当第3四半期連結累計期間における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,228億72百万円(前年同期比57.3%増)、営業利益51億93百万円、経常利益71億31百万円、純利益58億60百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間の連結受注は1,752億30百万円(前年同期比112.8%増)となりました。第3四半期の受注は前年同期に対して倍増しました。新型コロナウイルス感染症からの経済活動の立ち直りに伴い、受注が集中する状況が継続しました。
第3四半期(2021年10月~12月)における報告セグメント別の受注状況(現地通貨ベース)は以下のとおりです。(当社報告セグメントはグループの販売体制をもとに構成しています。詳細については第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)を参照ください。)
セグメントⅠ (「個別」および国内連結子会社 )
牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を上回りました。自動車の金型向けと、半導体製造装置の部品加工向けを中心に様々な産業で増加しました。
第4四半期も同様の状況が続き、前年同期を上回ると見ています。
半導体製造装置の部品加工に、当社の航空機向け大型機を転用する取り組みが広がっています。また、航空機向けの部品加工をされるお客様が、半導体製造装置向けのビジネスに進出されています。
医療関連では、コロナウイルスワクチンの注射器のプラスチック金型やゴム金型のほか、手術器具の部品加工向けの引き合いも増えてきました。
感染症による影響で、密を避けるレジャー関連の需要が好調です。
工作機械メーカの受注が活況にあることで、その部品加工向けの受注も増えています。
これらに加え、レーザ加工機の受注もありました。
セグメントⅡ ( MAKINO ASIA PTE LTD )
アジアの受注は、全ての地域で前年同期を上回りました。
中国は、まとまった受注を獲得した第2四半期に比べ減少しました。前年同期比では上回りました。電気電子の金型向けや、自動車の金型および部品加工向けが好調を維持しました。
第4四半期は、第3四半期に比べ受注は減少する見込みです。春節による影響や、北京オリンピック開催に伴う移動制限の影響が出ると見ています。前年同期比では上回る見通しです。
インドは、前年同期を上回りました。自動車向けの受注が中心です。
第4四半期は自動車の金型や、一般機械向けで大型機の引き合いがあり、これらを受注に結びつけることで、前年同期を上回るよう努めます。
アセアンは、前年同期を上回りました。自動車の金型と、半導体製造装置の部品加工向け受注が中心でした。
第4四半期も同様の状況が続き、前年同期を上回ると見ています。
セグメントⅢ ( MAKINO INC. )
前年同期を上回りました。
自動車のピックアップトラックや大型トラックの部品加工向け、インプラントなどの医療関連や半導体製造装置の部品加工向けの受注は、上期の水準に対して落ち着きました。前年同期に対しては増加しており、堅調を維持しています。航空機向け受注は、低迷した状況から底を打ち、上昇に転じました。
全体としては、高水準を維持する結果となりました。
サプライチェーンの混乱や、新型コロナウイルスの影響により、顧客が設備投資に対して以前よりも慎重になっています。その中でも、第4四半期は前年同期を上回る受注を維持する見通しです。
セグメントⅣ ( MAKINO Europe GmbH )
設備投資需要の回復に伴い、自動車、半導体製造装置、医療関連、航空機など、様々な産業から受注があり、前年同期を上回りました。
第4四半期は、顧客の決算期後の季節要因等により、第3四半期に対し減少する見込みです。前年同期比では増加傾向を維持すると見ています。
現在の受注は一時的に強い需要に支えられ、高水準で推移しています。この状況はしばらく継続すると考えます。
当社は電子部品などの精密金型、半導体製造装置、インプラントなどの医療関連、新エネルギー車(NEV)など、今後も継続して成長が見込める市場に向けた技術開発、提案の拡充に取り組んできました。
今後、需要が集中した反動により調整を受ける場合でも、引き続き成長市場からの受注を取り込み、売上増に努めます。
当社は、製造支援モバイルロボットiAssistを用いて社内の機械加工や組み立て工程の自動化を進めており、その実績をお客様に展開しています。
21年12月に当社厚木工場内に構築した5Gネットワークは、工場にサーバーを置かず、安全な閉域網を経由したクラウドサーバ上でiAssistの制御が可能です。これにより、当社の先進的な自動化システムを、安価で、かつ安心してお客様に利用いただけるよう取り組んでいます。
報告セグメント別の当第3四半期連結累計期間の外部顧客に対する売上高は次のとおりです。
セグメントⅠ:309億69百万円(前年同期比 80億80百万円、35.3%の増加)
セグメントⅡ:536億7百万円(前年同期比254億41百万円、90.3%の増加)
セグメントⅢ:304億49百万円(前年同期比 85億16百万円、38.8%の増加)
セグメントⅣ: 78億45百万円(前年同期比 27億32百万円、53.4%の増加)
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ239億76百万円増加し、3,039億92百万円となりました。主な増減としては、棚卸資産150億22百万円の増加、受取手形、売掛金及び契約資産32億56百万円の増加、建設仮勘定19億21百万円の増加などが挙げられます。
負債につきましては、仕入債務120億91百万円の増加、短期借入金14億10百万円の減少などにより、前連結会計年度末に比べ167億87百万円増加し、1,348億11百万円となりました。
また、純資産につきましては、為替換算調整勘定29億7百万円の増加、利益剰余金51億35百万円の増加などにより、前連結会計年度末に比べ71億88百万円増加し、1,691億81百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は54億67百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。