文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における経済の動向は、米国では良好な雇用環境を背景に堅調な景気拡大が続いており、欧州でも雇用の改善をともなって企業収益が良化するなど景気回復が持続しています。中国においても依然として高い経済成長率を維持しています。わが国においても海外経済の拡大に連動して企業収益が改善し、設備投資が拡大するなど、景気は緩やかな回復基調が続いています。
このような経済情勢の中、当社グループは世界各地のユーザーのニーズに応えるべく、各産地に密着した提案営業を展開しました。
セグメントの業績は、次のとおりです。なお、各セグメントの営業利益は、各報告セグメントのセグメント利益と一致しています。(「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報」をご参照下さい。)
コア・ビジネスである横編機事業の状況は、アジア地域では先進国向けニット製品の大量生産拠点であるバングラデシュやASEAN諸国において、生産リードタイムの短縮化を実現する編成効率の高いコンピュータ横編機の旺盛な需要を受けて「SSR」や「SVR」などの主力機種の売上が順調に拡大しました。また中国市場においても、高付加価値製品を短納期で生産・販売する消費地型ビジネスに適したホールガーメント横編機「MACH2XS」の導入が進んだことや、スポーツシューズ生産向けにコンピュータ横編機の活用が高まったことなどで売上が拡大しました。
欧州でも主力市場のイタリアを中心にホールガーメント横編機を軸として販売が堅調に推移しました。また設備投資が回復基調にある中東のトルコでは、ほぼ前年同期並みの売上高になりました。一方、国内市場においてはコンピュータ横編機の売上高は前年同四半期を下回る推移となりました。
これらの結果、横編機事業全体では売上高は428億56百万円(前年同四半期比36.5%増)、営業利益は144億79百万円(前年同四半期比59.0%増)となりました。
デザインシステム関連事業においては、高精細かつ高速に立体的なデザインシミュレーションを実現する「SDS-ONE APEX3」は堅調な売上となりましたが、自動裁断機「P-CAM」の販売が伸び悩み、売上高は28億98百万円(前年同四半期比2.6%減)、営業利益は8億43百万円(前年同四半期比20.2%増)となりました。
手袋靴下編機事業は、大手ユーザーを中心に受注残高が拡大しましたが、売上高は13億59百万円(前年同四半期比4.3%減)、営業利益は2億81百万円(前年同四半期比10.6%増)となりました。
部品売上などのその他事業の売上高は47億29百万円(前年同四半期比0.4%減)、営業利益は5億24百万円(前年同四半期比21.0%減)となりました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間全体の売上高は518億45百万円(前年同四半期比27.9%増)となりました。利益面におきましては、売上高の増加に加えて増産効果による売上総利益率の改善などにより営業利益は112億54百万円(前年同四半期比75.9%増)と増加しました。また営業外では前期に計上した大幅な為替差損が為替差益に転じたことなどで経常利益は124億00百万円(前年同四半期比151.0%増)と大幅に増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益は89億51百万円(前年同四半期比156.7%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は受取手形および売掛金の増加などで前連結会計年度末に比べ137億82百万円増加し、1,557億13百万円となりました。負債合計は借入金の減少などで前連結会計年度末に比べ47億90百万円減少し、322億61百万円となりました。また自己資本の額は、1,234億38百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比べて5.5ポイント上昇し79.3%となりました。
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は21億49百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。