当第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)において、新たに発生した事業等のリスクはない。
また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はない。
(1) 業績の状況
当社グループ(当社及び連結子会社)は、2019年3月期をゴールとする3カ年の中期経営計画「Together We Innovate GEMBA Worldwide -Growth Toward Our 100th Anniversary(2021) and Beyond-」を掲げ、①イノベーションによる成長戦略、②既存事業の成長戦略、③土台強化のための構造改革、を重点項目として活動している。
2018年3月期の第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)の連結売上高は1兆1,589億円(前年同期比45.6%増)となった。建設機械・車両事業では、中国やインドネシアをはじめ多くの地域で需要を着実に取り込んだことに加え、2017年4月に買収を完了した米国の大手鉱山機械メーカーであるジョイ・グローバル社(新社名「コマツマイニング㈱」)の新規連結の効果もあり、売上高は前年同期を上回った。産業機械他事業では、ワイヤーソーの販売減少等があったものの、自動車業界向けの鍛圧機械及び工作機械の販売が増加したことから、売上高は前年同期並となった。利益については、ジョイ・グローバル社の買収に係る一時費用が発生したものの、各地で売上高が増加したことにより、営業利益は1,126億円(前年同期比75.6%増)となった。売上高営業利益率は前年同期を1.6ポイント上回る9.7%となった。税引前四半期純利益は、投資有価証券の売却益もあり1,441億円(前年同期比148.1%増)、当社株主に帰属する四半期純利益は1,017億円(前年同期比171.2%増)となった。
事業の種類別セグメントの業績は、次のとおりである。
① 建設機械・車両事業セグメント
売上高は前年同期を52.4%上回る1兆644億円、セグメント利益は前年同期を80.1%上回る1,037億円となった。
オフロード法2014年基準(米国ではTier4 Final)に適合する中型油圧ショベル「PC200-11」並びに中型ICT油圧ショベル「PC200i-11」を発売した。窒素酸化物等の排出を大幅に低減しながら生産性と燃費性能の両方で高いレベルを達成するなど、環境・安全・ICTに磨きをかけた最新機種を市場に導入し、販売拡大に努めている。2015年2月にスタートした建設現場向けソリューション事業「スマートコンストラクション」を着実に推進し、これまでに3,800を超える現場に導入した。同事業については、建設生産プロセス全体を一元管理して最適化するためのオープンな新プラットフォーム「LANDLOG(ランドログ)」の構築を目指し、2017年10月に㈱NTTドコモ、SAPジャパン㈱、㈱オプティムと共同で㈱ランドログを設立した。今後は同社を中核に、多くのソリューションパートナーの本プラットフォームへの参加を促進し、建設現場に最適なサービスの提供を加速させていく。
(以下、地域別売上高は外部顧客向け売上高を表示している。)
(日本)
主にレンタル業界向けを中心に、新排出ガス規制実施前の需要増により、売上高は前年同期を14.0%上回る1,565億円となった。
(米州)
北米では、米国のインフラ及びエネルギー関連向けを中心に、また、カナダにおいても一般ユーザー向けを中心に需要が堅調だったことに加え、コマツマイニング㈱の新規連結の効果もあり、売上高は前年同期を59.2%上回る2,475億円となった。中南米では、アルゼンチンやメキシコを中心に一般建機の需要が増加したことに加え、コマツマイニング㈱の新規連結の効果もあり、売上高は前年同期を57.9%上回る1,500億円となった。
(欧州・CIS)
欧州では、主要市場であるドイツを中心に需要が堅調であり、売上高は前年同期を29.6%上回る846億円となった。CISでは、石炭や金鉱山を中心に鉱山向け需要が引き続き好調であり、売上高は前年同期を75.8%上回る532億円となった。
(中国)
全国的にインフラ工事が進行し、一般建機の需要が引き続き伸長したことから、売上高は前年同期を93.8%上回る700億円となった。
(アジア・オセアニア)
アジアでは、石炭価格の上昇に伴い、最大市場であるインドネシアで鉱山機械の需要が増加したことから、売上高は前年同期を65.2%上回る1,330億円となった。オセアニアでは、鉱山機械の需要が増加したこと等に加え、コマツマイニング㈱の新規連結の効果もあり、売上高は前年同期を76.6%上回る851億円となった。
(中近東・アフリカ)
中近東では、原油安を受けた各国政府の緊縮財政の影響はあるものの、一部地域での需要が回復傾向にあること等により、売上高は前年同期を6.9%上回る175億円となった。アフリカでは、南アフリカでの鉱山向け需要が増加したこと等に加え、コマツマイニング㈱の新規連結の効果もあり、売上高は前年同期を93.8%上回る589億円となった。
なお、建設機械・車両事業全体の生産規模は、約1兆1,436億円(販売価格ベース、連結ベース)であった。
② リテールファイナンス事業セグメント
チリでの売上高の増加や北米での資産の増加等に伴い、売上高は前年同期を33.1%上回る312億円となった。セグメント利益は、中国での引当金計上の影響がなくなったこと等に伴い、前年同期を40.2%上回る59億円となった。
③ 産業機械他事業セグメント
ワイヤーソーの販売が減少したものの、自動車業界向けの鍛圧機械及び工作機械の販売が増加したこと等により、売上高は前年同期を0.2%上回る791億円、セグメント利益は前年同期を19.2%上回る48億円となった。ギガフォトン㈱では、拡大する同社の事業規模に合わせ、2017年6月に新社屋を完成させた。また、㈱KELKでは、同社が持つ高い熱電変換技術を応用し、無線温度センサーである熱電EHデバイス等、これまで以上に様々な場面・環境で利用可能となる熱電発電応用製品の製造・販売を2017年6月より開始した。
なお、産業機械他事業全体の生産規模は、約837億円(販売価格ベース、連結ベース)であった。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、運転資本が増加したものの、四半期純利益1,076億円や減価償却費等により、811億円の収入(前年同期比148億円の収入減)となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、ジョイ・グローバル社の買収等により、2,949億円の支出(前年同期比2,439億円の支出増)となった。財務活動によるキャッシュ・フローは、上記の買収資金の調達等により、2,544億円の収入(前年同期は686億円の支出)となった。これらに為替変動の影響を加えた結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末(2017年9月30日)残高は、前連結会計年度末(2017年3月31日)に比べ415億円増加し、1,614億円となった。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はない。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はない。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の当社グループの研究開発費は36,494百万円である。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。
(6) 従業員の状況
当第2四半期連結会計期間末(2017年9月30日)の当社グループの従業員数は、前連結会計年度末(2017年3月31日)の47,204名に比べて11,151名増加し、58,355名となった。また、臨時従業員数は、前連結会計年度末の3,410名に比べて1,409名増加し、4,819名となった。この主な理由は、建設機械・車両事業セグメントでのコマツマイニング㈱の新規連結によるものである。
(注) 従業員数は就業人員である。また、臨時従業員数は、当第2四半期連結累計期間の平均人員である。
(7) 設備の状況
当第2四半期連結累計期間において、コマツマイニング㈱を新規連結したことに伴い、建設機械・車両事業セグメントで主に鉱山機械生産設備等が増加した。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 四半期連結財務諸表に関する注記3.企業結合の状況」に記載のとおりである。