当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の規制が緩和され、社会経済活動の正常化への動きがみられる一方で、ウクライナ情勢の長期化、金融資本市場の変動及び物価上昇等の影響もあり、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況のもと当社におきましては、主に取引先の在庫調整等の影響により精密金属加工品の売上が減少したものの、プレス機械の売上が引き続き増加したことから、売上高は27億1千6百万円と前年同期比5.6%の増加となりました。利益面につきましては、運送費や原材料価格の高騰等の影響により、営業利益は2千7百万円と前年同期比65.5%の減少、経常利益は4千7百万円と前年同期比55.2%の減少、四半期純利益は2千9百万円と前年同期比57.6%の減少となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
[精密加工事業部]
売上高は10億6千2百万円と前年同期比21.5%の減少、セグメント利益は2千2百万円と前年同期比77.8%の減少となりました。
[機械事業部]
売上高は16億5千3百万円と前年同期比35.7%の増加、セグメント利益は2億2千2百万円と前年同期比28.3%の増加となりました。
財政状態は次のとおりであります。
当第1四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末より7億6千2百万円減少し、196億9千8百万円となりました。これは主に、仕掛品が6億1千4百万円、電子記録債権が3億8百万円それぞれ増加したものの、受取手形及び売掛金が12億3千5百万円、現金及び預金が5億1千3百万円それぞれ減少したことによるものです。負債につきましては、8億3千9百万円減少し、60億2百万円となりました。これは主に、電子記録債務が5億5百万円、賞与引当金が1億3千4百万円それぞれ減少したことによるものです。純資産につきましては、7千7百万円増加し、136億9千5百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1億4千4百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金が2億2千3百万円増加したことによるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、5千5百万円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
①資金の流動性についての分析
当第1四半期累計期間における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ5億1千3百万円減少し、当第1四半期会計期間末には35億6千万円となりました。
②資本の財源についての分析
当社の資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料・部品の購入のほか、製造に係る労務費・経費、販売費及び一般管理費等の営業費用による運転資金や設備資金であります。また、当社の財務状態といたしましては、当第1四半期会計期間末における流動比率は239.5%、自己資本比率は69.5%であり比較的健全な財務状態であると認識しております。
(6)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。