文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が継続したものの、国際経済は、欧米の政治面の不安定さや地政学的リスクにより不透明感を増してきた。
こうした中、当社グループは、利益体質の定着・拡充を目指し、受注・売上の拡大、生産効率と生産能力の向上に注力した。
第1四半期は、繊維機械事業で昨年後半のインド市場の新税制導入に伴うL/C(信用状)発行遅れから生産・売上に落ち込みがあったが、第2四半期には正常化し、繊維機械事業、工作機械関連事業ともに、受注・生産・売上は拡大した。
この結果、売上高は19,914百万円(前年同期比13.8%増加)、営業利益は243百万円(前年同期比538.7%増加)、経常利益は179百万円(前年同期 経常損失40百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は120百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失83百万円)となった。
セグメント別の状況は次のとおりである。
(繊維機械事業)
繊維機械事業では、インド市場は昨年後半の新税制導入に伴う混乱は終息し、銀行の融資審査には厳しさが残るものの、活発な引き合いが続き、L/C(信用状)の開設も回復した。中国市場は、強力な環境規制が進められる中で、排水基準を満たさない工場の閉鎖や中国製ウォータジェットルームの廃棄が進み、性能の優れた当社ウォータジェットルームへの買い替えや、エアジェットルームへの転換需要が出ている。台湾市場では、スポーツ衣料を中心に需要が増加しており、国外投資案件の引き合いが継続している。
コンポジット機械は、欧州での展示会への参加による知名度の向上を図るとともに、航空機産業をはじめとして軽量・高強度素材を求める各種機械分野や研究機関との連携を強化し、炭素繊維素材の市場拡大に備えている。
この結果、売上高は15,723百万円(前年同期比16.8%増加)、営業利益は467百万円(前年同期比82.7%増加)となった。
(工作機械関連事業)
工作機械関連事業は、国内外の自動車関連向けの需要に加え、産業の効率化を進める中国市場の需要も急拡大した。一方で、生産負荷の高い特注製品の生産が増加し、納期対応に苦慮した。こうした状況の中で、当社は全社を挙げて生産能力の拡大と生産効率の改善に取り組んだ。
この結果、売上高は4,190百万円(前年同期比3.6%増加)、営業利益は423百万円(前年同期比23.6%増加)となった。
本年1月より取り組んでいるロボットシステムインテグレーション事業は、機械関係をはじめ食品産業など幅広い業界から問い合わせをいただいている。これまでに2件の客先から受注があり、今後とも実績を積みながら拡大を図っていく。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ201百万円減少し38,157百万円となった。主な増減は、売上債権の決済により売掛金が減少し預金が増加している。負債は、前連結会計年度末に比べ346百万円減少し23,606百万円となった。主な増減は、長期借入金の返済などによるものである。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益120百万円を計上したことなどから、前連結会計年度末に比べ145百万円増加し14,550百万円となり、自己資本比率は35.25%となった。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,154百万円増加し8,528百万円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益177百万円の計上、減価償却費476百万円の計上及び売上債権の減少などにより2,810百万円となった。(前年同期は1,897百万円)
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出362百万円などによりマイナス378百万円となった。(前年同期はマイナス623百万円)
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の導入による収入2,000百万円があったものの、短期借入金及び長期借入金の返済による支出2,272百万円などによりマイナス275百万円となった。(前年同期はマイナス648百万円)
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの主な研究開発活動の金額は856百万円である。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はない。