文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における経済の動向は、米国では良好な個人消費を支えに順調に景気拡大が続いており、欧州でも緩やかな景気回復が継続しています。中国においても堅調な内需に加えて輸出が回復傾向にあり高い成長率を維持しています。わが国においても雇用環境が改善し、企業収益も総じて改善するなど景気は回復基調となっています。
このような経済情勢の中、当社グループは世界各地のユーザーのニーズに応えるべく、各産地に密着した提案営業を展開しました。
セグメントの業績は、次のとおりです。なお、各セグメントの営業利益は、各報告セグメントのセグメント利益と一致しています。(「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」をご参照下さい。)
コア・ビジネスである横編機事業の状況は、アジア地域では先進国向けニット製品の生産拠点であるバングラデシュやASEAN諸国において、生産リードタイムの短縮化を実現する編成効率の高いコンピュータ横編機の導入が進み、「SSR」や「SVR」などの主力機種の売上が順調に拡大しました。また中国市場においても、内需向けに高付加価値製品の生産に取り組むSPA型のニットメーカーにホールガーメント横編機の導入が進展したことや、スポーツシューズ向けにコンピュータ横編機の活用が高まったことなどで売上が拡大しました。
欧州でも主力産地のイタリアにおいてホールガーメント横編機の販売が伸長しましたが、地域全体では前年同四半期並みとなりました。一方、中東のトルコでは政情不安から設備投資が低迷し、売上高は減少しました。また国内市場においてもコンピュータ横編機の売上高は前年同四半期を下回る推移となりました。
これらの結果、横編機事業全体では売上高は145億55百万円(前年同四半期比2.2%増)、営業利益は48億28百万円(前年同四半期比1.9%増)となりました。
デザインシステム関連事業においては、「SDS-ONE APEX3」や自動裁断機「P-CAM」の販売が堅調に進んだことで売上高は8億44百万円(前年同四半期比2.5%増)、営業利益は1億77百万円(前年同四半期比19.6%減)となりました。
手袋靴下編機事業は、大手ユーザーの設備更新が進み売上高は3億24百万円(前年同四半期比14.3%増)、営業利益は77百万円(前年同四半期比100.8%増)となりました。
その他事業につきましては、売上高は15億26百万円(前年同四半期比0.9%減)、営業利益は1億59百万円(前年同四半期比19.4%減)となりました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間全体の売上高は172億51百万円(前年同四半期比2.2%増)となりました。利益面におきましては、営業利益はほぼ前年同四半期並みの37億47百万円(前年同四半期比1.1%減)となりました。一方、営業外では前期に計上した大幅な為替差損が為替差益に転じたことで経常利益は41億81百万円(前年同四半期比322.0%増)と大幅に増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は30億48百万円(前年同四半期比249.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は受取手形および売掛金の増加などで前連結会計年度末に比べ14億91百万円増加し、1,434億23百万円となりました。負債合計は買掛債務の減少などで前連結会計年度末に比べ7億53百万円減少し、362億98百万円となりました。また自己資本の額は、1,070億68百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べて0.9ポイント上昇し74.7%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は7億1百万円であります。