当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生及び前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について変更すべき事項が生じております。
以下に関しては、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」から変更がある項目を抜粋して記載し、変更箇所を下線で示しております。そのため、以下の見出しに付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第2〔事業の状況〕-2〔事業等のリスク〕」の項目番号に対応したものであります。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当社グループは創業以来、塗装機器及び空気圧縮機といった製品とそれらに付随するサービスを市場へ提供することにより、世界のモノづくりに貢献してまいりました。その結果、海外販売比率が過半となり、人材、製品・サービス、資金の流れが多様化する中で、目まぐるしく変化する事業環境の影響を受ける割合がますます増加しております。
このため、既存の市場や製品、ビジネスモデルなどに固執したままでは、市場構造の変化を要因とした現行製品の需要減などの理由から持続的な成長を遂げられなくなり、結果として当社グループの経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。
また、グローバルな事業を展開する上で、当社グループにおける販売や資材調達等の取引には外貨建取引が含まれており、予期しない急激な為替変動についても当社グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。
このようなリスクを未然に防止するため、既存の事業において品質向上への絶え間ない努力、グローバルな視点でのモノづくりを通じて社会的な課題解決につながる製品開発を継続することは元より、新規の事業開拓を行い、柱となる事業構築をしていく必要があること、そのためには、失敗を恐れず、果敢に挑戦する企業文化を育むと同時に、全従業員の意識・行動改革を推進し、様々な外部企業とのコラボレーションを行います。
また、当社グループはグループ間での交流や情報収集をさらに強化し、市場ニーズの把握に努め、国や市場ごとの重要性を見極めたうえで、事業環境の変化に対して柔軟かつ素早い対応を可能とする体制の構築と経営戦略の確立を目指してまいります。加えて、需要の増加や物流コストの上昇が発生した場合でも製品を安定供給する体制を確保するため、複数購買の実施や物流網の見直しなどサプライチェーンの強化に努めております。
なお、持続的な成長が遂げられず、経営成績等へ悪影響を及ぼすような状況に陥った場合には、取締役会及び経営会議などを通じて速やかに協議を行い事業戦略の立て直しを図ります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、各国における新型コロナウイルス感染症対策の緩和により回復が進みましたが、一方で変異株の感染拡大や半導体の需給ひっ迫、原材料価格の高騰などに伴う影響が広まっており、不透明な状態が続いております。日本経済においては、緊急事態宣言の解除に伴う消費活動の持ち直しなどにより、景況感は緩やかな改善傾向となりました。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高30,229百万円(前年同四半期連結累計期間対比18.5%増)、営業利益3,527百万円(同42.7%増)、経常利益4,015百万円(同33.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,533百万円(同30.5%増)となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という)等の適用により、売上高は252百万円減少、営業利益、経常利益はそれぞれ53百万円減少しております。
(単位:百万円)
(注)事業部別の連結営業利益は、当社グループ独自の基準により算定しております。
当社グループで採用しております地域別セグメントの状況は以下のとおりです。なお、セグメントの業績に関する詳細は、「第4〔経理の状況〕-1〔四半期連結財務諸表〕-〔注記事項〕」の(セグメント情報等)をご参照ください。
売上高は16,359百万円(前年同四半期連結累計期間対比6.9%増)、セグメント利益は2,426百万円(同27.8%増)となりました。
圧縮機製品では、一部の部品において、ロックダウン措置が取られた東南アジアからの供給が停滞しましたが、調達の安定化に伴う回復から、その影響は最小限に留まりました。
真空機器製品では、依然として半導体需要の拡大が続いており、半導体製造関連装置向け真空ポンプの売上が大きく伸長しました。
塗装機器製品では、自動車補修市場向けスプレーガンのプロモーション強化などを実施しており、売上は新型コロナウイルス感染症流行前の水準まで回復しつつあります。
塗装設備製品では、新型コロナウイルス感染症により営業活動が制限された影響で売上が減少しましたが、防疫措置の緩和とともに当期のみならず来期物件の引合及び受注獲得に向けた活動が進み、受注残が増加傾向にあります。
売上高は4,207百万円(前年同四半期連結累計期間対比32.6%増)、セグメント利益は356百万円(同41.6%増)となりました。
圧縮機製品では、経済正常化の追い風を受けEU諸国での販売が改善したことに加え、搾乳用途市場のエリア開拓が奏功したことなどにより、売上は好調に推移しました。
真空機器製品では、新規顧客開拓の実績が出始めており、売上は伸長しました。
塗装機器製品では、デジタルツールを活用したプロモーションを行うなど、積極的な営業活動が実を結び、主に自動車補修市場向けスプレーガンの売上が伸長しました。また、エアーブラシに対する需要は引き続き堅調に推移しています。
売上高は11,954百万円(前年同四半期連結累計期間対比33.0%増)、セグメント利益は1,142百万円(同57.7%増)となりました。
圧縮機製品では、中国子会社の輸出販売やインド子会社の医療向け並びに車両搭載向け圧縮機の需要が拡大したことで、売上が伸長しました。
真空機器製品では、中国や東アジアにおいて半導体製造関連市場における需要の拡大や短納期を評価されたことによる受注の獲得などにより、売上が伸長しました。
塗装機器製品では、中国を中心とする東アジアやインドでの売上が伸長しました。
塗装設備製品では、中国において工事計画が延期されていた案件を着実に納入したことで、売上は伸長しました。インドや東南アジアにおいては、新型コロナウイルス感染症による行動規制の影響や設備投資への慎重な姿勢が広がったことにより営業活動が停滞しました。
売上高は4,685百万円(前年同四半期連結累計期間対比27.0%増)、セグメント利益は551百万円(同62.2%増)となりました。
圧縮機製品では、アメリカやブラジルにおいて医療向け圧縮機の売上が好調に推移しました。
真空機器製品では、R&D分野の活況を受けて、装置メーカや研究機関向け真空ポンプの売上が伸長しました。
塗装機器製品では、第1四半期連結会計期間に事業の譲受により獲得した販路の活用などにより自動車補修市場向けハンドスプレーガンの売上が伸長しました。また、エアーブラシについては、堅調な受注状況が継続しています。
資産は、流動資産が32,311百万円(前連結会計年度比11.8%増)となりました。これは主に、「商品及び製品」が1,266百万円増加したことや「原材料及び貯蔵品」が1,169百万円増加したことなどによるものです。固定資産は20,867百万円(同1.5%増)となりました。これは主に、「のれん」が37百万円増加したことやIT投資の強化により「その他」に含まれる「ソフトウェア」が増加したことなどによるものです。その結果、総資産は53,178百万円(同7.5%増)となりました。
負債は、流動負債が10,509百万円(同9.4%増)となりました。これは主に、「支払手形及び買掛金」が981百万円増加したことなどによるものです。固定負債は、3,790百万円(同2.0%増)となりました。これは主に、「退職給付に係る負債」が68百万円増加したことなどによるものです。その結果、負債合計は14,299百万円(同7.3%増)となりました。
純資産は、38,879百万円(同7.6%増)となりました。また、純資産より非支配株主持分を除いた自己資本は34,575百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末の65.2%から0.2ポイント減少し65.0%となりました。
3ヶ年にわたる新たな中期経営計画に基づく事業活動を2020年3月期より開始しております。
当社グループは100年企業に向けて「真のグローバルワン・エクセレントメーカ」を目指し、さらなる成長を獲得します。
「ONLY ONE」の商品で、市場ごとの「NUMBER ONE」シェアを目指し、グループ一丸「ONE ANEST IWATA」で「GLOBAL ONE」をさらに発展する。
「ONLY ONE」:「真の開発型企業」となるために、高性能・高品質製品を提供し続ける。
「NUMBER ONE」:ターゲット市場をグローバル・ニッチ市場に定め、安定かつ持続的成長で、各市場でNo.1シェアを獲得する。
目標(2022年3月期)評価指標(KGI)
1.連結売上高 470 億円以上
2.連結営業利益率 10%以上
3.ROE 10%以上
(注)数値目標について、新型コロナウイルス感染症に起因する経済環境の大きな変化などを理由として、2022年3月期の連結業績予想を連結売上高405億円、営業利益42.5憶円(営業利益率10.5%)といたしました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当該方針の変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は383百万円です。その他に製品の改良・改造に使用した400百万円を製造経費としております。報告セグメントは日本、ヨーロッパ及びアジアとなり、合計784百万円のうち日本は657百万円です。
(単位:名)
(注)従業員数は就業人員数です。
(単位:名)
(注)従業員数は就業人員数です。
(単位:百万円)
(注)1.ヨーロッパの増加は、主に塗装機器を製造しているイタリア及びドイツの子会社実績等によるものです。
2.アジアの増加は、主に圧縮機及び塗装設備を製造している中国の子会社実績等によるものです。
(単位:百万円)
(注)1.ヨーロッパの増加は、主にドイツの圧縮機及び真空ポンプやイギリスの塗装機器の販売が増加したことな
どによるものです。
2.アジアの増加は、主に中国の圧縮機、塗装機器及び塗装設備の販売が増加したことなどによるものです。
(単位:百万円)
(注)1.この受注及び受注残高は、塗装設備製品のものです。塗装設備製品以外は受注から販売までが短期間であり、受注及び受注残高の管理対象としておりません。
2.日本の受注残高の増加は、主に自動車生産に関連した設備投資が増加したことなどによるものです。
3.アジアの受注の増加は、主に自動車生産に関連した設備投資が増加したことなどによるものです。
4.その他の受注の減少は、主にメキシコにおける自動車生産に関連した設備投資が減少したことなどによるものです。
該当事項はありません。