当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に伴い、世界各地で休業要請や外出自粛が行われるなど、経済活動及び社会活動が大幅に制限されたことにより、大きな影響を受けました。日本経済においても、緊急事態宣言が発出されるなど、世界経済と同様に影響を受け、先行き不透明な状況が続いております。当社グループは、在宅勤務や時差出勤を奨励することで感染リスクの低減に努めるとともに、感染拡大が深刻な海外拠点の従業員に対しては生活基盤を保障するための一時支援金を支給するなど、一連の事態への対応を続けております。また、広くグローバルに展開し地域ごとの販売割合が分散されているため、世界経済の地域別変動に対するリスクヘッジとなっております。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高6,914百万円(前年同四半期連結累計期間対比20.3%減)、営業利益410百万円(同43.7%減)、経常利益561百万円(同33.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益435百万円(同18.0%減)となりました。
(単位:百万円)
(注)事業部別の連結営業利益は、当社グループ独自の基準により算定しております。
②財政状態の分析
資産は、流動資産が25,844百万円(前連結会計年度比3.4%減)となりました。これは主に、「受取手形及び売掛金」が1,765百万円減少した一方、「原材料及び貯蔵品」が711百万円増加したことなどによるものです。固定資産は20,485百万円(同4.0%減)となりました。これは主に、「投資有価証券」が329百万円減少したことなどによるものです。その結果、総資産は46,329百万円(同3.7%減)となりました。
負債は、流動負債が8,469百万円(同10.8%減)となりました。これは主に、「支払手形及び買掛金」が366百万円減少したことや「賞与引当金」が367百万円減少したことなどによるものです。固定負債は、3,956百万円(同1.9%減)となりました。その結果、負債合計は12,425百万円(同8.2%減)となりました。
純資産は、33,904百万円(同1.9%減)となりました。また、純資産より非支配株主持分を除いた自己資本は30,616百万円となり自己資本比率は前連結会計年度末の64.6%から1.5ポイント増加し66.1%となりました。
当社グループで採用しております地域別セグメントの状況は以下のとおりです。セグメントの業績に関する詳細は「第4〔経理の状況〕-1〔四半期連結財務諸表〕-〔注記事項〕」の(セグメント情報等)をご参照ください。
日本
売上高は4,127百万円(前年同四半期連結累計期間対比15.0%減)、セグメント利益は511百万円(同2.4%減)となりました。利益については、前年同期比で減少するも、企業活動の自粛要請に従ったことにより旅費交通費や広告宣伝費が削減されたことで販売管理費が減少したため、減少幅を抑えることができました。
圧縮機製品では、緊急事態宣言による経済活動の停滞により売上が減少したものの、移動制限の解除に伴い、給油式往復圧縮機を中心に売上が復調してきています。
真空機器製品では、経済活動の停滞を受けて当四半期前半の売上は大きく減少しましたが、緊急事態宣言解除後は一般産業の製造活動再開の動きとともに回復傾向にあります。
塗装機器製品では、第2四半期に向けた各種キャンペーンの準備や拡販活動を進めましたが、スプレーガンや提案型商材の販売が落ち込んだことにより、売上が減少しました。
塗装設備製品では、着実に納入工事などを進めた結果、売上はほぼ横ばいで推移しており、引き続き物件の獲得に向けて活動しています。
また、事業環境の急速な変化に対応するため設立した国内営業本部では、マーケティングオートメーションを活用した顧客開拓を推進しております。新型コロナウイルス感染症の拡大により外出を伴う営業活動が一時的に制限されたものの、その影響を最小限に留めるべく、WEBセミナーの開催をはじめとした効率的なプロモーションに注力することで売上及び利益の維持拡大に向け万全を期しております。
売上高は1,196百万円(前年同四半期連結累計期間対比9.1%減)、セグメント利益は101百万円(同24.4%減)となりました。
圧縮機製品では、前期から継続して各国の市況が停滞していることから、売上は減少しました。加えて、当四半期後半より急速に拡大した新型コロナウイルス感染症の影響により、企業活動の制限を余儀なくされるなど、下押し要因となりました。
真空機器製品では、装置メーカ開拓を継続していますが、新型コロナウイルス感染症拡大により取引先の投資計画の先送りや新規開拓活動に遅れが生じたことなどを受けて売上が減少しました。
塗装機器製品では、当四半期後半から経済活動が停滞したことにより、売上が減少しました。一方で、ロックダウンによるサプライチェーンの分断に備え、各子会社における在庫の積み増しを実施するなど、対応策を早急に講じたことで売上減少への影響は最小限に留まっています。
アジア
売上高は2,111百万円(前年同四半期連結累計期間対比32.6%減)、セグメント利益は4百万円(同98.3%減)となりました。
圧縮機製品では、中国において新型コロナウイルスの影響がピークを迎え、売上が減少しました。また、インドにおいてロックダウンの措置が取られたことにより、現地子会社が操業停止状態となったことも、売上減少につながりました。
真空機器製品では、中国において新型コロナウイルス感染症の拡大により経済活動が停滞したことで売上が減少しました。一方で、当四半期後半からは市況回復の兆しが見え始めたことに加え、政府主導による通信インフラ投資の強化も相まって復調傾向にあります。
塗装機器製品では、中国では新型コロナウイルス感染症の影響を受けて売上が大きく減少しました。加えて、インドや東南アジアでは、政府の要請による活動制限の影響により、売上が減少しました。現在も一部制限が残っており、厳しい状況が続いています。
塗装設備製品では、新型コロナウイルス感染症の拡大により企業活動の制限を余儀なくされたことで受注が減少したことに加え、物件の納入と売上計上時期の関係により売上が前年同四半期対比で減少しています。受注残高は増加しておりますが、感染拡大の状況によってはお客様の建屋工事に遅れが発生し、そのために当社設備の納入工事が遅延することによって売上時期が変動する可能性があります。
売上高は1,255百万円(前年同四半期連結累計期間対比2.5%増)、セグメント利益は70百万円(同4.2%増)となりました。
圧縮機製品では、アメリカにおいて当四半期後半から製造業が操業停止したことにより一般製造向け圧縮機の売上は低迷するも、医療向けオイルフリー圧縮機の売上が大きく伸長しました。また、ブラジルにおいても同様に医療向けオイルフリー圧縮機の売上が伸長しました。
真空機器製品では、アメリカにおいてPCR検査キット製造市場向け真空ポンプの販売が拡大しました。
塗装機器製品では、アメリカにおいて当四半期の後半に発令されたロックダウンの影響により、販売店・ユーザの活動が制限されたため販売活動が縮小したものの、外出自粛による巣籠もり消費の増加などに起因して、エアーブラシの売上が伸長しました。
塗装設備製品では、メキシコにおける自動車製造向け塗装設備の受注・納入により売上が伸長しました。
3ヶ年にわたる新たな中期経営計画に基づく事業活動を前第1四半期連結累計期間より開始しております。
当社グループは100年企業に向けて「真のグローバルワン・エクセレントメーカ」を目指し、さらなる成長を獲得します。
「ONLY ONE」の商品で、市場ごとの「NUMBER ONE」シェアを目指し、グループ一丸「ONE ANEST IWATA」で「GLOBAL ONE」をさらに発展する。
「ONLY ONE」:「真の開発型企業」となるために、高性能・高品質製品を提供し続ける。
「NUMBER ONE」:ターゲット市場をグローバル・ニッチ市場に定め、安定かつ持続的成長で、各市場でNo.1シェアを獲得する。
目標(2022年3月期)評価指標(KGI)
1.連結売上高 470 億円以上
2.連結営業利益率 10%以上
3.ROE 10%以上
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当該方針の変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は91百万円です。その他に製品の改良・改造に使用した134百万円を製造経費としております。報告セグメントは日本、ヨーロッパ及びアジアとなり、合計225百万円のうち日本は193百万円です。
(単位:名)
(注)従業員数は就業人員数です。
(単位:名)
(注)1.従業員数は就業人員数です。
2.前事業年度末に比べ従業員が141名増加しておりますが、主として2020年4月1日付でアネスト岩田コンプレッサ株式会社及びアネスト岩田コーティングソリューションズ株式会社を当社が吸収合併したことによるものです。
(単位:百万円)
(注)1.ヨーロッパの増加は、主に塗装機器を製造しているドイツの子会社実績などによるものです。
2.アジアの減少は、主に圧縮機を製造している中国並びにインドの子会社実績などによるものです。
(単位:百万円)
(注)1.この受注及び受注残高は、塗装設備製品のものです。塗装設備製品以外は受注から販売までが短期間であり、受注及び受注残高の管理対象としておりません。
2.日本の受注及び受注残高の増加は、主に自動車生産に関連した設備投資が増加したことなどによるものです。
3.アジアの受注の減少は、新型コロナウイルス感染症の影響により企業活動が制限されたことなどによるものです。
4.アジアの受注残高の増加は、主に売上計上と受注のバランスの影響を受けたことなどによるものです。
5.その他の受注残高の減少は、主にメキシコにおける自動車生産に関連した設備投資が減少したことによるものです。
(単位:百万円)
(注)アジアの減少は、主に中国並びにインドの圧縮機及び中国の塗装機器販売が減少したことなどによるものです。
該当事項はありません。