文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続いたものの、欧米の政治状況の変化、新興国経済の減速や地政学リスクの高まりなど、不透明感が広がった。
こうした中、当社グループは、黒字体質への転換を目指し、受注・売上の拡大と生産効率化の活動を進めた。
繊維機械事業では、インド市場で新税制導入に伴う混乱から一時的にL/Cの開設の遅れが見られたが、堅調に推移した。工作機械関連事業は、主に自動車関連の設備投資に牽引され、高い水準で受注が継続した。
この結果、売上高は27,890百万円(前年同期比3.5%減少)、営業利益113百万円(前年同期比76.8%減少)、経常利益64百万円(前年同期比79.4%減少)、親会社株主に帰属する四半期純損失9百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純利益254百万円)となった。
セグメント別の状況は次のとおりである。
<繊維機械事業>
繊維機械事業では、主要市場のインド市場は、設備投資意欲は引き続き高いものの、インド国内の経済政策の影響を受けた。高額紙幣の廃止問題に伴う年初の停滞は第2四半期には正常化したが、第3四半期に入り、7月の新税制(物品・サービス税)の導入に絡み、状況を見極めようとする商談の停滞やL/C(信用状)発行の遅れが見られた。
一方、中国市場は、徐々に回復に向かっている。また、排水規制など環境問題とも相俟って中国製ウォータジェットルームを中心に過剰設備の整理が進められ、市場の再編の動きもあり、本格的な設備投資の再開時の受注獲得に向けて販売活動を強化した。
台湾市場では、台湾客先の海外での設備投資が続き、受注に結びついた。
また、バングラデシュ、インドネシアなどで需要の掘り起こしを図った。
コンポジット機械では、航空機部材用の炭素繊維複合素材自動積層機の新規納入を行った。また、航空機以外の産業分野での需要の取り込みを図った。
この結果、売上高は21,836百万円(前年同期比6.2%減少)、営業利益は493百万円(前年同期比45.3%減少)となった。
<工作機械関連事業>
工作機械関連事業では、国内や米国、中国などの自動車業界の積極的な設備投資に牽引され、受注環境は高い水準で好調が続いた。新製品のボールドライブ駆動NC円テーブルをエンジン部品の加工用装置として採用され、継続的に納入した。
また、汎用NC円テーブルは設計のプラットフォーム化を進めているが、プラットフォーム設計の対象機種を拡大し、生産効率化とコストダウンを図った。
この結果、売上高は6,054百万円(前年同期比7.6%増加)、営業利益は483百万円(前年同期比27.4%増加)となった。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,869百万円増加し38,049百万円となった。主な増減は、売上の増加による売掛金の増加や生産の増加によるたな卸資産の増加等によるものである。負債は、前連結会計年度末に比べ1,325百万円増加し24,198百万円となった。主な増減は、生産の増加による仕入債務の増加や短期借入金の導入による増加等によるものである。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失9百万円を計上したものの、その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ543百万円増加し13,850百万円となり、自己資本比率は33.64%となった。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの主な研究開発活動の金額は1,114百万円である。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はない。