また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安進行による輸出関連企業への恩恵や海外からの観光客の増加等もあり、全般的には緩やかな回復が見られたものの、8月後半の中国経済の低迷に端を発する世界同時株安の影響もあり、先行き不透明な状況となりました。
このような状況の中、当社グループは、国内においては新商品の投入や顧客対応の充実を図るなど、引き続き販売量の拡大に努めてまいりました。また、海外においては主力地域である北米、欧州、中国、ASEANでの販売強化に努めた結果、当社グループの連結経営成績は以下のとおりとなりました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比48億7千4百万円減少し775億7千6百万円(5.9%減少)となりました。国内においては、12月決算会社である販売会社の1月から3月の売上が、前期においては消費税率引き上げ前の駆け込み需要等で大きく増加したこと、また、当年4月から6月においては前年同期より増収となったものの、1月から3月の減収分をカバーできず、農機製品、作業機等の売上が減少した結果、国内売上高は前年同期比99億9千4百万円減少し614億7千6百万円(14.0%減少)となりました。海外においては、北米、ASEAN向けの出荷が好調であったことに加え、新規連結したISEKI France社の売上高も寄与し、海外売上高は、前年同期比51億2千万円増加し161億円(46.6%増加)となりました。
営業利益は、国内農機製品の減収による粗利益の減少等により前年同期比1億6千2百万円減少し8億8千5百万円(15.5%減少)となりました。経常利益は、前年同期比2億1千6百万円減少し12億6千9百万円(14.5%減少)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比20億5千8百万円減少し7億1千7百万円の純損失を計上することとなりました。
商品別の売上状況につきましては、次のとおりであります。
〔国内〕
整地用機械(トラクタ、乗用管理機など)は166億6千万円(前年同期比12.4%減少)、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は66億3千5百万円(前年同期比0.4%増加)、収穫調製用機械(コンバインなど)は58億3千2百万円(前年同期比34.1%減少)、作業機・補修用部品は161億8千8百万円(前年同期比11.1%減少)、その他農業関連(施設工事など)は161億5千8百万円(前年同期比14.0%減少)となりました。
〔海外〕
整地用機械(トラクタなど)は136億6千7百万円(前年同期比51.5%増加)、栽培用機械(田植機など)は6億1千1百万円(前年同期比6.2%減少)、収穫調製用機械(コンバインなど)は2億6千7百万円(前年同期比4.6%増加)、作業機・補修用部品は12億3千7百万円(前年同期比81.7%増加)、その他農業関連は3億1千5百万円(前年同期比13.9%減少)となりました。
(2) 財政状態の分析
〔資産〕
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ29億4千4百万円増加し2,070億8千3百万円となりました。主に、現金及び預金の増加11億2千7百万円、受取手形及び売掛金の増加25億2千8百万円、たな卸資産の増加11億1千万円、流動資産その他の減少36億2千4百万円、建物及び構築物などの有形固定資産の増加24億6千9百万円によるものであります。
〔負債〕
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ48億6千9百万円増加し1,379億4千2百万円となりました。主に、支払手形及び買掛金の減少並びに電子記録債務の増加8億3千7百万円、短期借入金及び長期借入金の増加55億5百万円、流動負債その他の減少19億8千4百万円によるものであります。
〔純資産〕
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億2千4百万円減少し691億4千1百万円となりました。主に、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上7億1千7百万円、剰余金の配当6億7千7百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8億9百万円増加し73億8千万円(前年同期比1億1千4百万円減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益13億7千5百万円、減価償却費33億2千4百万円、売上債権の増加26億3千1百万円、たな卸資産の増加11億8千7百万円、仕入債務の増加9億2千9百万円などにより7億3千6百万円の収入(前年同期比24億1千8百万円の収入減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資による支出50億7千5百万円などにより41億2千1百万円の支出(前年同期比20億9千5百万円の支出減)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の増減などにより41億5千9百万円の収入(前年同期比13億3千万円の収入増)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は18億2千9百万円でした。
なお、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期連結累計期間は、海外が好調な実績をあげた一方、国内は、春需要期における国内農機製品の販売が本格回復には至らず、売上高、各利益で前年同期と比べ減少しました。
今後については、米価下落も持ち直しつつあり、農機売上についてはアグリシードリース事業の採択が始まった10月以降の売上が寄与し、本格的な回復に至ると見込んでおります。引き続き、農業情勢の変化に的確に対応し、「高品質な営業サービスの提供」やお客様の農業経営に合った提案を行う「お客様へのサポート力」を一層強化して、売上の拡大に努めてまいります。海外においても、北米、欧州、中国及びASEANの主要な市場向けに投入した戦略商品の更なる拡販に注力いたします。また、前年度に子会社化したISEKI France社、持分法適用関連会社である東風井関農業機械有限公司等海外関係会社につきましても、一層の販売拡大をめざしてまいります。
なお、当社は平成27年10月に、先端栽培技術の普及とスマート農業の研究・実証・普及を行う「夢ある農業総合研究所(夢総研)」を、茨城県つくばみらい市に開設いたしました。「そこに行けば先端営農技術が見える」をコンセプトに、農業を取巻く環境変化のスピードに対応し、更なる省力化、低コスト化を目指しているお客様のニーズに応えるべく、お客様のサポート体制の強化を図っております。