当第2四半期連結累計期間における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における業績は、売上収益は198,081百万円(1,627,619千EUR、前年同四半期比6.9%増)、営業利益は9,019百万円(74,112千EUR、前年同四半期比164.6%増)、税引前四半期利益は6,968百万円(57,262千EUR、前年同四半期比197.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,570百万円(29,334千EUR、前年同四半期比392.1%増)となりました(ユーロ建表示は、2017年1月から6月の期中平均レート121.7円で換算しております)。
事業戦略につきましては、生産環境をネットワークでつなぐIoTやコネクテッドインダストリーズ/インダスト リー4.0を推進し、革新的な商品とサービスでお客様の面倒を一手に引き受けるべく、「Smart Machine、Smart Factory、Smart Company」の提案をしております。オペレーションシステムCELOSやMAPPS Connected、自動化システムの活用は、加工時間の短縮だけではなく工場全体での生産工程の省人化も可能にします。さらに、マイクロソフト社のクラウドプラットフォームAzureを用いて工場と工場をつなぎ、世界中の機械の稼働率を管理することができます。また、こうしたソリューションを一括で提案するためにテクノロジーサイクルを拡充させている他、品質・性能・保守性に優れた周辺機器を「DMQP」として認定し、お客様への提案から納入・保守まで行っております。周辺機器のより自由な組み合わせやレイアウト変更を可能にするモジュール式セルシステムを採用する等、世界中の技術や経験を自由自在に組み合わせ、生産性の高いトータルソリューションを提供することを目指してまいります。
技術面においては、パウダーベッド方式を採用したアディティブマニュファクチャリング機LASERTEC 30 SLMを日本で初披露し、受注を開始いたしました。既存のパウダーノズル方式の製品に加え、新たにパウダーベッド方式の製品を取り揃えたことにより、金属ワークを生成する主要な積層造形プロセスを全て当社から提供できるようになります。また、切削能力と精度を大幅に向上させた立形マシニングセンタNVX 5080 2nd Generationを世界初披露いたしました。これからも引き続き、幅広いお客様に新たなイノベーションを提供できるよう様々な新製品の開発を進めてまいります。
販売面につきましては、5月に米国・シカゴで、6月に伊賀で、自社展示会イノベーションデイズを開催いたしました。コネクテッドインダストリーズ/インダストリー4.0に焦点を当てた展示に加え、ショールーム内の機械やロボットをネットワークで接続してCELOSで管理・モニタリングを行うスマートファクトリーの実例を紹介いたしました。テクノロジーサイクルを搭載した製品のデモ加工を実演することで、機械のみではなくハードとソフトの両面からお客様をサポートする当社の強みをPRいたしました。その他、4月には世界4大工作機械見本市の一つである中国・北京でのCIMTに出展し、自動車業界等から多くの引き合いを頂きました。
また、IoT、コネクテッドインダストリーズ/インダストリー4.0、人工知能ロボット、COP22による脱炭素、電気自動車(EV)、自動運転、フィンテック(ブロックチェーン)、シェアーエコノミー等の新技術による社会の変革を意識した取組みとして当社東京グローバルヘッドクォータ内に先端技術研究センターを設立し、7月24日にグ ランドオープニングを行いました。このセンターは「企業内大学院」としての役割を兼ね備えており、変革を主導する優秀な人材の発掘や育成、支援にも力を入れてまいります。
当社では、在宅勤務の拡充、コアタイム制の導入、残業ゼロに向けた意識改革等の働き方改革を推進しております。今までの取組みに加えて、2018年4月からは国内全事業所に社内託児所を常設いたします。よく遊び、よく学び、よく働く、をモットーに今後も全社を挙げて社員のワークライフバランスの充実、更なる生産性の向上を図ります。
当社の工作機械の上半期の受注は、前年同期比16%増と好調に推移しました。四半期ベースでは、第1四半期の前年同期比伸び率9%増から第2四半期にはその伸び率は24%増と加速しました。グローバル市場において、半導体製造装置関連、航空機関連、一般機械関連、SMEs(Small and Medium-sized Enterprises)向けの工作機械の需要が好調であります。また、自動車向け需要も堅調に推移している他、建設機械業界向け需要も回復傾向を強めつつあります。上半期の地域別受注は、日本が前年同期比5%増、米州は同16%増、欧州は同19%増と当社主要地域で好調だった他、中国、アジア諸国も前年同期比でも回復の足取りが確かなものとなりました。9月にはドイツ・ハノーバーで世界最大の展示会が開催予定であり、5月の米国・シカゴ、6月の伊賀イノベーションデイズに続き、世界初披露機であるワールドプレミア8機種に加え、デジタル化、自動化等のソリューションの提供を強化し、更なる受注の獲得に努めてまいります。
なお、セグメントの動向及び業績は以下のとおりです。
マシンツールセグメントでは、自動車、航空機、エレクトロニクス産業向けの受注が堅調に推移いたしました。その結果、売上収益は200,733百万円(前年同四半期比4.8%増)となり、セグメント損益は12,321百万円(前年同四半期比102.0%増)のセグメント利益となりました。
インダストリアル・サービスセグメントでは、パーツ販売、サービスの受注が堅調に推移いたしました。その結果、売上収益は66,318百万円(前年同四半期比0.8%減)となり、セグメント損益は3,310百万円(前年同四半期比8.0%減)のセグメント利益となりました。
<参考> 四半期連結受注高(単位:億円、Million EUR)
注)ユーロ建表示は各四半期の実勢レートで換算しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、42,603百万円(前年同四半期52,959百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は4,629百万円の支出(前年同四半期13,282百万円の支出)となりました、主な増加要因は、減価償却費及び償却費8,886百万円であり、主な減少要因は、営業債務及びその他の債務の減少額7,900百万円、法人所得税の支払額3,817百万円、利息の支払額3,700百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は4,073百万円の支出(前年同四半期6,716百万円の支出)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出2,076百万円、無形資産の取得による支出1,760百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は17,402百万円の支出(前年同四半期1,378百万円の支出)となりました。主な増加要因は、短期借入金の純増加額18,116百万円であり、主な減少要因は、社債の償還による支出20,000百万円、長期借入金の返済による支出12,120百万円であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の無形資産に計上された開発費を含む研究開発費の金額は、5,163百万円となっております。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。