なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における工作機械業界は、アジアでの電気機械向け受注の減少や、中国を中心とした製造業の成長鈍化の影響を受け、外需が減少傾向となっているものの、内需については、政策効果等により堅調を維持しております。今後は、外需については中国経済の成長鈍化、不安定な中東情勢などの懸念材料により先行きの不透明感がありますが、内需については補助金制度の継続、新たな税制優遇等により堅調な設備投資が持続するものと見込まれております。
このような経済環境下、当社グループは、新製品である全自動外周研削盤「APX-101」を前連結会計年度より市場投入し、切削工具関連研削盤の主力製品として当第3四半期連結累計期間の売上に貢献いたしました。また、10月に名古屋で開催された展示会「MECT2015(メカトロテックジャパン2015)」に金型関連研削盤を出展するなど、積極的な受注活動を行ってまいりました。研究開発においては、次世代の戦略製品である全自動プロファイル研削盤「iPG-X」、全自動溝入れ工具研削盤「GIG-202」、APXシリーズの上位機種となる「APX-105」について、早期の市場投入に向けた開発を継続しております。
海外展開としましては、台湾の連結子会社である和井田友嘉精機股份有限公司を活用し、部品調達や現地生産による生産の最適化を推進してまいりました。欧州地域においては、ドイツのHAAS社との販売提携契約や欧州切削工具大手メーカーへの販売活動を継続するほか、10月にイタリアのミラノで開催された「EMO Milano 2015(欧州国際工作機械見本市)」に出展するなど、欧州市場の拡大を図っております。
また、当社グループは平成27年6月23日に開催した株主総会での承認をもって、監査役会設置会社から、監査等委員会設置会社へ移行いたしました。監査等委員会設置会社への移行に伴い、監査等委員である複数の社外取締役を選任し、コーポレート・ガバナンスをさらに強化することで、長期的な企業価値の増大を図ってまいります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,407百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は658百万円(前年同期比132.8%増)、経常利益は673百万円(前年同期比120.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は445百万円(前年同期比78.7%増)となりました。
品目別に業績を示すと、次のとおりであります。
(金型関連研削盤)
国内外の金型関連業界からの受注が堅調に推移し、結果として売上高は1,639百万円(前年同期比49.6%増)となりました。金型関連研削盤の売上高は当社グル―プの総売上高の37.2%を占めております。
(切削工具関連研削盤)
前年同期比では微減となったものの、切削工具メーカーからの受注が引き続き堅調に推移し、売上高は1,912百万円(前年同期比4.2%減)となりました。切削工具関連研削盤の売上高は当社グループの総売上高の43.4%を占めております。
(その他の機械)
NCプロッター(作図機)およびHAAS社製品等の機械については、売上高は144百万円(前年同期比26.1%減)となりました。その他の機械の売上高は、当社グループの総売上高の3.3%を占めております。
(アフターサービス)
アフターサービス(有償修理)及びメンテナンス部品については、売上高は710百万円(前年同期比18.1%増)となりました。アフターサービスにおける売上高は、当社グループの総売上高の16.1%を占めております。
(2) 財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ120百万円増加し、8,703百万円となりました。これは、主として仕掛品が488百万円増加し、現金及び預金が430百万円減少したことなどによります。
負債は、前連結会計年度末に比べ208百万円減少し、3,270百万円となりました。これは、主として未払法人税等が125百万円増加し、短期借入金が141百万円、1年内返済予定の長期借入金が270百万円減少したことなどによります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ328百万円増加し、5,433百万円となりました。これは、主として利益剰余金が329百万円増加したことなどによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は210百万円であります。