当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはない。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はない。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による事業への影響については、今後の状況を注視していく。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものである。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、製造業の生産活動や設備投資の一部に持ち直しの動きが見られ、経済活動は徐々に改善の動きが見られた。
こうした中、当社グループは、売上の拡大と受注の確保に注力した。繊維機械事業、工作機械関連事業ともに受注・売上は、前年同期比ではプラスとなったものの、輸出比率が高い当社グループは、東南アジア地域での感染拡大等の影響は大きく、当初の計画を下回った。
この結果、全体の売上高は19,402百万円(前年同期比18.2%増加)となった。損益面では、工作機械関連事業では、利益を確保したものの、繊維機械事業では新型エアジェットルームの生産開始に伴う初期投資費用の増加等もあり、全体では営業損失2,746百万円(前年同期 営業損失2,800百万円)、経常損失2,696百万円(前年同期 経常損失3,019百万円)となった。また、保有株式の下落により投資有価証券評価損544百万円が発生したことに加え、事業環境の悪化により収益性が低下した固定資産について減損損失333百万円を特別損失に計上した。その結果、親会社株主に帰属する四半期純損失3,548百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失3,036百万円)となった。
セグメント別の状況は下記のとおりである。
<繊維機械事業>
繊維機械事業では、中国市場は、内需向け織物用を中心に需要が続いた。一方で、ウォータジェットルーム案件で客先の設備投資計画の遅れが発生するなど、市場には不安定要素も残っており、売上は計画を下回った。また、インド市場は、新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴うロックダウンが解除され、経済活動にも回復の動きが見られた。しかし、依然としてL/C(信用状)の遅延は解消されず、予定していた受注・売上の増加には結びつかなかった。パキスタン市場は第2四半期に引き続き、新型エアジェットルームおよび新型スパンサイザー案件の商談を継続した。
こうした中、本年6月に中国で開催された国際繊維機械見本市において、新製品「ZAX001neoエアジェットルーム」、「ZW8200 ウォータジェットルーム」を初公開し、高機能性と環境への配慮をアピールした。また、近年、販促に注力している産業資材分野への対応力をアピールし、非衣料分野の集客にも成功した。
この結果、売上高は15,226百万円(前年同期比20.2%増加)となった。一方、損益面では、新型エアジェットルームの生産開始に伴う初期投資費用の増加、海外物流コストや半導体等原材料の高騰の影響を受け、営業損失は1,950百万円(前年同期 営業損失1,444百万円)となった。
<工作機械関連事業>
工作機械関連事業では、中国市場でのEMS業界向けのNC円テーブルの受注が堅調に推移するとともに、北米市場では設備投資の回復の動きが出てきた。国内向けマシンバイスは、受注・売上ともに増加し、利益確保に貢献した。一方、主要な納入先の国内の自動車産業向けは、半導体関連部品の不足による生産台数の減少等の影響を受けた。
この結果、売上高は4,175百万円(前年同期比11.4%増加)となった。損益面では、売上が増加したことに加え、設計のプラットフォーム化の効果が表われ、営業利益は134百万円(前年同期 営業損失419百万円)となった。
②財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,051百万円減少し30,421百万円となった。主な増減は、売上の増加に伴い受取手形及び売掛金、棚卸資産が増加したものの、現金及び預金の減少、減損損失の計上による固定資産の減少、時価が著しく下落した投資有価証券で評価損を計上し減損処理したこと等によるものである。負債は、前連結会計年度末に比べ2,107百万円増加し、24,284百万円となった。主な増減は、生産の増加により仕入債務が増加したこと等によるものである。また、短期借入金を長期借入金に借換を行った。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失3,548百万円を計上したこと等により前連結会計年度末に比べ3,158百万円減少し6,137百万円となり、自己資本比率は19.81%となった。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はない。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等に重要な変更はない。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの主な研究開発活動の金額は1,243百万円である。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動に重要な変更はない。
(6)生産、受注及び販売の実績
第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比24.0%減少の4,291百万円となった。第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比3.6%増加の11,960百万円となった。第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比18.2%増加の19,402百万円となった。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定及び締結はない。