なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における工作機械業界は、展示会や年末効果が受注増に寄与したものの、4月から12月の受注総額は9,316億円と、前年同期比減となりました。内需は、展示会効果により12月の受注額が11ヵ月ぶりの前年同月比増となりましたが、受注総額は前年同期比減となりました。外需も、アジア、欧州、北米の主要3極で前年同期比減となっており、特にアジアにおいては前年同期比28.0%減と大きく減少しております。今後は、海外の政情リスクや経済の先行き不透明感等により、設備投資への慎重な動きが継続する可能性があります。
このような経済環境下、当社グループは新たに複合外周研削盤「APX-105」及び全自動溝入れ工具研削盤「GIG-202」を市場投入し、販売拡大に取り組んでまいりました。また、全自動プロファイル研削盤「iPG-X」を開発し、高精度加工の自動化に向けた製品ラインナップの充実を図っております。当第3四半期連結会計期間においては、これらの新機種を2016年11月に開催された「JIMTOF2016」に出展し、積極的な受注活動を行ってまいりました。
海外展開につきましては、台湾の連結子会社である和井田友嘉精機股份有限公司を活用し、部品調達や生産委託による生産の最適化を推進しております。欧米地域においては、ドイツのHAAS社との販売提携契約を継続するほか、欧米系の大手切削工具メーカーの市場獲得に向けた販売活動を実施しております。
しかし、国内外における設備投資への慎重な動きから受注が減少し、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,089百万円(前年同期比29.9%減)となりました。また、利益面においても新機種販売に伴う広告宣伝費などの経費の増加により、営業利益は19百万円(前年同期比97.0%減)、経常利益は30百万円(前年同期比95.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(前年同期比99.7%減)となりました。
品目別に業績を示すと、次のとおりであります。
(金型関連研削盤)
国内及び中国並びにアジア地域向けの販売が減少し、結果として売上高は990百万円(前年同期比39.6%減)となりました。金型関連研削盤の売上高は当社グル―プの総売上高の32.1%を占めております。
(切削工具関連研削盤)
国内向けの販売は前年同期比で増加しましたが、海外向けの販売が減少し、売上高は1,315百万円(前年同期比31.2%減)となりました。切削工具関連研削盤の売上高は当社グループの総売上高の42.6%を占めております。
(その他の機械)
NCプロッター(作図機)等の機械については、売上高は57百万円(前年同期比59.9%減)となりました。その他の機械の売上高は、当社グループの総売上高の1.9%を占めております。
(アフターサービス)
アフターサービス(有償修理)及びメンテナンス部品については、売上高は725百万円(前年同期比2.0%増)となりました。アフターサービスにおける売上高は、当社グループの総売上高の23.4%を占めております。
(2) 財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ515百万円減少し、8,298百万円となりました。これは、主として現金及び預金が390百万円、仕掛品が154百万円増加し、受取手形及び売掛金が1,015百万円減少したことなどによります。
負債は、前連結会計年度末に比べ461百万円減少し、2,824百万円となりました。これは、主として長期借入金が300百万円増加し、支払手形及び買掛金が177百万円、未払法人税等が294百万円減少したことなどによります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ54百万円減少し、5,473百万円となりました。これは、主として利益剰余金が107百万円減少したことなどによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は232百万円であります。