当第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)において、新たに発生した事業等のリスクはない。
また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はない。
(1) 業績の状況
当社グループ(当社及び連結子会社)は、2019年3月期をゴールとする3カ年の中期経営計画「Together We Innovate GEMBA Worldwide-Growth Toward Our 100th Anniversary (2021) and Beyond-」を掲げ、①イノベーションによる成長戦略、②既存事業の成長戦略、③土台強化のための構造改革、を重点項目として活動している。
2019年3月期の第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)の連結売上高は1兆3,180億円(前年同期比13.7%増加)となった。建設機械・車両事業では、国内において2017年9月に施行された新排出ガス規制に伴う駆け込み需要の反動減等の影響があったものの、北米、アジアを中心に多くの地域で需要を着実に取り込んだことから、売上高は前年同期を上回った。産業機械他事業では、自動車業界向けの工作機械の販売が増加したこと等により、売上高は前年同期を上回った。利益については、各地での売上高の増加や2017年4月より連結に加わったコマツマイニング㈱において買収に係る一時費用の減少などがあったことにより、営業利益は2,003億円(前年同期比80.2%増加)となった。売上高営業利益率は前年同期を5.6ポイント上回る15.2%、税引前四半期純利益は1,925億円(前年同期比33.6%増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は1,253億円(前年同期比23.2%増加)となった。
事業の種類別セグメントの業績は、次のとおりである。
① 建設機械・車両事業セグメント
売上高は前年同期を12.8%上回る1兆2,005億円、セグメント利益は前年同期を79.7%上回る1,839億円となった。
2018年4月より、国内において建設機械の販売・サービスを手がけるコマツ建機販売㈱、同じくレンタルを行うコマツレンタル㈱、また、フォークリフトの販売・サービス及びレンタルを手がけるコマツリフト㈱を統合し、コマツカスタマーサポート㈱とした。3社が統合し連携することで、変化する外部環境への対応を図るとともに、お客様へのサポート体制を強化することで、より一層お客様に満足いただけるよう努めていく。また、2015年2月にスタートした建設現場向けソリューション事業「スマートコンストラクション」を着実に推進し、これまでに6,000を超える現場に導入した。同事業については、2018年5月より新サービス「EverydayDrone」を開始し、自動運航する専用ドローンと現場で高速にデータ処理ができるエッジコンピューティングを使うことで、これまで丸1日かかっていた現場の3D現況測量データ生成を約20分で完了させるなど、現場の進捗管理を日々可能にした。2018年10月には、アジア最大級の規模を誇る国際展示会「CEATEC JAPAN 2018」に初出展し、「もっと安全で、もっと生産性の高い、もっとスマートな未来の現場」をテーマに、開発中の自律稼働建機など、「スマートコンストラクション」の新しい挑戦を紹介した。当社グループは今後も、建設現場の安全と生産性を更に高め「未来の現場」の実現を加速させていく。
(以下、地域別売上高は外部顧客向け売上高を表示している)
(日本)
主に2017年9月に施行された新排出ガス規制に伴う駆け込み需要の反動減等の影響により、売上高は前年同期を12.2%下回る1,374億円となった。
(米州)
北米では、エネルギー関連やインフラ工事関連を中心に需要が引き続き好調であり、売上高は前年同期を16.8%上回る2,891億円となった。中南米では、アルゼンチンにおいて市場環境悪化に伴い需要が減少したものの、ブラジルやチリでの需要が増加したこと等により、売上高は前年同期を2.7%上回る1,541億円となった。
(欧州・CIS)
欧州では、主要市場であるドイツを中心に需要が堅調であり、売上高は前年同期を18.3%上回る1,001億円となった。CISでは、石油ガス関連工事を中心に一般建機の需要が伸長したことや、石炭・金鉱山を中心に鉱山機械の需要が引き続き好調であり、売上高は前年同期を23.2%上回る656億円となった。
(中国)
前年同期より需要の伸び率は鈍化しているものの、全国的にインフラ工事が堅調に推移していること等により、売上高は前年同期を16.3%上回る814億円となった。
(アジア・オセアニア)
アジアでは、石炭価格の上昇に伴い、最大市場であるインドネシアで鉱山機械の需要が引き続き好調であること等から、売上高は前年同期を33.5%上回る1,776億円となった。オセアニアでは、一般建機・鉱山機械ともに需要が増加したことにより、売上高は前年同期を29.1%上回る1,099億円となった。
(中近東・アフリカ)
中近東では、イエメンの内戦に伴う各国政府の緊縮財政の影響等により公共工事の需要が減少したことや、トルコの通貨安の影響もあり、売上高は前年同期を17.6%下回る144億円となった。アフリカでは、南アフリカでの鉱山機械の需要が増加したこと等により、売上高は前年同期を10.5%上回る651億円となった。
なお、建設機械・車両事業全体の生産規模は、約1兆3,302億円(販売価格ベース、連結ベース)であった。
② リテールファイナンス事業セグメント
北米等において増収となったが、前年同期にチリでのリース契約の中途解約に伴う中古車売上という特異要因があり、売上高は前年同期を5.8%下回る294億円となった。セグメント利益は、中国で2016年度に貸倒引当金を計上した債権について一部回収が実現し、引当金の戻しを行ったこと等により、前年同期を62.2%上回る95億円となった。
③ 産業機械他事業セグメント
自動車向けの工作機械の販売増加に加え、好調な半導体市場に伴うエキシマレーザー関連の売上が増加したこと等により、売上高は前年同期を22.6%上回る970億円、セグメント利益は前年同期を56.2%上回る75億円となった。コマツ産機㈱では、拡大するアジア市場における産業機械の販売・サービス強化のため、2018年4月にベトナムに連絡事務所を開設した。また、2018年6月にはタイに支店(展示場)を増設し、同年8月にはインドネシアに展示場とサービス・補給部品センターを開設した。
なお、産業機械他事業全体の生産規模は、約958億円(販売価格ベース、連結ベース)であった。
(2) 財政状態・キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末(2018年9月30日)の財政状態は、前連結会計年度末(2018年3月31日)に比べ米ドルに対して円安となった影響に加え、需要の増加に対応するため、たな卸資産が増加したことにより、総資産は前連結会計年度末に比べ2,089億円増加の3兆5,814億円となった。有利子負債残高は、前連結会計年度末に比べ1,067億円増加の9,173億円となった。また、株主資本は前連結会計年度末に比べ1,137億円増加の1兆7,783億円となった。これらの結果、株主資本比率は前連結会計年度末に比べ0.3ポイント増加の49.7%となった。
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、四半期純利益が前年同期より増加したものの、需要の増加への対応に伴いたな卸資産が増加したことに加え国内の支払早期化による支払手形及び買掛金が減少したことにより、前年同期比で83億円減少し、728億円の収入となった。投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の購入等により、866億円の支出となった。前年同期にジョイ・グローバル社買収に係わる支出が含まれているため、前年同期に比べ支出が2,082億円減少した。財務活動によるキャッシュ・フローは、法人税や配当金を支払うための資金を調達したことにより、73億円の収入となった。前年同期は、上記ジョイ・グローバル社の買収資金の調達等により、2,544億円の収入であった。各キャッシュ・フローの合計に為替変動の影響を加えた結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は前連結会計年度末に比べ180億円減少し、1,263億円となった。
(3) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はない。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更はない。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の当社グループの研究開発費は354億円である。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。