当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年12月31日まで)における我が国経済は、米国と中国における貿易戦争激化が懸念されたものの、12月に米中が第1段階の貿易協定文書を締結し報復関税の応酬にひとときの落ち着きがみられるようになった一方で、米国とイランとの関係が深刻化しており、北朝鮮の軍事的挑発もあり地政学上の混沌が続いております。また、戦後最悪と言われた日韓関係については、相互理解の局面へと変化がみられてきました。国内に目を向けると、10月に甚大な被害を招いた台風19号が列島を縦断し、改めて災害への備えに注目が集ることとなりましたが、国内の経済は、10月の消費税増税を無難にこなしたことで、総じて東京2020オリンピック・パラリンピックを控え、比較的安定して推移しております。
そうした中で、当社及び当社グループは、営業力・技術力の強化に努め、将来の事業の成長と生産性・収益力の向上をめざしたITシステム、設備・開発投資を積極的に行うこととし、工場の生産設備のリニューアルや働き方改革に向けた生産環境の改善等の諸施策を引き続き行っております。また、AI・IoTを利用した予知保全サービスや顧客企業の省電力化のためのサービス開発を行っております。
産業機械関連事業では、大型飼料プラントの施工は工程通り進んでおります。また、営業拠点の充実として当第3四半期連結会計期間には、札幌営業所と沖縄営業所の2つを新設いたしました。
当連結会計年度の期首から環境事業を強化し、新たな報告セグメントとした環境関連事業においては、地球温暖化回避「脱炭素」化に取組む企業向けのカーボンフリー・ソリューション等の提案営業を強化してきております。
このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,004百万円(前年同四半期比4.7%減)となりました。利益面におきましては、第2四半期連結累計期間の営業損失155百万円は、当第3四半期連結累計期間において45百万円改善し、営業損失は110百万円(前年同四半期は営業利益65百万円)となりました。第2四半期連結累計期間の経常損失153百万円も、当第3四半期連結累計期間において44百万円改善し、経常損失108百万円(前年同四半期は経常利益112百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、第2四半期連結会計期間に繰延税金資産を取り崩したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純損失160百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益103百万円)となりました。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結累計期間の期首より、前連結会計年度まで「太陽光関連事業」としてきた報告セグメントを「環境関連事業」に名称変更いたしております。これは、これまでの太陽光発電所開発を中心とした事業から、より「環境」を中心とした事業へ変革するにあたり、事業内容を明確にするためであります。この名称変更において事業セグメントの範囲変更及び区分方法に変更はなく、主要な製品及びサービスの種類について重要な異動は伴わないため、前第3四半期連結累計期間比較については、前第3四半期連結累計期間の数値の組替を行っておりません。
セグメントの事業別の売上高、セグメント損益の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
〈セグメント名称変更〉
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新セグメント名称 |
旧セグメント名称 |
製品及びサービス |
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産業機械 関連事業 |
産業機械 関連事業 |
製粉
飼料
産業機械 |
①プラントエンジニアリング ②製造設備販売(ロール機、石臼、スケヤーシフター、ピューリファイヤー等) ①プラントエンジニアリング ②製造設備販売(ロール機、ハンマーミル、精選装置、ペレット・フレーク製造装置、集塵装置等) 各種産業機械販売(各種粉砕ロール機、ハンマーミル、原料選別装置、チョコレート成型・冷却装置、二重遠心チルドロール、開袋機、解凍機等) |
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環境 関連事業 |
太陽光 関連事業 |
太陽光発電
環境資材
環境事業 |
①エスノンホール(自家消費型太陽光発電設備設計・施工) ②太陽光発電システム機器販売及び太陽光発電設備区画分譲販売・施工・保守メンテナンス ③カーボンフリー向けソリューション提供 高機能環境資材販売及び施工(GAINA(高機能セラミック塗料)、リアルガード(防水強化剤、漏水補修材)、バリュー工法(防錆下地材)等) 環境プラント(バイオマス発電所、環境センター等)の設計・施工 |
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不動産関連事業 |
不動産関連事業 |
ビルの賃貸 等 |
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①産業機械関連事業
米中貿易摩擦の顕在化や経済状況の変動はあるものの、製粉・飼料・産業を分類とする当社の産業機械関連事業は、経済環境の影響を受けにくい業界であり、急激な落ち込みはないと考えております。前連結会計年度より営業強化のため地方の営業拠点の拡充及び人材の補強を行ってまいりましたが、当第3四半期連結会計期間においても、工事保守拠点の充実及び営業力強化を目的に新たに札幌営業所(11月22日開設)と沖縄営業所(10月25日開設)の2つの営業所を開設いたしました。また、第2四半期連結累計期間までに見られた、プラント工事にかかる建設資材の加工の遅れや部材等の不足による工程に遅れにつきましては、資材の早期発注等の施策を行っており、今後も収益に影響をもたらす遅れが生じないよう徹底を期しております。
「製粉」においては、従来の小麦製粉関連の工場の老朽化に伴う各種機器の更新需要の取り込み営業を積極的に行っております。また、予備ロールの販売とともに、ロールの目立て等のメンテナンス受注に力を入れております。海外においても中国現地子会社 明治機械(徳州)有限公司を通じて、東南アジアを中心に海外営業を推進し、11月には韓国の製粉会社へ製粉用ロールの販売を開始、これまでの国内、中国・タイ市場に韓国を加え、アジア4ヵ国の市場に製粉用ロールを供給する体制としました。このほか、子会社 株式会社柳原製粉機を通じ、そば業界向けや健康食品分野、6次産業化向けに石臼製粉機を展開しております。
「飼料」においては、飼料工場の集約・効率化に向けた機器更新、工場新設の需要は依然高く、これらの受注に注力しております。7月に着工した西日本飼料株式会社様の大型飼料プラントの施工は工程通り進んでおり、また、8月に受注したホクレンくみあい飼料株式会社様及びホクレンくみあい・雪印飼料株式会社様の飼料設備及び新工場新設工事も12月より工事を開始しております。また、明治機械(徳州)有限公司を通じて、既存顧客等の海外進出におけるプラントエンジニアリングやその支援を強化し、東南アジアにおける飼料プラント受注に向けた営業展開をしております。
「産業機械」においては引き続き、解凍機、開袋機の販売を強化しております。解凍機については、業務用マイクロ波解凍機の国内販売を積極的に行うとともに、独占販売権をもつ東南アジア4ヵ国(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア)における営業を強化しております。また、開袋機については、食品産業総合機械メーカーの株式会社サタケ様と協業し米業界での販売を当第2四半期連結会計期間より開始し、さらに、食品関連以外の分野においても幅広く展開していきます。
中期的な施策として取り組んでいる製粉、飼料プラントのAI・IoT化については、数年に渡って稼働中のプラントから予知保全や省力化につながるビッグデータの収集を続けており、すでに、ローラー等の一部部品で交換時期を事前に把握ができるようになる等の成果が出ております。そのため、一部のサービスの事業化を早期に実現する取り組みを行うこととしました。
このような施策を行いながら、産業機械関連事業の売上高は3,480百万円(前年同四半期比2.0%増)となりました。一方、収益面におきましては、営業損失78百万円(前年同四半期は営業損失47百万円)となりました。
②環境関連事業
「太陽光発電」では、これまでのディベロップ型の太陽光発電所販売から、カーボンフリー・ソリューション提供を中心としたEPC事業へと強化を図っております。超軽量架台(東洋アルミニウム株式会社様と共同開発・製品化)を利用し、従来、荷重等の理由から屋上敷設ができなかった太陽光発電設備の施工にも用途を広げる当社独自の自家消費型太陽光発電設備設計・施工「エスノンホール」は、12月にその接着工法の品質性能試験結果が発表され、本格的な営業を開始しております。他のEPC事業者様をはじめ、ハウスメーカー様や蓄電池メーカー様等を通じた販売も行い、工場・プラントや倉庫、学校等の公共施設へ、非常用・自家消費型太陽光発電システムの設置提案等、広いニーズでのソリューションを提供しております。
「建築資材」では、飼料プラントや製粉工場に対して、生産環境改善と省エネの環境適応製品としてGAINAの販売施工を行っております。また、畜産業、農業分野においても、猛暑対策としてGAINAを展開しており、畜産分野では、育成環境がその生産性に大きな影響を与えることから、昨今の猛暑に対する育成環境改善を図るソリューションとして注目されています。
「環境事業」では、環境プラント(バイオマス発電所等)の受注活動を行っております。また、これまで当社が、産業機械関連事業で長年培ってきたバルクハンドリング技術を、食品業界関連以外の分野に展開する取り組みを行っており、環境関連事業においてもその応用を検討しております。
このような施策を行いながら、環境関連事業の売上高は1,502百万円(前年同四半期比17.1%減)、営業損失44百万円(前年同四半期は営業利益93百万円)となりました。
③不動産関連事業
当社は本社ビルの賃貸を行っておりますが、当第3四半期連結累計期間における売上高は21百万円(前年同四半期11.7%減)となり、営業利益は13百万円(前年同四半期比29.6%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
資産・負債・純資産に関する状況
資産
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は9,244百万円となり、前連結会計年度末に比較して292百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が263百万円、受取手形及び売掛金が307百万円、それぞれ減少したのに加え未収消費税の還付等により流動資産のその他が120百万円減少した一方で、産業機械関連事業において大型生産設備工事の着工等により仕掛品が831百万円、足利工場への設備投資等により建物及び構築物が83百万円、それぞれ増加したことによるものであります。
負債
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は7,157百万円となり、前連結会計年度末に比較して、520百万円増加いたしました。これは主に、電子記録債務が979百万円、支払手形及び買掛金が95百万円、それぞれ減少した一方で、産業機械関連事業における大型生産設備の契約及び着工時前受金等により前受金が1,168百万円、短期借入金が420百万円、それぞれ増加したことによるものであります。
純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は2,086百万円となり、前連結会計年度末に比較して227百万円減少いたしました。これは主に、利益剰余金が206百万円減少したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動で支出した金額は3百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。