第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号。以下「四半期連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2020年4月1日から2020年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、太陽有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2020年6月30日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

 

50,215

41,561

営業債権及びその他の債権

 

96,974

89,364

その他の金融資産

10

2,562

2,608

棚卸資産

 

9,247

10,651

その他の流動資産

 

3,847

3,575

流動資産合計

 

162,847

147,761

 

 

 

 

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

 

106,358

106,498

使用権資産

 

17,784

17,906

のれん

 

47,033

56,441

無形資産

 

13,381

13,106

持分法で会計処理されている投資

 

7,469

2,511

その他の金融資産

10

28,465

33,155

繰延税金資産

 

4,295

2,956

その他の非流動資産

 

113

111

非流動資産合計

 

224,902

232,688

 

 

 

 

資産合計

 

387,749

380,449

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2020年6月30日)

負債及び資本

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

 

35,680

35,779

借入金

10

35,371

25,433

リース負債

 

4,234

4,406

その他の金融負債

10

219

216

未払法人所得税等

 

1,998

2,374

引当金

 

1,557

1,455

その他の流動負債

 

15,345

12,487

流動負債合計

 

94,408

82,153

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

借入金

10

1,305

1,672

リース負債

 

13,701

13,824

その他の金融負債

10

2,562

13,480

退職給付に係る負債

 

16,913

17,306

引当金

 

499

499

繰延税金負債

 

1,346

1,283

その他の非流動負債

 

12,903

12,212

非流動負債合計

 

49,232

60,278

 

 

 

 

負債合計

 

143,640

142,432

 

 

 

 

資本

 

 

 

資本金

 

13,450

13,450

資本剰余金

 

8,212

2,393

自己株式

 

10,893

10,894

その他の資本の構成要素

 

216

2,984

利益剰余金

 

231,456

232,027

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

242,442

235,175

非支配持分

 

1,666

2,842

資本合計

 

244,108

238,017

 

 

 

 

負債及び資本合計

 

387,749

380,449

 

(2)【要約四半期連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年6月30日)

売上高

5,8

64,305

60,980

売上原価

 

42,156

39,321

売上総利益

 

22,149

21,659

販売費及び一般管理費

 

16,469

15,762

その他の収益

 

4,855

714

その他の費用

 

298

483

営業利益

 

10,236

6,128

金融収益

 

258

297

金融費用

 

94

459

持分法による投資損益(△は損失)

 

31

2

税引前四半期利益

 

10,431

5,964

法人所得税費用

 

3,135

1,774

四半期利益

 

7,296

4,189

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

7,305

4,028

非支配持分

 

9

161

四半期利益

 

7,296

4,189

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(円)

9

65.07

35.87

希薄化後1株当たり四半期利益(円)

 

 

(3)【要約四半期連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年6月30日)

四半期利益

 

7,296

4,189

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産の公正価値の純変動

 

359

3,031

確定給付制度の再測定

 

20

24

純損益に振り替えられることのない

項目合計

 

379

3,007

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

3,358

129

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

104

65

持分法適用会社における

その他の包括利益に対する持分

 

55

39

純損益に振り替えられる可能性のある

項目合計

 

3,198

234

税引後その他の包括利益

 

3,578

2,772

四半期包括利益

 

3,717

6,962

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

3,746

6,772

非支配持分

 

29

189

四半期包括利益

 

3,717

6,962

 

(4)【要約四半期連結持分変動計算書】

第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

 

在外営業

活動体の

換算差額

キャッ

シュ・

フロー・

ヘッジ

その他の

包括利益を

通じて

公正価値

で測定する

金融資産

2019年4月1日残高

 

13,450

10,265

10,932

4,671

310

9,199

四半期利益

 

その他の包括利益

 

3,284

104

359

四半期包括利益合計

 

3,284

104

359

自己株式の取得

 

0

配当金

7

株式に基づく報酬取引

 

29

子会社に対する所有持分の変動額

 

4

企業結合による変動

 

非支配株主と締結した

先渡契約に係る負債

 

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

 

227

その他

 

所有者との取引額合計

 

24

0

227

2019年6月30日時点の残高

 

13,450

10,290

10,933

7,955

415

8,611

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

合計

 

その他の資本の構成要素

利益剰余金

合計

 

確定給付制

度の再測定

合計

2019年4月1日残高

 

4,838

219,660

237,282

1,902

239,184

四半期利益

 

7,305

7,305

9

7,296

その他の包括利益

 

18

3,558

3,558

19

3,578

四半期包括利益合計

 

18

3,558

7,305

3,746

29

3,717

自己株式の取得

 

0

0

配当金

7

3,040

3,040

9

3,049

株式に基づく報酬取引

 

29

2

31

子会社に対する所有持分の変動額

 

4

56

60

企業結合による変動

 

非支配株主と締結した

先渡契約に係る負債

 

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

 

18

208

208

その他

 

5

5

5

所有者との取引額合計

 

18

208

2,826

3,010

63

3,074

2019年6月30日時点の残高

 

1,071

224,139

238,018

1,809

239,828

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

 

在外営業

活動体の

換算差額

キャッ

シュ・

フロー・

ヘッジ

その他の

包括利益を

通じて

公正価値

で測定する

金融資産

2020年4月1日残高

 

13,450

8,212

10,893

9,033

503

8,747

四半期利益

 

その他の包括利益

 

197

65

3,031

四半期包括利益合計

 

197

65

3,031

自己株式の取得

 

0

配当金

7

株式に基づく報酬取引

 

28

子会社に対する所有持分の変動額

 

企業結合による変動

6

非支配株主と締結した

先渡契約に係る負債

6

10,578

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

 

その他

 

55

所有者との取引額合計

 

10,605

0

2020年6月30日時点の残高

 

13,450

2,393

10,894

9,231

437

11,778

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

合計

 

その他の資本の構成要素

利益剰余金

合計

 

確定給付制

度の再測定

合計

2020年4月1日残高

 

216

231,456

242,442

1,666

244,108

四半期利益

 

4,028

4,028

161

4,189

その他の包括利益

 

23

2,744

2,744

28

2,772

四半期包括利益合計

 

23

2,744

4,028

6,772

189

6,962

自己株式の取得

 

0

0

配当金

7

3,481

3,481

532

4,013

株式に基づく報酬取引

 

28

0

28

子会社に対する所有持分の変動額

 

企業結合による変動

6

1,517

1,517

非支配株主と締結した

先渡契約に係る負債

6

10,578

10,578

その他の資本の構成要素から

利益剰余金への振替

 

23

23

23

その他

 

47

7

7

所有者との取引額合計

 

23

23

3,457

14,039

985

13,053

2020年6月30日時点の残高

 

2,984

232,027

235,175

2,842

238,017

 

(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年6月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前四半期利益

 

10,431

5,964

減価償却費及び償却費

 

3,919

4,945

持分法による投資損益(△は益)

 

31

2

固定資産売却損益(△は益)

 

4,762

2

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

925

963

営業債権及びその他の債権の増減額

(△は増加)

 

1,655

9,386

営業債務及びその他の債務の増減額

(△は減少)

 

1,055

2,317

その他

 

83

1,832

(小計)

 

9,316

15,183

利息の受取額

 

1

32

配当金の受取額

 

197

169

利息の支払額

 

6

15

法人所得税の支払額

 

5,677

1,655

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

3,831

13,713

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年6月30日)

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

定期預金の預入による支出

 

604

450

定期預金の払戻による収入

 

295

282

有形固定資産の取得による支出

 

6,904

1,699

有形固定資産の売却による収入

 

496

3

無形資産の取得による支出

 

325

318

子会社の取得による支出(取得資産に

含まれる現金及び現金同等物控除後)

6

8,326

4,605

関連会社の取得による支出

 

5,799

その他

 

1,490

299

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

22,658

7,088

 

 

 

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

 

19,999

10,001

長期借入金の返済による支出

 

216

260

リース負債の返済による支出

 

1,110

1,189

配当金の支払額

7

2,910

4,007

連結の範囲の変更を伴わない

子会社株式の取得による支出

 

60

その他

 

4

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

15,702

15,454

 

 

 

 

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

620

175

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

3,745

8,653

現金及び現金同等物の期首残高

 

35,547

50,215

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

31,801

41,561

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

栗田工業株式会社は、日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記されている本店及び主要な事業所の住所は、ホームページ(https://www.kurita.co.jp/)で開示しております。

当社グループの主要な事業内容は、水処理薬品事業、水処理装置事業であります。その詳細については、「5.事業セグメント」に記載しております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨に関する事項

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、四半期連結財務諸表規則第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

本要約四半期連結財務諸表は、2020年8月6日に代表取締役社長  門田  道也によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定される金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、単位を百万円としております。また、百万円未満の端数は切捨てて表示しております。

 

3.重要な会計方針

当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除き、前連結会計年度において適用した会計方針と同一であります。

なお、要約四半期連結財務諸表の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

(非支配株主と締結した先渡契約に係る負債)

当社グループが非支配株主と締結した子会社株式の先渡契約について、その株式譲渡見込み価額の現在価値を「その他の金融負債」として当初認識するとともに、同額を「資本剰余金」から減額しております。また、当初認識後は原則として実効金利法に基づく償却原価で測定するとともに、その事後的な変動額を純損益に認識します。

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

当社グループの要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告金額の開示に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことを要求されております。ただし、実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。これらの見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積り及び仮定を見直した期間及び連結会計年度と将来の連結会計年度において認識されます。

要約四半期連結財務諸表における重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断については、前連結会計年度に係る連結財務諸表に記載した内容から変更ありません

 

(追加情報)

重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断については、現時点で入手し得る最新の情報に基づいて行っております。新型コロナウイルス感染症の影響は、感染拡大の規模や収束時期の見通しが依然不透明な状況にありますが、世界各国において経済活動の再開が段階的に進められており、当連結会計年度末にかけて景気は緩やかに回復に向かうと仮定しております。したがって、前連結会計年度末時点において予測した業績及び見積りからの変更は見込んでおりません。

 

5.事業セグメント

(1)報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。従って、当社グループは、「水処理薬品事業」及び「水処理装置事業」の2つを報告セグメントとしております。

「水処理薬品事業」は、水処理に関する薬品類及び付帯機器の製造販売並びにメンテナンス・サービスの提供を行っております。「水処理装置事業」は、水処理に関する装置・施設類の製造販売、超純水供給・化学洗浄・精密洗浄及び土壌・地下水浄化並びに水処理施設の運転・維持管理等のメンテナンス・サービスの提供を行っております。

 

(2)報告セグメントに関する情報

前第1四半期連結累計期間(自  2019年4月1日  至  2019年6月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

調整額

(注)1

要約四半期

連結損益

計算書計上額

(注)2

 

水処理

薬品事業

水処理

装置事業

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

28,023

36,281

64,305

64,305

セグメント間の内部売上高

又は振替高

174

356

531

531

 計

28,198

36,638

64,836

531

64,305

セグメント利益

2,427

7,903

10,331

94

10,236

金融収益

 

 

 

258

金融費用

 

 

 

94

持分法による投資損益(△は損失)

 

 

 

31

税引前四半期利益

 

 

 

10,431

(注)1.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等が含まれております。

2.セグメント利益は、営業利益の数値であります。

 

当第1四半期連結累計期間(自  2020年4月1日  至  2020年6月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

調整額

(注)1

要約四半期

連結損益

計算書計上額

(注)2

 

水処理

薬品事業

水処理

装置事業

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

24,512

36,467

60,980

60,980

セグメント間の内部売上高

又は振替高

81

435

517

517

 計

24,594

36,903

61,498

517

60,980

セグメント利益

2,770

3,362

6,132

4

6,128

金融収益

 

 

 

297

金融費用

 

 

 

459

持分法による投資損益(△は損失)

 

 

 

2

税引前四半期利益

 

 

 

5,964

(注)1.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等が含まれております。

2.セグメント利益は、営業利益の数値であります。

 

6.企業結合及び非支配持分の取得

前第1四半期連結累計期間(自  2019年4月1日  至  2019年6月30日)

(アビスタ・テクノロジーズ,Inc.、アビスタ・テクノロジーズ(UK)Ltd.及びアビスタ・シンガポールPte Ltd.の取得)

2019年5月15日、当社グループは、100%子会社であるクリタ・アメリカ・ホールディングスInc.を通じて、米国の水処理薬品の製造・販売会社であるアビスタ・テクノロジーズ,Inc.の発行済株式の全てを取得しました。また、アビスタ・テクノロジーズ,Inc.への出資を通じて、アビスタ・テクノロジーズ,Inc.の100%子会社であるアビスタ・シンガポールPte Ltd.についても取得しております。また、同日、100%子会社であるクリタ・ヨーロッパGmbHを通じて、英国の水処理薬品の製造・販売会社であるアビスタ・テクノロジーズ(UK)Ltd.の発行済株式の全てを取得しました。アビスタ・テクノロジーズ,Inc.は、水処理薬品のうち、水処理装置の構成機器のひとつであるRO膜に適用するRO薬品に特化し、多品種のRO薬品の製造・販売を行うほか、RO膜洗浄などのサービスを展開し、米国を中心に鉱山、化学、石油、海上油田、食品、飲料、自治体などの幅広い産業分野に多くの顧客を保有しています。また、アビスタ・テクノロジーズ(UK)Ltd.は、アビスタ・テクノロジーズ,Inc.からのライセンス提供によりEMEA(欧州・中東・アフリカ)において同様の事業を展開しています。アビスタ・テクノロジーズ,Inc.のRO薬品と当社グループが保有する特長あるRO薬品を合わせることによりRO薬品の商品ラインアップを拡充し、全ての顧客に幅広い商品提案を行うことで、RO薬品の拡販を推進するとともに、お互いが保有する技術・ノウハウを共有し、RO膜に関連するサービスの強化を図ります。

 

(1) 取得資産及び引受負債

取得日現在のアビスタ・テクノロジーズ,Inc.及びアビスタ・シンガポールPte Ltd.の識別可能な取得資産及び引受負債の公正価値は、以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

支払対価の公正価値(現金)

7,615

取得資産及び引受負債の公正価値

 

現金及び現金同等物

248

営業債権

341

その他の流動資産

142

非流動資産

3,244

営業債務及びその他の債務

△666

非流動負債

△50

取得資産及び引受負債の公正価値(純額)

3,259

のれん

4,355

 

前第4四半期連結会計期間において、暫定的な会計処理が確定したことにより、取得日におけるのれんの金額は、2,858百万円減少しております。これは、主に無形資産が1,764百万円増加したことに起因しております。

発生したのれんの金額は4,355百万円であり、期待される将来の超過収益力によるものであります。

なお、認識したのれんの一部は、税務上損金算入可能と見込んでおります。

 

また、取得日現在のアビスタ・テクノロジーズ(UK)Ltd.の識別可能な取得資産及び引受負債の公正価値は、以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

支払対価の公正価値(現金)

1,889

取得資産及び引受負債の公正価値

 

現金及び現金同等物

957

その他の流動資産

223

非流動資産

723

その他の流動負債

△256

非流動負債

△141

取得資産及び引受負債の公正価値(純額)

1,505

のれん

383

 

前第4四半期連結会計期間において、暫定的な会計処理が確定したことにより、取得日におけるのれんの金額は、578百万円減少しております。これは、主に無形資産が702百万円増加したことに起因しております。

発生したのれんの金額は383百万円であり、期待される将来の超過収益力によるものであります。

なお、のれんについて、税務上損金算入を見込んでいる金額はありません。

 

前第1四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書に含まれているアビスタ・テクノロジーズ,Inc.、アビスタ・テクノロジーズ(UK)Ltd.及びアビスタ・シンガポールPte Ltd.の売上高及び四半期利益は重要ではありません。

また、当該企業結合が前連結会計年度期首に実施されたと仮定した場合のプロ・フォーマ情報については、要約四半期連結損益計算書に与える影響額に重要性がないため記載しておりません。

 

(2) 企業結合と別に処理される取引

当該企業結合に係る取得関連費用は325百万円であり、すべて要約四半期連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。

 

当第1四半期連結累計期間(自  2020年4月1日  至  2020年6月30日)

(ペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.の取得)

2020年4月1日、当社の100%子会社であるクリタ・アメリカ・ホールディングス,Inc.は、前連結会計年度末において25%の株式を保有する米国の精密洗浄事業会社であるペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.(以下、「ペンタゴン・テクノロジーズ社」という)の株式をさらに26%取得しました。これにより、クリタ・アメリカ・ホールディングス,Inc.の保有するペンタゴン・テクノロジーズ社の持分割合は合計51%となり、同社を当社の連結子会社としております。

当社は、ペンタゴン・テクノロジーズ社を子会社化することにより、当社が重点事業領域の一つと位置付ける電子産業分野において、海外におけるサービス事業の基盤を獲得して市場競争力をより一層強化するとともに、ペンタゴン・テクノロジーズ社の最先端洗浄技術及びノウハウを取得し、当社グループが展開する国内精密洗浄事業とのシナジーを創出することで、事業成長をさらに加速させ、新たな価値を提供していきます。

 

(1) 被取得企業の取得原価及びその内訳

取得の対価

取得日直前に保有していた被取得企業株式の取得日における公正価値 5,379百万円

取得日に追加取得した被取得企業株式の公正価値          5,594百万円

      計                                            10,974百万円

 

(2) 企業結合に伴う再測定による利益

取得日直前に保有していた被取得企業の資本持分を取得日における公正価値で再測定した結果、当該企業結合により463百万円の企業結合に伴う再測定による利益を認識しております。この利益は、要約四半期連結損益計算書の「その他の収益」に計上しております。

 

(3) 取得資産及び引受負債

取得日現在のペンタゴン・テクノロジーズ社の識別可能な取得資産及び引受負債の公正価値は、以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

支払対価の公正価値

10,974

取得資産及び引受負債の公正価値

 

現金及び現金同等物

989

営業債権

1,707

その他の流動資産

433

非流動資産

2,152

営業債務及びその他の債務

△1,351

非流動負債

△992

取得資産及び引受負債の公正価値(純額)

2,938

非支配持分

1,517

のれん

9,554

 

発生したのれんの金額は9,554百万円であり、期待される将来の超過収益力によるものです。

なお、認識したのれんについて、税務上損金算入を見込んでいる金額はありません。

 

当第1四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書に含まれているペンタゴン・テクノロジーズ社の売上高は2,695百万円、四半期利益は361百万円です。

 

のれんの金額は、企業結合以後、決算日までの期間が短く、企業結合時点の識別可能資産及び負債の特定及び時価の見積りが未了であるため、取得原価の配分が完了しておらず、暫定的に算定された金額であります。

非支配持分は、被取得企業の識別可能な純資産の公正価値に対する非支配株主持分の持分割合で測定しております。

 

(4) 企業結合と別に処理される取引

当該企業結合に係る取得関連費用は171百万円であり、要約四半期連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。

 

(5) 非支配株主と締結した先渡契約

ペンタゴン・テクノロジーズ社の残り49%の株式については、クリタ・アメリカ・ホールディングス,Inc.と非支配株主との間で先渡契約が締結され、2022年6月30日を目途に、ペンタゴン・テクノロジーズ社をクリタ・アメリカ・ホールディングス,Inc.の100%子会社にすることが合意されています。

なお、先渡契約に基づく株式譲渡見込み価額の現在価値10,578百万円を「その他の金融負債」として当初認識するとともに、同額を「資本剰余金」から減額しています。また、当初認識後は原則として実効金利法に基づく償却原価で測定するとともに、その事後的な変動額を純損益に認識します。

 

7.配当金

配当金の支払額は以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間(自  2019年4月1日  至  2019年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2019年6月27日

定時株主総会

普通株式

3,040

27

2019年3月31日

2019年6月28日

(注)2019年6月27日定時株主総会決議による配当金の総額には、日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(現・株式会社日本カストディ銀行)(信託口)が保有する当社株式327千株(取締役に対する業績連動型株式報酬信託分)に対する配当金8百万円が含まれております。

 

当第1四半期連結累計期間(自  2020年4月1日  至  2020年6月30日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2020年6月29日

定時株主総会

普通株式

3,490

31

2020年3月31日

2020年6月30日

(注)2020年6月29日定時株主総会決議による配当金の総額には、日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(現・株式会社日本カストディ銀行)(信託口)が保有する当社株式312千株(取締役に対する業績連動型株式報酬信託分)に対する配当金9百万円が含まれております。

 

8.売上高

顧客との契約から認識した売上高の分解と報告セグメントとの関係は、以下のとおりであります。

前第1四半期連結累計期間(自  2019年4月1日  至  2019年6月30日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

要約四半期

連結損益計算書

計上額

 

水処理薬品事業

水処理装置事業

 日本

11,217

26,631

37,849

 アジア

6,612

7,782

14,395

 北アメリカ

4,779

1,864

6,644

 EMEA

4,804

3

4,808

 その他の地域

608

608

合計

28,023

36,281

64,305

(注)1.セグメント間取引控除後の金額を表示しています。

2.「売上高」は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。なお、EMEAは欧州、中東、アフリカ地域を指しております。

 

当第1四半期連結累計期間(自  2020年4月1日  至  2020年6月30日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

要約四半期

連結損益計算書

計上額

 

水処理薬品事業

水処理装置事業

 日本

10,093

25,052

35,145

 アジア

5,217

6,372

11,590

 北アメリカ

4,497

5,042

9,540

 EMEA

4,252

4,252

 その他の地域

451

451

合計

24,512

36,467

60,980

(注)1.セグメント間取引控除後の金額を表示しています。

2.「売上高」は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。なお、EMEAは欧州、中東、アフリカ地域を指しております。

 

9.1株当たり四半期利益

基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年6月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益

7,305

4,028

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益

基本的1株当たり四半期利益の計算に

使用する四半期利益

7,305

4,028

期中平均普通株式数(株)

112,279,449

112,296,045

(注)1.希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

2.自己株式として計上されている信託に残存する自社株式は、基本的1株当たり四半期利益算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。控除した当該自己株式の期中平均株式数は前第1四半期連結累計期間327千株、当第1四半期連結累計期間312千株であります。

 

10.金融商品

(1) 金融商品の公正価値

償却原価で測定される金融負債の公正価値及び要約四半期連結財政状態計算書における帳簿価額は以下のとおりであります。

なお、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となっている金融商品及び重要性の乏しい金融商品は、以下の表に含めておりません。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2020年6月30日)

 

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

金融負債

 

 

 

 

借入金

1,676

1,664

1,454

1,440

 

(2) 公正価値の測定方法

金融資産及び金融負債の公正価値は、以下のとおり算定しております。

(デリバティブ)

デリバティブには、為替予約、通貨スワップ、在外子会社のプット・オプションが含まれております。

為替予約及び通貨スワップの公正価値は、先物為替相場または金融機関より入手した見積価格や、利用可能な情報に基づき算定しており、レベル2に分類しております。

在外子会社株式のプット・オプションには、契約相手への支払いが要求される可能性がある金額の現在価値に基づき、公正価値を評価しており、レベル3に分類しております。この評価モデルにおいては、割引率等の観察可能でないインプットを使用しております。公正価値はそれぞれの時点毎の事業計画や金利等によって変動することが想定されます。

 

(株式等)

株式等には、活発な市場のある株式、投資信託、非上場株式が含まれております。活発な市場のある株式は、取引所の価格により評価しており、レベル1に分類しております。投資信託は、取引所の価格又は取引金融機関等から提示された価格により評価しており、レベル1に分類しております。非上場株式は、類似公開会社比較法等の評価技法に、評価倍率等の観察可能でないインプットを用いて公正価値を算定しており、レベル3に分類しております。

 

 

(借入金)

短期借入金は、短期間で決済されるものであるため、公正価値は帳簿価額に近似しております。

長期借入金は、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっており、レベル2に分類しております。

ただし、変動金利による長期借入金は、短期間で市場金利を反映し、また、信用状態は実行後大きく異なっていないことから、公正価値は帳簿価額に近似しております。

 

(非支配株主と締結した先渡契約に係る負債)

当社グループが非支配株主と締結した子会社株式の先渡契約について、その株式譲渡見込み価額の現在価値を「その他の金融負債」として当初認識し、当初認識後は原則として実効金利法に基づく償却原価で測定しています。なお、非支配株主と締結した先渡契約に係る負債の公正価値は、将来キャッシュ・フローを割り引く方法に基づき計算しており、公正価値は帳簿価額に近似しております。

 

(上記以外の金融商品)

上記以外の金融商品は主に短期間で決済されるものであるため、公正価値は帳簿価額に近似しております。

 

(3) 公正価値ヒエラルキー

以下は公正価値で計上される金融商品を評価方法ごとに分析したものです。公正価値の測定に利用するインプットをもとに、それぞれのレベルを以下のように分類しております。

レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)市場価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能な指標を用いて測定された公正価値

レベル3:重要な観察可能でない指標を用いて測定された公正価値

 

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しております。前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間において、レベル間の振替は行われておりません。

 

公正価値により測定された金融商品

前連結会計年度(2020年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ資産

812

812

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式等

20,263

4,745

25,009

デリバティブ負債

1,397

1,397

 

当第1四半期連結会計期間(2020年6月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ資産

715

715

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式等

24,372

5,313

29,685

デリバティブ負債

0

1,384

1,384

 

レベル3に分類された金融商品については、経営管理部門責任者により承認された評価方針及び手続きに従い、外部の評価専門家又は適切な評価担当者が評価及び評価結果の分析を実施しております。評価結果は経営管理部門責任者によりレビューされ承認されております。

 

レベル3に分類されたデリバティブ負債のうち、在外子会社株式のプット・オプションの公正価値の測定に関する重要な観察不能なインプットは割引率であり、割引率の下落(上昇)により、公正価値は増加(減少)します。また、レベル3に分類されたその他の金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に見込まれる公正価値の増減は重要ではありません。

 

レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前第1四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年6月30日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年6月30日)

 

金融資産

金融負債

金融資産

金融負債

期首残高

4,317

626

4,745

1,397

利得及び損失合計

△110

17

243

純損益

△29

17

その他の包括利益

△81

243

購入

347

323

発行

1,122

215

売却

△8

その他

△8

0

△13

期末残高

5,659

859

5,313

1,384

報告期間末に保有している資産及び負債について純損益に計上された当期の未実現損益の変動

△28

17

 

純損益に含まれている利得及び損失は、決算日時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産及び金融負債に関するものであります。これらの純損益は要約四半期連結損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損失は要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。

 

2【その他】

該当事項はありません。