第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 

(継続企業の前提に関する重要事象等)
 当社が取引金融機関との間で締結しているシンジケートローン契約、コミットメントライン契約及びその他借入金契約には、財務制限条項が付されているものがあります。前連結会計年度末において、その条項に抵触しており、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

当社は第1四半期連結会計期間より「KATO Reborn Project」を起点とした各施策を実施し、業績及び財務状況の改善に取り組んでまいりました。その間、各金融機関とは建設的な協議を実施しており、第2四半期連結会計期間において、期限の利益喪失の権利を行使しない旨の承諾を得ました。したがって、当社グループにおいては継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

  a.経営成績の状況

      当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、景気持ち直しの動きがあったものの、地政学的問題は継続

   ておりエネルギーや原材料価格は高騰しサプライチェーンの混乱が継続、歴史的な円安水準から日本銀行の政策一

    部変更により円高へ反転するなど、依然として不透明な状況が続いております。

      海外につきましては、欧米においては、経済活動が活発化する一方でインフレが進行、欧米の中央銀行による政

    策金利引き上げが続いており景気後退が懸念され、中国においては、建設需要の落ち込みは継続しているなか、

  ゼロコロナ政策を大幅に見直す等、一時的なコロナ感染急拡大が懸念される状況です。

      このような状況下、当社グループは、2022年度を新たな中期経営計画の初年度として、中期経営計画の基本方針

  として掲げた「収益性改善・強化」「財務体質の改善」「将来の基盤構築」に取り組んでおります。

当第3四半期連結累計期間の売上高は、サプライチェーン混乱による生産への影響もあり、393億6千2百万円(前年同期比89.9%)となりました。損益につきましては、昨年度から取り組んでいる収益性改善施策が奏功し、営業利益7億3千6百万円(前年同期は営業損失58億5百万円)、経常利益は為替影響もあり12億4千4百万円(前年同期は経常損失57億3千6百万円)、固定資産売却益など特別利益もあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は21億4千4百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失46億9千8百万円)となりました。

 

 

 

  セグメント別の状況は次のとおりであります。

①  日本

国内向け建設用クレーンは、売上高は215億4百万円(前年同期比105.8%)となりました。海外向け建設用クレーンはサプライチェーン混乱の影響を受け、売上高は25億2千7百万円(前年同期比65.8%)の減少となりました。

国内向け油圧ショベル等の売上高は、サプライチェーン混乱の影響を受け、59億7千9百万円(前年同期比67.6%)となりました。海外向け油圧ショベル等の売上高は、北米向けが堅調に推移し42億9千5百万円(前年同期比103.2%)となりました。

よって日本の売上高は350億4千4百万円(前年同期比92.6%)となり、セグメント利益は10億8千1百万円(前年同期はセグメント損失12億2千7百万円)となりました。

 

②  中国

中国向け油圧ショベル等は、中国市場における建設需要の落ち込み継続により、厳しい販売環境にあり、中国の売上高は18億8千4百万円(前年同期比44.0%)となり、セグメント損失は5億8千9百万円(前年同期はセグメント損失47億5千6百万円)となりました。

 

③  その他

その他地域におきましては、欧州などの需要は旺盛なものの、サプライチェーン混乱の影響を受け、売上高は38億3千4百万円(前年同期比100.6%)と横ばいとなり、セグメント損失は2千万円(前年同期はセグメント損失7千9百万円)となりました。

 

主要品目別売上高の状況は次のとおりであります。

①  建設用クレーン

建設用クレーンは利益率・利益額を重視した販売活動により、国内売上高は、215億4百万円(前年同期比105.8%)となりました。海外売上高は25億9千2百万円(前年同期比58.2%)となりました。よって、建設用クレーンの売上高は240億9千7百万円(前年同期比97.3%)となりました。

 

②  油圧ショベル等

油圧ショベル等は利益率・利益額を重視した販売活動により、国内売上高は59億7千9百万円(前年同期比67.6%)となりました。海外売上高は85億4千7百万円(前年同期比90.3%)となりました。よって、油圧ショベル等の売上高は145億2千7百万円(前年同期比79.4%)となりました。

 

③  その他

その他につきましては、7億3千7百万円(前年同期比106.9%)となりました。

 

 b.財政状態の状況

 (資産の状況)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末の1,026億4千5百万円に比べ23億6千9百万円減少し、1,002億7千6百万円となりました。これは主として、棚卸資産の増加33億3千8百万円現金及び預金の増加11億1千2百万円受取手形及び売掛金の減少64億8千2百万円有形固定資産の減少14億2千5百万円によるものであります。

 

(負債の状況)

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末の584億円に比べ46億9千5百万円減少し、537億4百万円となりました。これは主として、1年内返済予定の長期借入金の増加10億4千4百万円電子記録債務の増加8億7千万円長期借入金の減少44億6千2百万円社債の減少4億5千2百万円によるものであります。

 

 

(純資産の状況)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末の442億4千5百万円に比べ23億2千6百万円増加し、465億7千1百万円となりました。これは主として利益剰余金の増加20億3千6百万円為替換算調整勘定の増加6千6百万円によるものであります。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、12億2千5百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

   当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。