第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出の増加や供給制約の緩和を背景として、新型コロナウイルス感染拡大の影響により下押しされてきた景気の回復傾向が続きました。世界経済においても、堅調な個人消費に下支えされ景気の回復が持続し、製造業の設備投資は増加傾向が続きました。

このような環境のなかで、当グループは、『お客様に感動を!』のコーポレートスローガンのもと、ロボット技術を軸に時代を捉え未来を切り拓いていくことを成長戦略の基本とし、変革にチャレンジしてまいりました。来たるべき未来を見据えた魅力ある製品の開発に取り組み、主力の電子部品実装ロボットの分野ではハイエンドモデル「NXTR」、工作機械の分野ではロボット付き複合加工機「GYROFLEX T4000(呼称 ジャイロフレックス)」の市場投入を推し進め、さらに、がれき類に含まれる異物の自動除去を行うリサイクル分別ロボットの実証実験を2021年9月より開始するなど、社会的課題解決に向けた新規事業の創出にも積極的に取り組んでおります。また、ものづくりの効率化や原価改善に努めるとともに、ニューノーマル時代を踏まえたDXを積極的に取り入れることでペーパーレス化やWEB会議、テレワークの推進をはじめとする業務改革により固定費の一層の削減などに取り組み、収益性の向上を目指してまいりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は109,355百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて9,383百万円(9.4%)増加しました。営業利益は21,307百万円と、前第3四半期連結累計期間に比べて5,982百万円(39.0%)増加し、経常利益は22,240百万円と、前第3四半期連結累計期間に比べて6,041百万円(37.3%)増加しました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前第3四半期連結累計期間と比べて3,394百万円(26.5%)増加し、16,202百万円となりました。

なお、当社は、2021年7月12日付で、双日株式会社の子会社であるフジ マシン アジア プライベート リミテッド(以下「FMA」といいます。)の発行済み株式の全てを取得し、完全子会社としました。(FMAにつきましては、第2四半期は貸借対照表のみを連結しており、当第3四半期より損益計算書も連結しております。)

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

ロボットソリューション

スマートフォンをはじめとする通信機器関連、サーバー等の継続的な設備投資に加え、車載関連を中心とする欧米市場の伸長、さらにはこれら電子機器製造に欠かせない電子部品生産用の設備需要の増加を背景に順調に推移しました。この結果、売上高は101,249百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて9,330百万円(10.2%)増加しました。また、営業利益は24,137百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて5,738百万円(31.2%)増加しました。

 

マシンツール

北米および中国市場における売上は改善の兆しを見せ回復基調が見られた一方、日本国内市場では主力顧客である自動車関連向けの設備投資に対し慎重な姿勢が続きました。この結果、売上高は5,776百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて40百万円(0.7%)減少し、営業損益は486百万円の損失(前年同四半期:営業損失907百万円)となりました。

 

その他

制御機器製造、電子機器製造、画像処理開発などのその他事業の売上高は2,329百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて92百万円(4.2%)増加しました。また、営業利益は71百万円となり、前第3四半期連結累計期間と比べて9百万円(15.6%)増加しました。

 

(2) 財政状態の状況

第2四半期連結会計期間よりFMAの貸借対照表を連結したことに伴い、資産・負債が増加しております。

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は154,620百万円となり、前連結会計年度末から10,760百万円増加しました。これは主に、棚卸資産が10,119百万円、受取手形及び売掛金が6,409百万円増加した一方、現金及び預金が5,509百万円減少したことによるものであります。固定資産は82,590百万円となり、前連結会計年度末から1,778百万円増加しました。これは主に、豊田事業所のショールーム及び本館改修工事などにより建物及び構築物が605百万円、岡崎工場立体駐車場増築工事などにより建設仮勘定が786百万円増加したことによるものであります。

この結果、資産合計は、237,210百万円となり、前連結会計年度末から12,539百万円増加しました。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は30,937百万円となり、前連結会計年度末から3,657百万円増加しました。これは主に前受金(流動負債のその他に含みます)が3,915百万円増加したことによるものであります。固定負債は2,615百万円となり、前連結会計年度末と比べ219百万円減少しました。これは主に繰延税金負債(固定負債のその他に含みます)が362百万円減少したことによるものであります。

この結果、負債合計は、33,552百万円となり、前連結会計年度末から3,438百万円増加しました。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は203,657百万円となり、前連結会計年度末から9,101百万円増加しました。これは主に配当金の支払により利益剰余金が6,268百万円減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益により利益剰余金が16,202百万円増加したことによるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比べ5,589百万円減少し54,799百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは6,249百万円の収入(前年同四半期:23,563百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益などのプラス要因が、棚卸資産の増加や法人税等の支払額などのマイナス要因を上回ったことによるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは6,024百万円の支出(前年同四半期:8,079百万円の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出によるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは6,440百万円の支出(前年同四半期:4,528百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額によるものであります。

 

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において,当グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、6,221百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において,当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7) 主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設の計画は次のとおりであります。

設備の新設

岡崎工場一部建屋の建替(2024年5月完工予定)および立体駐車場増築工事(2022年1月完工予定)10,062百万円の設備投資を計画し、資金は自己資金で調達いたします。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。