第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

 

回次

第151期
第3四半期
連結累計期間

第152期
第3四半期
連結累計期間

第151期

会計期間

自 平成27年4月1日
至 平成27年12月31日

自 平成28年4月1日
至 平成28年12月31日

自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日

売上高(百万円)

324,739

307,834

486,235

経常利益(百万円)

13,919

6,594

36,471

親会社株主に帰属する
四半期(当期)純利益(百万円)

7,309

5,101

17,254

四半期包括利益又は包括利益(百万円)

6,149

4,850

9,794

純資産額(百万円)

247,183

260,723

250,444

総資産額(百万円)

562,306

569,487

579,860

1株当たり四半期(当期)
純利益金額(円)

78.63

53.92

185.58

潜在株式調整後1株当たり
四半期(当期)純利益金額(円)

71.80

49.96

169.42

自己資本比率(%)

42.3

44.1

41.6

営業活動による
キャッシュ・フロー(百万円)

16,139

14,724

21,528

投資活動による
キャッシュ・フロー(百万円)

11,694

10,438

14,344

財務活動による
キャッシュ・フロー(百万円)

8,045

3,759

9,655

現金及び現金同等物の
四半期末(期末)残高(百万円)

91,085

96,531

91,185

 

 

回次

第151期
第3四半期
連結会計期間

第152期
第3四半期
連結会計期間

会計期間

自 平成27年10月1日
至 平成27年12月31日

自 平成28年10月1日
至 平成28年12月31日

1株当たり四半期純利益金額(円)

64.02

57.00

 

(注) 1.当社は四半期連結財務諸表を作成しているため、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載していません。

2.売上高には、消費税等は含まれていません。

3.平成28年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施しています。前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり四半期(当期)純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益金額を算定しています。

4.当第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度の関連する主要な経営指標等については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によっています。

5.四半期連結財務諸表規則第5条の2第3項により、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成しています。

 

 

2 【事業の内容】

当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営んでいる事業の内容に重要な変更はありません。また、主要な関係会社の異動はありません。

 

第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間における事業環境は、好調が持続する米国に加えアジアでも景気の持ち直しの動きが出るなど全体としては緩やかに回復しました。国内では民間設備投資に一部弱さはあるものの、公共投資や個人消費は底堅く、全体としては緩やかに回復しました。

当第3四半期連結累計期間の受注高は、エンジニアリング事業と精密・電子事業で増加したものの、風水力事業の減少により、全体としては前年同期を下回りました。売上高は精密・電子事業で増加したものの、風水力事業の減少により前年同期を下回りました。営業損益は、エンジニアリング事業と精密・電子事業で前年同期並みだったものの、風水力事業の悪化により、全体としては減益となりました。

当第3四半期連結累計期間における売上高は3,078億34百万円前年同期比5.2%減)、営業利益は85億88百万円前年同期比44.6%減)、経常利益は65億94百万円前年同期比52.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は51億1百万円前年同期比30.2%減)となりました。

 

セグメントごとの業績は、以下のとおりです。

(風水力事業)

ポンプ事業では、国内において社会インフラの更新・補修に対する堅調な需要の中で、公共部門の受注は好調に推移しています。一方で海外においては、中東の製油所向け案件などの受注があったものの、石油・ガス関連のポンプ需要が落ち込む中、受注は低調に推移しました。この結果、ポンプ事業全体の受注高は前年同期を下回りました。

コンプレッサ・タービン事業では、原油価格の持ち直しなどにより、一部の地域では停滞していた設備投資に動きがみられ、アジアや中東の石油化学プラント向け案件などを受注しました。しかし全体的には市場の本格的な回復には至らず、受注高は前年同期を下回りました。

冷熱事業では厳しい競争環境が続いており、受注高は前年同期を下回りました。

当第3四半期連結累計期間における風水力事業の売上高は1,886億15百万円前年同期比12.0%減)、セグメント損失は40億52百万円前年同期比69億62百万円の悪化)となりました。

 

(エンジニアリング事業)

エンジニアリング事業では、廃棄物処理施設の建設工事(EPC)や、施設の建設から長期的な運営までを含めたDBO方式での発注量は、前期とほぼ同等で推移しました。既存施設の運転及び維持管理(O&M)の発注量については例年通り推移しました。一方で、国のエネルギー政策の見直しに伴って、民間企業におけるバイオマス等を用いた発電施設の計画は増加しました。このような状況の中、当第3四半期において優先交渉権を得ていたDBO案件を1件、木質バイオマス発電施設の建設工事を1件受注しました。

当第3四半期連結累計期間におけるエンジニアリング事業の売上高は431億82百万円前年同期比3.4%減)、セグメント利益は34億6百万円前年同期比1.0%減)となりました。

(精密・電子事業)

精密・電子事業では、大手顧客のロジック先端投資が堅調に推移し、またサーバ向けストレージの需要などを背景とした3次元NANDフラッシュメモリの投資も順調に実施されました。このような中で当社の主力製品であるCMP装置及びコンポーネント機器の需要が拡大しました。

当第3四半期連結累計期間における精密・電子事業の売上高は748億3百万円前年同期比16.2%増)、セグメント利益は86億94百万円前年同期比0.6%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、主に売上債権の回収が進んだ結果、147億24百万円の収入超過前年同期比14億14百万円の収入減少)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出154億22百万円などの結果、104億38百万円の支出超過前年同期比12億56百万円の支出減少)となりました。

営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローを合わせたフリー・キャッシュ・フローは、42億86百万円の収入超過(前年同期比1億58百万円の収入減少)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金及び長期借入金が純額で100億66百万円増加したことや、配当金を55億82百万円支払ったことなどにより、37億59百万円の収入超過前年同期比118億4百万円の収入増加)となりました。

以上の結果、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前年度末から53億46百万円増加し、965億31百万円となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は、63億67百万円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当社グループの四半期連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されています。四半期連結財務諸表の作成にあたり、四半期末時点の状況をもとに、種々の見積もりと仮定を行っていますが、それらは四半期連結財務諸表、偶発債務に影響を及ぼします。このうち、四半期連結財務諸表に与える影響が大きいと考えられる項目・事象には以下のものがあります。

1.繰延税金資産

2.退職給付債務及び退職給付費用

3.完成工事補償引当金

4.製品保証引当金

5.工事損失引当金

 

また、当社グループの経営成績に影響を与える可能性のある重要な要因としては以下の事項がありますが、業績に影響を与える要因はこれらに限定されるものではありません。

1.市場環境

2.大型プロジェクト及び海外事業

3.事業再編等

4.為替リスク

5.金利変動及び資金調達に関するリスク

6.災害や社会インフラの障害発生にかかる影響

7.繰延税金資産

8.資材調達

9.法的規制

10.訴訟その他の紛争に関するリスク

11.旧本社・羽田工場跡地売却に関する係争について

12.輸出債権回収リスク

13.退職給付債務

 

セグメントごとの見通しと個別戦略は、以下のとおりです。

(風水力事業)

ポンプ事業は、海外では原油価格動向や中東情勢に不透明感が残る中、顧客の設備投資意欲は依然弱含むものの、比較的経済状況の良い米国や東南アジアなどでは電力、石油化学、肥料、水インフラ関連の需要が堅調に推移するものと見込まれます。建築設備や一般産業関連の需要は、地域によっては不透明さがあるものの、需要は緩やかに回復するものと見込まれます。国内では、建築設備市場はマンション建設の需要が引き続き減少傾向であるものの、都市部を中心とした再開発に関連する建設需要は増加しており、全体の着工棟数は持ち直して行くものと見込まれます。一般産業市場では設備投資の抑制が懸念されますが、設備の修繕・効率化・老朽化対策に対する受注活動を強化するとともに、収益性の高いサービス&サポートに注力します。

コンプレッサ・タービン事業では、原油価格や中国経済の持ち直しにより、顧客の発注や投資判断に動きがみられ始めていますが、競合他社との厳しい競争は続くことが想定されます。このような中、北米・中東・中国・ロシアなどで石油化学、石油精製及びLNG関連の大型案件が具体化し、中小型案件も活発化することが見込まれます。また、包括的なサービス&サポート提供能力を生かし、インド・中東を中心に部品の大型案件の受注獲得にも注力していきます。

冷熱事業では、中国市場の成長が鈍化しており先行きが不透明な状態が続くと見込まれますが、ターボ冷凍機を中心に拡販を推進します。一方で、国内市場や中東、東南アジアでは取替需要が堅調に推移するものと見込んでおり、顧客毎のニーズに応じた更新・増設の提案を積極的に推進します。

このような状況において、海外では、地域ごとのニーズに合った製品並びに地域に依らず普遍的に需要が見込まれる基幹製品の開発推進と、グローバルな生産・販売体制及びサービス&サポート体制の充実を図ることにより、事業範囲の拡大を進めていきます。また国内では、顧客ニーズに対応した販売・サービス体制の拡充を図ります。

(エンジニアリング事業)

エンジニアリング事業では、公共部門においては、新規施設の建設のみならず、既存施設に対する大規模延命化工事、温暖化ガス排出抑制のための基幹的設備改良工事等、施設更新に関し一定の需要が継続する見込みです。また、地方自治体が施設運営を民間企業に委託する動きが高まっており、運転及び維持管理(O&M)を複数年にわたり包括的に民間企業に委託する長期包括契約化は今後も増加が見込まれ、建設から長期的な施設の運営までを含めたDBO方式の案件も引続き堅調に推移することが想定されます。民間部門では木質バイオマス等を用いた発電施設の建設計画が今後も増加する見込みです。

このような状況において、施設の建設工事(EPC)から運転及び維持管理(O&M)を一貫体制で行う当事業体の利点を生かし、EPCとO&Mそれぞれの技術を結集することにより、公共事業におけるDBOや基幹的設備改良工事、民間企業における発電事業施設など、顧客ニーズに合う提案を積極的に行い受注拡大に努めます。

 

(精密・電子事業)

精密・電子事業では、堅調であるロジック先端投資に加えて3次元NANDフラッシュメモリを含めたメモリ関連の投資が今年度は好調に続いていくものと見込んでいます。

このような状況の中、熊本工場の規模拡張工事は計画通り平成28年末に竣工し、平成29年から新たな体制で生産を行います。新工場は、主力生産機種であるCMP装置をはじめ、各種半導体製造装置の生産にも対応できる柔軟性の高さを特徴としており、今後、さらなる需要増加や様々な顧客ニーズに対応することが可能となります。生産革新活動による生産性向上にも引き続き取り組みながら、一層の事業拡大を図ります。

 

(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

① 資本の財源

当社グループは、当第3四半期連結会計期間末において1,089億61百万円の有利子負債残高があります。財政基盤の強化については収益力及び資産効率の向上によることを基本としています。

② 資金の流動性管理

資金の流動性については、事業規模に応じた現金及び現金同等物の適正額を維持することとしています。また、金融上のリスクに対応するため主要取引銀行とコミットメントライン契約等を締結することで手許流動性を確保しています。なお、グループ内の資金効率を高めるため、余資は当社に集中し、不足するグループ会社に配分する制度を運用しています。

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は965億31百万円であり、金融機関との間で当座貸越契約50億円、コミットメントライン450億円の契約を締結しています。これら契約に基づく当座貸越極度額及びコミットメントラインの総額500億円に対し、当第3四半期連結会計期間末の借入実行残高はありません。