当第3四半期連結累計期間における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当第3四半期連結累計期間における業績は、連結売上高1,147億28百万円(前年同期比20.6%減)、営業利益15億32百万円(前年同期比89.4%減)、経常利益22億56百万円(前年同期比85.4%減)、純利益4億13百万円(前年同期比96.5%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間の連結受注は1,155億58百万円(前年同期比28.4%減)となり、前年同期を下回りました。
第3四半期(2019年10月~12月)における報告セグメント別の受注状況(現地通貨ベース)は以下のとおりです。
(当社報告セグメントはグループの販売体制をもとに構成しています。詳細については第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)を参照ください)
セグメントⅠ (「個別」および国内連結子会社 )
牧野フライス製作所の国内受注は前年同期を大きく下回りました。
前年同期に好調であった自動車と半導体製造装置の部品加工向けの減少が主な要因です。
受注は来下期から上向くとみています。一部の半導体製造装置関連で設備投資の動きが見られます。また、5Gスマートフォンの開発が進むに伴い、来下期に電子部品関連向けが上向くとみています。自動車向けは厳しい状況が続いており、来下期以降に上向くとみています。航空機向けは、新型機の開発の進捗に伴って、関連した設備投資が出てくるとみています。
セグメントⅡ ( MAKINO ASIA PTE LTD )
アジアは前年同期に比べ、すべての地域で下回りました。
中国では、前年同期に好調であった自動車向けが減少しました。米中の貿易摩擦の緩和を受けて、新エネルギー車関連を中心に来期以降、滞っていた案件が動き出すとみています。スマートフォン関連では、金型向けを中心に上向くとみています。今後、新型肺炎による製造業への影響が事業活動に及ぶことを懸念しています。
インドは、自動車販売台数の減少による商談の決定延期、および新規引き合いの減少により、前年同期を下回りました。その他、一般機械や航空機向けも引き続き厳しい状況が続いています。受注は、自動車向けの回復に時間を要するため、しばらく低迷が続くとみています。
アセアン地域は、ベトナムとマレーシア向けは堅調でしたが、タイやインドネシア向けの減少により前年同期を下回りました。受注は、半導体製造装置向けを中心に来上期から上向くとみています。このほか医療向けの伸びを期待しています。
セグメントⅢ ( MAKINO INC. )
アメリカは前年同期並みとなりました。
自動車のSUVやピックアップトラック向けにまとまった受注がありました。医療向けは、人工の関節や歯など、インプラントの部品加工向けが堅調に推移しています。
航空機向けは、一時的に低調だった前年同期に対し、上回る結果となりました。エンジン向けの受注は継続していますが、航空機の一部機種の出荷停止による影響が大きくなっています。
受注は、来下期以降に上向くとみています。生産停止となっている航空機の運航再開に大きく依存するとみています。
セグメントⅣ ( MAKINO Europe GmbH )
前年同期を大きく下回りました。
航空機向けは引き合いを抱えていましたが、その多くが中止、延期となりました。また、航空機メーカから当社顧客に対する発注量が減少したことでキャンセルとなった受注がありました。ドイツを中心に景気が低調なため、自動車や一般機械の部品加工向けでは、投資の様子見が継続しています。
受注の本格的な回復にはまだ時間を要するとみています。
以上の通り、当社の受注環境は厳しい状況にあります。こうした中でもお客様からの生産の自動化に対する要求は高度化しています。また、この需要は今後の景気回復とともに拡大するとみています。
当社はこれらに応えるために様々な研究開発と設備投資を継続しています。
今年度に、お客様がスムーズに自動化を導入できるよう、パレット自動搬送システムをパッケージ化した「PZ1」の販売を開始しました。現在は、自動で経路を作成して移動する無人搬送車を開発し、当社工場設備として運用しています。今後この技術をお客様に提供できるよう進めています。
昨年度より、お客様の機械と当社のサービス拠点を無線のネットワークでつなげることで、お客様の機械の状況を当社のサービスエンジニアが遠隔地から確認し、迅速な支援ができるサービス「リモートサポート」の提供を開始しました。
昨年度に拡張したシンガポールの工場と、今年度に拡張予定の中国の工場には、生産の効率化と増産を実現するための設備のみならず、お客様に機械を最も効率的にご利用いただくためのソフトウェアやデータを作成・配信するサービス拠点を設けています。
また、工作機械の音声操作や予知保全等に最新のデジタルテクノロジーを取り入れ、お客様に万全なサポートを提供すべく取り組んでいます。
報告セグメント別の当第3四半期連結累計期間の外部顧客に対する売上高は次のとおりです。
セグメントⅠ:347億27百万円(前年同期比120億88百万円、25.8%の減少)
セグメントⅡ:353億58百万円(前年同期比 95億9百万円、21.2%の減少)
セグメントⅢ:355億71百万円(前年同期比 46億19百万円、11.5%の減少)
セグメントⅣ: 90億70百万円(前年同期比 35億32百万円、28.0%の減少)
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ135億53百万円減少し、2,559億67百万円となりました。主な増減としては、受取手形及び売掛金184億47百万円の減少、現金及び現金同等物35億14百万円の減少、リース資産27億19百万円の増加、投資有価証券18億41百万円の増加、たな卸資産17億12百万円の増加などが挙げられます。
負債につきましては、仕入債務92億23百万円の減少、未払法人税等31億63百万円の減少などにより、前連結会計年度末に比べ110億9百万円減少し、975億65百万円となりました。
また、純資産につきましては、利益剰余金27億75百万円の減少、その他有価証券評価差額金13億39百万円の増加、為替換算調整勘定11億95百万円の減少などにより、前連結会計年度末に比べ25億44百万円減少し、1,584億2百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は51億24百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。