なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における工作機械業界は、12月の受注総額が3ヵ月連続の前年同月比減となるなど、ピークからは減少傾向にあるものの、内外需ともに高水準の受注が継続しております。今後は、中国における緊縮政策や、米中貿易摩擦の長期化などの影響を注視する必要がありますが、引き続き一定レベルの受注は維持されると見込まれております。
このような経済環境下、当社は、金型関連研削盤の主力製品であるSPGシリーズ、切削工具関連研削盤の主力製品であるAPXシリーズを中心に、各分野の製品について積極的な受注・販売活動を行ってまいりました。 APX-105、GIG-202、iPG-Xといった新機種についてもユーザーから高い評価をいただいており、着実に受注を獲得しております。
研究開発につきましては、11月に開催された「JIMTOF2018」に、2019年以降リリース予定のコンセプトマシン4機種を出展いたしました。お客様からは多くの期待の声をいただいており、早期の市場投入に向けて引き続き研究開発に取り組んでまいります。また、7月に発表しましたとおり、半導体ウェーハ平面研削盤の量産機開発は凍結し、既存の市場分野に経営リソースを集中させることでさらなるシェア拡大を図ってまいります。
海外展開につきましては、5月にアメリカノースカロライナ支店を開設し、米国における市場開拓やサービスの拡大を図るほか、9月にはシカゴで開催された展示会「IMTS2018」に出展するなど、北米市場へのグローバル展開を積極的に進めております。欧州地域においては、引き続きドイツのHAAS社との販売提携契約を継続し、欧州の切削工具メーカーへの販売拡大に取り組んでおります。アジア地域においても、当社製品のシェアの拡大やアフターサービスの拡充を図るほか、台湾の連結子会社である和井田友嘉精機股份有限公司を活用した生産体制の強化に引き続き取り組んでおります。
また、当社は7月に完全子会社であるジャパン・イー・エム株式会社を吸収合併する契約を締結いたしました。本合併により、当社グループの経営効率の向上及び経営資産の有効活用を図ってまいります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は6,276百万円(前年同期比55.4%増)、営業利益は1,480百万円(前年同期比166.9%増)、経常利益は1,489百万円(前年同期比158.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,043百万円(前年同期比145.0%増)となりました。
品目別に業績を示すと、次のとおりであります。
(金型関連研削盤)
国内向けの販売は前年同期比で減少しましたが、中国及びその他地域向けの販売が増加し、売上高は1,855百万円(前年同期比0.3%増)となりました。金型関連研削盤の売上高は当社グル―プの総売上高の29.6%を占めております。
(切削工具関連研削盤)
国内外全ての地域において前年同期比で販売が増加し、売上高は3,523百万円(前年同期比156.9%増)となりました。切削工具関連研削盤の売上高は当社グループの総売上高の56.1%を占めております。
(その他の機械)
NCプロッター(作図機)等の機械については、売上高は70百万円(前年同期比82.5%増)となりました。その他の機械の売上高は、当社グループの総売上高の1.1%を占めております。
(アフターサービス)
アフターサービス(有償修理)及びメンテナンス部品については、売上高は827百万円(前年同期比6.5%増)となりました。アフターサービスにおける売上高は、当社グループの総売上高の13.2%を占めております。
(2) 財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ646百万円増加し、9,822百万円となりました。これは、主として現金及び預金が388百万円、受取手形及び売掛金が210百万円、機械装置及び運搬具(純額)が206百万円増加し、仕掛品が157百万円減少したことなどによります。
負債は、前連結会計年度末に比べ158百万円減少し、2,915百万円となりました。これは、主として長期借入金が202百万円減少したことなどによります。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ804百万円増加し、6,907百万円となりました。これは、主として利益剰余金が837百万円増加したことなどによります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は250百万円であります。