,321百万円の支出(前年同四半期:28,767百万円の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは4,056百万円の支出(前年同四半期:4,041百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において,当グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、6,469百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において,当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。